鋼鉄の咆哮~わかさ級戦艦空母わかさの物語~   作:ならや

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どうも、ならやです
今回はわかさが目覚める所です
それではどうぞ


始まりの時
第1海里 目覚めの時


「う......ここは?」

艦橋の艦長席で目を覚ました男が見たのは、ちょこちょこ動く二頭身の生物と、艦橋からの景色だった

「あ、艦長。起きましたか」

「えっと、君は?」

「自己紹介してなかったですね、私はわかさの副長妖精です。よろしくお願いしますね、艦長」

「よろしく......妖精??」

「あーーまずは状況を説明しますね」

副長妖精によると、終戦直後にミッドウェイ島付近に謎の艦隊が出現、アメリカ第五艦隊が攻撃したが、見た事もない艦載機を使い、攻撃が一切効かなかったためアメリカ第五艦隊が壊滅、その後世界中の海に出現したこの艦隊は、世界各国を攻撃、この艦隊は国連において深海棲艦と命名されたが、既に各国の軍は壊滅していた

無論日本も例外ではなく、シーラインを失い、軍らしい軍もなく、大戦において工場等が破壊されている日本であるため、万事休すだと思われた

そんな時、呉の造船所で、特Ⅲ型駆逐艦が突如現れ、深海棲艦への攻撃を開始した

呉だけではなく、生き残った造船所から次々と『女子』が乗った軍艦が現れて、深海棲艦に攻撃し、日本は一時的とは言えど、助かったのだ

日本政府はこの女子達は自分達の事を艦娘と言い、日本に協力すると言った

こうして現在に至るのだ

「わかっていただけましたか?」

「ああ、私の場合は男だから艦息になるかな?」

「そうでしょうね」

――装備は変わってないな――

そんな事を感じたは良いが、感じるだけで分かる事に違和感を覚えていた

「とりあえず、偵察機出すか」

「そうですね、フルバックですよね」

「そうだ、2機発進準備!」

「「了解!!」」

てきぱき動く妖精、二分後には艦橋両サイドの飛行甲板にフルバックが発進体制を整えていた

「艦長、発進準備完了です」

「発進してくれ」

「了解しました」

副長が無線で発進を命じた十秒後、フルバック2機がカタパルトで射出、発進した

「フルバックとのデータリンク開始」

「了解、データリンク開始」

「さて、これで付近に敵がいてもわか「艦隊捕捉!」何だと?」

「深海棲艦と艦娘の戦闘かと思われます」

「数は?」

「深海棲艦が戦艦3、巡洋艦3、駆逐艦3ですが後方に空母3です。艦娘は戦艦1、巡洋艦2、駆逐艦2、空母1です」

「艦長、深海棲艦を攻撃しましょう。艦娘側は不利のようですから」

わかさは少し考えた後、命じた

「戦闘体制、全速前進、主砲射程内まで何分だ」

「およそ一分です!」

「よろしい、砲撃用意」

艦長の命令に答えるため、砲雷長がCICで叫んだ

「了解!砲撃よーい!!」

「艦長、CICに行きますか?」

「ああ、行こうじゃないか」

そういって二人は談笑しながらCICに降りていった

戦闘前にも関わらず、談笑出来るのはわかさが前の世界で100隻を超える艦隊に単独突撃し、生還した記憶があるからだ

――たかが12隻だ、負ける事はない――

クルー全員がそう考えていた




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