__世界は、最初はとても狭くて短いものだと思っていた。__
__でも本当は広くて長くて、みんなが明るく暮らしていて。__
__幸せだった。__
__でも、それはウソだった__
_本当の世界は、広くもなく長くもなく。ただただ狭く狭く。
どす黒くて血と泥の混じった生臭い塊が飛び散っている世界で_
_世界というものは、残酷なものだったと言う事に気づかされた_
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...........////666666{Starting...}///
<<Reboot>>
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・・・・鳥の囀りがする。
朝は好きだけど・・・嫌いだ。
眠気が残っている顔に、水を優しく手に持ち、勢いよく顔を洗い、歯を磨く。
これが済んだら毎日同じことをするだけ。
「母さん。おはよう」
いつもの言葉。容易く出る言葉。それでも、言うだけでも十分意味はある。
『あらアヤギ。おはよう』
いつもの会話。いつもの生活。平和で楽しい。
世界というものはとても狭い。
僕はこの街の外に出たことが一度もない。
母さんが許してくれないからだ。たまに母さんが出掛けにいくけれどその時は毎回留守番に回される。
そんな日が続いていたある日、綺麗な軍装をした男が家に来て母さんに用があるということなので母さんに伝えた。
そうすると母さんは冷静な表情をしながら客室へ行き、誰も入れないように鍵を閉めた。
軍装からしてヴェニデ所属の人というのは分かった。でも・・・
「なんでわざわざこっちに・・・?」
ここはEGFとヴェニデとの占拠地域の境界にある街。どちらのものでもないこの街に。
しかもボク達に。わざわざここに来て話すことでもあるのだろうか。
結局理由は分からず仕舞。僕はそのまま寝室に行きその日はそのまま寝た。
それから一週間も経たずに母さんと共にまた他の場所へ映ることになった。という話を聞いた。
正直驚いた。基本、住み場所を変えてから四ヶ月は経ってから移住することが多かった。
でも今回は・・・まだ二ヶ月半だというのに。
「母さん・・どうして!?最近やっと、同い年の友達が見つかったのに!」
『ごめんなさい。でもおうちを変えなきゃいけないのよ・・・』
少し悲しい顔を見せて、すぐに明るい顔になりながら母さんは言った。
『でも安心して!おうちを変えるだけで、この街からは出ないの!』
「本当!?」
正直、もうおうちは変えたくなかった。今まで出来なかった”友達”がこの街で出来たから。
「でも、今度のおうちはどこなの?」
そう聞いたら母さんがまた悲しい顔をした。
『・・街の中心近くに、小さい湖に囲まれた塔があるでしょう?ちょっと高かったけど、あそこに住むことになったのよ!』
湖に囲まれている塔。それは街のシンボルとしてみんなに愛されている場所。
中には人が住める場所があるけど、相当な金額が必要らしく、住んだことのある人は居ないと近所のおばさんが言っていた。
それでもこの街にいられるだけでも幸せだった。
今度友達に自慢しよう。あの島に住むって。
今も、これからも。この街でずっと、平和で幸せな人生を送れると考えると楽しみで仕方がない!
「母さん!ありがとう!」
理由も言っていないのに母さんに感謝する。もう馬鹿だなぁ僕は。
『どういたしまして。また楽しく暮らしましょう!』
「うん!これからも母さんと、友達と一緒に。この街で!」
__でも僕はまだ気づいていなかった。__
__これから先、想像を超える絶望に襲われることに__
<<今回のまとめ>>
はい。大変遅れてしまいました・・・。
リアルが忙しいというのもあってあまり書けなかったのが原因です。
もしも楽しみにしてくれているお方がいらっしゃいましたらすみませんでした!
さて、物語設定でもお話した通り今回のお話に出てきたキャラクターについて説明します。
星空アヤギ
(ローランド・リヒト):これは前回の物語設定で具体的に紹介しましたので省略します。話が進むにつれて彼の情報を更新していこうと思います。
星空アヤギの母親
(ローランド・アリサ。別名「星空真由美」):星空アヤギの実の母親で、自分一人で仕事をこなしアヤギと共に安定した生活を送っています。なぜ何度も移住するか。それはローランドという血筋が原因で生まれた因縁があるためです。
その因縁が何かは、今後の話の為にとっておきましょう。
ヴェニデ所属兵士:彼らの家に訪れた理由は、母親に”ある事”を話す為に訪れました。階級は中将です。
ちなみに関係あるかないかはお任せします・・・。
その”ある事”とは何か・・・それは近いうちに明かされますので、お待ちください。
__今回の話__
今回は日常回です。
AC要素がほとんどありませんね・・・すみません。
ですが、次回あたりからAC要素を増やしていくのでもう少しお待ちください・・・。
変な形になってしまいましたが最後までありがとうございました!。
これからもよろしくお願いします。