初投稿!稚拙な文章で申し訳ないです。
目が覚めた。本来であれば「おはよう」というべきであるが、
時刻は午後15時を回っていた。いつの間に眠ってしまったのだろう。
カーテンの隙間から差し込む日差しが、明を起こさんとばかりに強く照りつけていた。あまりの眩しさに明は目を閉じたまま状態を起こした。明の隣には黒いショートヘアの女性がすやすやと眠っている。
「誰だっけな…」
明は頭を掻きながらボソッと呟いた。
ふと自分の体を見ると衣服を身にまとっていない。
「まさか…」
明は隣に寝ている女性を起こさないよう、そーっと布団をはぐった。
やっぱり、全裸だ。一体どうなってるんだ!?
明は昨晩の記憶を順々に辿っていった。
昨晩、明はバイト先の先輩である細川翼に飲み会に誘われた。
翼は明の二つ上の24歳であるが、明よりも子どもっぽかった。
性格は明るく、誰とでもすぐに仲良くなった。ひとつ欠点があると言えば彼は女性にだらしなかった。明もそのことがあり、翼から誘われる飲み会は敬遠し参加は何かにつけて断っていたが、翼の必死な説得と今のままでの付き合いもあるため、半ば強制的に参加となった。
午後7時。和を感じさせる居酒屋の一角で飲み会は行われた。
参加人数は全員で8名であり、明と翼を含めた男性4人が横並びで座り、テーブルを挟んで向かい側に明の知らない女性4人が座った。
翼の挨拶を皮切りに女性の方から自己紹介が始まった。
「ちょっと翼さん…!」
明は隣に座る翼に小声で話しかけた。
明の声かけをよそに、翼は女性の自己紹介の一言一句に耳を傾け
うんうんとうなづいている。
「翼さんっ!」
少し声を荒げ、翼の肩口をポンポン叩きながら言った。
「どうしたんや明…」
翼は邪魔するなと言わんばかりの迷惑そうな顔をして答えた。
「これはどういうことですか…」
「ただの飲み会や!まぁ明の知らん女の子ばっかりで不安やと思うけどな!心配するなよ!」
「はぁ…」
明はガクッとうなだれた。自己紹介は明の向かいに座っている
黒いショートヘアの女性の順番になっていた。女性はすっと立ち上がる。
「えっと…本城みきです。こういう飲み会は初めてで緊張しています…よろしくお願いします。」
本城みきと名乗った女性は深々とお辞儀をした。身長は明よりも頭一つ低く、細身であり顔もシュッとした小顔であった。
「みきちゃんやな!よろしくー!」
翼がニンマリとした顔で手を挙げた。まったくこの人は…と呆れた顔でみきを見上げる。みきが明の顔を見てフフッと笑った…
「あ、そうか…」
昨晩の飲み会でみきと出会ったことを思い出した。明は再び頭を掻いた。あの笑顔の後、翼に勧められるがままに酒を飲み続け、会の終わる午前0時頃にはみきに介抱される程に酔いつぶれてしまった。
ここまではうっすらと記憶に残っており思い出すことができたが、
それ以降の記憶がぷっつりと途切れていた。
「明くん…」
頭を抱える明の横から甘い声が聞こえてきた。ふと目をやると恥ずかしいのか頬を赤らめたみきがじっと明を見つめていた。そっとみきの頬を撫でた。途端に明の表情が曇った。
「どうしたの?」
「帰ろうか…」
「どうしたの急に…?」
みきが不思議しながら床に落ちた衣類に手を取る。明もワイシャツを手に取ると袖を通し、ボタンをゆっくりと止める。みきの問いかけには終始無言であった。
2人はホテルを出た。外はいくつものホテルが並ぶホテル街であった。
夜の怪しいネオンは影を潜め、まるで寂れたアーケードのようだった。
「いこ!」
みきに手を引かれ、夜の景色とは違ったホテル街を後にした。
明の顔をは冴えないままだった…
この時、いや、みきの頬に触れた瞬間から明は知ってしまった。
彼女の生い立ち、交友関係、いままでの彼女のありとあらゆることを。そして昨晩のことを…