鋼鉄の咆哮~わかさ級戦艦空母わかさの物語~   作:ならや

1 / 24
どうも、ならやです
ゲームで言うとフィンブルウィンデル戦後から始まります
初投稿なのでどうぞよろしくお願いいたします


第0海里 始まりの悲劇

「艦長、空母ケストレルより連絡、空母いぶきと共に訓練を開始するとの事です」

「了解と返信してくれ」

艦長と呼ばれた男――シュルツはそう答える

100隻を超える艦隊に単艦で突っ込んだその男は、見た目は若いが、雰囲気はどこかそれを感じさせるものがあった

「了解しました!」

元気いっぱいに答えた女性――ナギは、クーデター発生から通信士を勤めている

「平和ですね」

「そうだな、だがそれが一番だ」

「そう言えば、ブラウン大尉はどうなったんですか?」

「話してなかったか?ドイツに一時帰国後、究極超兵器封印の為にウィルキアで研究をしているよ」

「そうなんですか」

「そう言えばナギは艦長志望だったな?」

「そうですが......いきなりどうしました?」

「いや、もう艦長でも良いと思ってな」

「え?」

「ナギ少佐、あなたを駆逐艦ブランタール艦長に任命したいと思うが、受けてくれるか?」

「え?え?私が?艦長に?」

「そうだ、受けてもらえるか?」

「は、はい!喜んで!」

「それは良かった、この任務終了後、駆逐艦ブランタールを受け取る、それまではよろしく頼む」

通信席で嬉しそうにしているナギを見ると、自分を思い出す、自分も艦長になった時飛び上がって喜んだものだと思っていた、そして艦長になれるのはいつの時代でも嬉しいということを実感した、それと同時にナギ少佐の艦長としての初めての任務は何になるだろうと考えていた

だがその考えを吹き飛ばす出来事が起きた

「艦長!ケストレルより緊急連絡!甲板にて大爆発!」

「見張り員より報告!ケストレル艦上兵器が一部、本艦に向けて飛翔中!」「なんだと!」

シュルツはとっさに指示を飛ばす

「総員!衝撃に備え!」

次の瞬間、爆発音と共に船が大きく揺れた

数多くの戦艦を海の底に沈めてきた対艦ミサイルが5発、命中したのだ

もともとわかさは防御力には優れている、が、対艦ミサイル5発を同じ所に食らえば無傷ではない

「艦内にて大浸水!傾斜なおも増加中!」

「くっ!何とかならんか!?」

「駄目です!ダメコン効果なし!このままでは」

「総員退艦!!」

「りっ了解!」

苦渋の決断だった、だが、これで良いと思っていた

その時

「私も......終わりか......」

「誰だ?」「初めてだな、艦長 私はわかさ、この艦の意志だ」

「......そうか、私たちに力を貸してくれて、ありがとう 短い間だったが、楽しかったよ」

「私もだ、艦長、ありがとう」

それが最後の言葉だった

その後、全員退艦完了後味方駆逐艦の魚雷にて自沈された

沈みゆく船を、乗組員たちは敬礼で見送った




どうでしたでしょうか?
感想、お待ちしております

それではまた!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。