完全に放置してしまって申し訳ございません
これからは少しずつ投稿して行きたいと思います!
それではどうぞ!
「わかさ、緊張してないか?」
「そういう提督こそ、してません?」
2人とも甲板に出てヘリの帰還を待つ
ワールウィンドにわかさに来てもらうよう通信で伝え、その後すぐに迎えのヘリを向かわせたのだ
山口はもちろん、わかさもワールウィンドは1度も会った事の無い船なのでその艦影は圧倒されるものがあった
アメリカ海軍にサルベージされたウィルベルウィントを修復して作られた艦は各所にオリジナルな変更点がある
主砲を41センチ3連装砲に変更し対空兵装も近代化、主兵装である雷装もより大きく、高威力なものに変えられている
また、最大の特徴である高速を生み出す機関部についても超兵器機関の補助として原子炉が複数追加された
ウィルベルウィントの純粋な強化型、そうわかさは前世で聞いていた
目の前にヘリが降りてくる
ヘリから降りてきたのはモデルの様な金髪美女だった
「Hi!ウィルキアのワカサね!?」
「あ、ああ。ワールウィンドか?」
「そう!アメリカ海軍太平洋艦隊所属の超兵器、ワールウィンドよ!よろしくね!あなたは?」
「に、日本海軍の提督の山口だ。よろしく頼む」
「よろしくね!」
来賓室に移った3人はこの世界の事、わかさの事、いずもの事等、今必要であろう事を一通り説明した
「OK!とりあえずの事は理解したわ!」
「それで、だ。どうする?深海棲艦とは間違い無く敵対するだろうしこの世界のアメリカがどうなってるかも分からない。1番の良策は日本海軍に所属する事だと思うが?」
「そうね.....アドミラルヤマグチはどう思う?」
「俺としてはどちらでも構わない。日本海軍に入るなら歓迎する」
「じゃあ、入らせてもらうわ。これからよろしくね!」
「ああ、よろしく。わかさ、俺は大和達に説明があるからこれで」
「了解、提督」
山口が来賓室から出て10秒程して、わかさはワールウィンドの向かい合わせに戻った
「ワールウィンド」
「ん!何かしら?」
「...この部屋は完全防音だ。外に声が漏れることは無い」
「あら、準備がイイのね!で、何を聞きたいのかしら?」
「正直に言ってくれ。どう思ってる」
「........ハワイの航空機型超兵器の事?」
2人が言っているのはワールウィンドが沈んだ、ハワイを奇襲した航空機型超兵器、フォーゲル・シュメーラである
フォーゲル・シュメーラの変則軌道にワールウィンドは手も足も出ず撃沈された
そんな彼女の思いは否が応でも気になった
「アイツがこの世界に来る事は十分考えられる。こちら側に着く事だって可能性としてはある。そんな時に「何か勘違いしてないかしら?」........どういう事だ?」
「私は別に気にしてないわよ。あの時は敵だった、だから沈めた。それだけでしょ?敵対するなら落とす、味方になるなら受け入れる。それだけよ」
「そうか、すまんかったな」
「聞きたい事は聞き終わったかしら?」
満足出来る回答を得たわかさはコクリと頷く
すると笑顔に戻ったワールウィンドがわかさの上に乗ってきた
「どういうつもりだ」
「あら?完全防音って言ったのはあなたよ?」
「................別にいやしい意味で言ったんじゃないんだが?」
「ふふ、いいじゃない?色々溜まるでしょ?特に艦上では、ね」
「アホな事言ってないで、提督の所に行くぞ」
無理矢理ワールウィンドを降ろして2人とも部屋を出る
その後、会議室は盛り上がったそうな
いかがでしたか?
少し短いかもしれません
感想待ってます
それではこの辺で