捻くれ少年のラブコメディ   作:リヨ

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今回からあの子が本格参戦!ふたりが付き合ったからってendとは限らない。


2章
27話


私の名前は小野寺春!今年から高校一年生!昔から仲良しの比企谷小町ちゃんと今日から同じ高校です!

「いやーついに私達も高校生だね!春ちゃん!」

「うんっ!頑張ろうね!」

「そういえば春ちゃん聞いた?」

「?なにを?」

「お兄ちゃん、小咲お姉ちゃんと恋人同士になったこと」

「……えぇーー!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふわぁ…」

「八幡くん寝不足?」

「昨日ちょっと遅くまで起きててな」

「ちゃんと早く寝ないと体に悪いよ?」

「次から気をつけるよ」

「春達も今日から高校生だね」

「時が過ぎるの早いよな。俺達も受験だし」

「八幡くんは大学決めた?」

「将来公務員になれればそれでいいしその辺の大学通うつもりだ」

「そっか…八幡くん頭いいからレベルも高いよね…私も頑張るよ!」

「同じ所目指すのか?」

「うん。八幡くんと一緒にいたいし…」

「そ、そうか…まぁ俺も分からないところあったら教えるから頑張ろうぜ」

「!うん!」

「八幡〜仲いいな〜」

「なんだよ集」

「なんか恋人同士になってからいちゃいちゃ度がさらに増したよな〜」

「前からイチャイチャしてたみたいな言い方するな。今もしてないし」

「お兄ちゃん〜!!!!お姉ちゃん〜!!!」

「ん?…春?小町も」

「ど、どうしたの?」

「お、おおお兄ちゃんとお姉ちゃんが付き合い始めたってほんと!?」

「…あ」

「知らなかったのか?」

「あー、ごめん伝えるの忘れてた」

「ほ、ほんとなの!?」

「あぁ」

「そ、そんな…」

「春ちゃん…」

「大丈夫か?」

「…春ちゃん、カモン」

「小町ちゃん…」

ボソボソ

何話してるんだ?

「そ、そうだよね!うん!私も頑張るよ!お姉ちゃん!」

「な、なに?」

「私諦めないからね!お姉ちゃんのことも大好きだけど、お兄ちゃんのことも同じくらい大好きだもん!」

「わー、春ちゃんまさかここで大胆発言するとは」

「八幡、お前意外とモテるよな」

「いや、俺こいつの兄的な感じだから。まぁ妹に好きと言われて嫌な兄はいない。さぁ小町も!」

「はいはいだいすきだよー」

「………〜!!い、今のなし!今のなし!」

「嫌いなのか…?」

「な、なんでそんな涙目なの!?…う〜!き、嫌いじゃないよ!と、とにかく!私諦めないからね〜!!!」

「は、春ちゃん待って!お兄ちゃんまた後でね!」

なんだあいつら…

「結局何しに来たんだ?」

「…春」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃぁぁぁ!!!」

ん?この声…

「今の春の声じゃねぇか?」

「いってみよう!」

 

「どうしたの!?…一条くん?」

「なにしてんだ?」

俺達が駆けつけると他にも集や宮本などもいた。

「お、お兄ちゃんお姉ちゃん!こ、この人私のパンツ見たんだよ!」

「…一条くん…」

「…楽、1回表出ろ」

「ま、待ってくれ!別にわざと見たわけじゃ…」

「問答無用!滅殺!」

「ぐはっ!」

わー、桐崎容赦ないな…

南無阿弥陀仏。

 

 

 

続く


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