鋼鉄の咆哮~わかさ級戦艦空母わかさの物語~   作:ならや

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どうもならやです
突然ですがここでお知らせする事があります
元ネイビーシールズ隊員でフューチャーウェポンの番組ホストだったリチャード・マコウィッツが1月2日、死去いたしました
自分はこの番組を見てミリタリーの事が好きになったので悲しいです
ご冥福をお祈りします
それではどうぞ


第7海里 大艦隊

「レーダーに反応アリ!航空機、600機!距離460!なおも増加中!」

「こちらソナー!感アリ!数9!」

「水上レーダーにも反応アリ!数30!距離430!接近中!」

「敵さん、大分居ますね。どうします艦長?」

「来てくれたんならお出迎えするぞ。ASROCロック、発射準備完了したら撃て」

わかさのCICは大忙しだった

長門艦上での作戦会議が終わった直後、敵が押し寄せてきた

艦隊には既に敵が近づいていることを知らせている

「潜水艦ソナー音消失、ASROC命中した模様」

「よろしい、主砲対空砲弾装填。航空機対空装備で発艦始め」

「了解、艦長」

艦橋の左右にある飛行甲板を蹴ってF22ラプターが大空へと飛んでいく

灰色の塗装ではなく、青色の迷彩が施されている

F2等の航空自衛隊迷彩である

「艦長、水上艦隊はどうします?」

「航空戦が終わってから砲撃でやる」

「了解」

新たな指示を砲雷長に出すわかさ

「砲雷長、スタンダートミサイルの射程に入ったら撃ち方始めろ、主砲も同じだ」

「了解です艦長」

「艦長、航空長から艦内通信が」

「航空長?わかった」

副長から渡された受話器を耳にあてるわかさ

「わかさだ、どうした?」

「こちら航空長、ヘリの収束装置が不調です」

「収束装置が?」

「はい、今見てますが詳しく調べんことには何とも」

「何基使えない?」

「一基のみです、後は使えます」

艦上にヘリが着艦する時は収束装置で固定する

ヘリの下についている棒を収束装置でキャッチして艦が揺れても落ちないようにするのだ

「わかった、主砲の対空砲撃が始まる、艦内に退避しろ」

「了解」

受話器を置いたわかさ

ちょうど火器管制妖精が叫んで報告する

「主砲射程内まで10分!」

「スタンダート射程内まで5分!」

「了解、指示に変更なし」

CICの大型モニターには敵を表す赤い点、味方を表す青の点、そしてわかさ自身を表す白い矢印が表示されている

「スタンダート、発射します!」

「撃て!」

「発射!」

モニターに白い棒が映った

ミサイルを表す物である

白い棒は敵の点に一直線に向かっていく

赤い点と重なり双方が消える

ミサイルが敵を撃墜したことを表していた

「初弾命中!撃ち方続けます」

「主砲、撃ち方始め!」

CIC要員によって淡々とこなされる戦闘

敵の発見から攻撃、殲滅までをこなすCICに居る時の戦闘は演習にも思える

だが演習ではない

これは命の取り合い、一つの小さなミスでも命取りなのだ

歴史上でも一つのミスが命取りになった例はある

例にはミッドウェー海戦がある

水上機発進用カタパルトが故障、偵察機の発進が遅れ敗北に繋がった

戦場で慢心はあってはいけないのだ

奴らは来るのか―

そんな事を考えていたわかさに声をかけられる

「艦長?艦長!」

「あ、ああ、悪い考え事していた。どうした?」

「航空機は殲滅しました。航空隊の収容中です」

「わかった、敵水上艦隊は?」

わかさの問いかけにレーダーとにらめっこしていた妖精は答えた

「転進してますね」

「転進?」

「はい、180度向きを変えてます。逃げるつもりだと思います」

「艦長、追いかけましょう」

副長はそう進言したがわかさは首を振った

「いや、深追いはしない」

「なぜです艦長」

「今回の敵襲、かなりの規模だった。確実にこちらを仕留めるつもりだったんだろう。にも拘らず水上艦隊はあっさりと引いた。何かおかしい」

「つまり?」

「追撃に本艦が離れれば別動隊が艦隊を叩いて、艦隊ごと追撃しに来れば後方の大艦隊と共に艦隊ごと叩く算段だったんだろう」

疲れた様子の艦長を見て副長が気を効かせて

「艦長、休みます?」

そう訪ねた

「ああ、そうする。まともに休めてないからな」

そう返した艦長―わかさは艦長室に入っていった




いかがでしたか?
少し短かったですがお許しください
それではこの辺で
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