転生者がチートで何が悪い?   作:ティラミス

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初めましての方は初めまして!そうではない方はお久しぶりです!好きな小説を読みながら書いていくのでのんびりとお楽しみいただければ幸いです。


プロローグ 転生した不思議な男
第0話 転生と異世界と黒猫娘です!


夏。セミの鳴き声が日中止むことなく木霊し、じりじりと照りつける太陽が時の暑さを物語る季節。多くの学生は夏休みという長期休暇を満喫しているだろう。

 

そんな中俺・・・安童 遊魔はというと────────

 

 

「おいこら聞いてんのか小僧!!」

 

なんか変な空間で神様と名乗る爺さんに説教じみたことをされてきた。というのも────

 

俺は無慈悲な交通事故により命を落とした。そしてそのまま天国に逝くのかと思いきやこのような状況になってしまった。

一体どうしてこうなったんだろうか。こうなった原因は知らない。

 

「んで・・・なんで俺はこんな目に遭ってるんだ?アンタの仕業か?」

 

「うむ。儂がお主をここに連れてきたのじゃよ」

 

「そりゃなんで?」

 

俺がそう聞くと爺さんは頬杖をしながら俺の方を見ている

 

「お主、独り暮らしであの世界でつまらなくはなかったか?」

 

「あ?そりゃぁ、つまんなかったけど・・・おいおい・・・まさか別の世界に転生とかそういう事じゃあねぇだろうな?」

 

「その通りじゃ。理由は特にはないが、まぁたまにはこういうことをするのもいいと思っての。そしてお主を転生させる世界も決めてあるのじゃ」

 

おい待てよ。他にも色々とツッコミてぇところあるんだけれど?!

 

「お、おいちょっと待てよ。そんな事やって原作と違うことを行ったら物語として成り立たなくなってしまうんじゃないのか?」

 

すると爺さんは変にニヤニヤしながら語ってくる。なんか腹立つなあぁいう顔・・・

 

「心配いらん。原作になってるものと同じではあるが、影響が出ない世界じゃ。つまりは「二次創作・・・」・・・その通りじゃ。じゃから心配せんでいいよ」

 

あ、ならよかった・・・流石に原作に影響出るなら拒否していたからな

そしたら後は設定とかそういうメタなところなんだが・・・

 

「まぁそれはわかった。んで、その世界での俺はどんな能力とか身につけてたりとかあるのか?」

 

「うむ。それに関しては勝手に決めるのは如何せんダメじゃと思ってな。お主に決めてもらう事にした。2つじゃ。好きなのを選ぶが良い。じっくり考えるのじゃぞ?なんせこの後の人生をその能力と共に生きるのじゃからな」

 

なんともありがたいお言葉だ。流石は神様と言ったところだな

しかし二つも能力が・・・まぁ転生される世界では妖術とか魔術とかなんでも来いという様な世界だから何があっても文句はないだろうしな・・・やっぱり一つはあの世界ならではの武器だよなぁ・・・もう一つは魔法とかそんな感じで良いとは思うけれど・・・

 

 

「そうそう。言い忘れておったわい。お主があの世界に行ったらわしもあの世界に行くからの。北欧神オーディンという名前でな」

 

「本物の神様じゃねぇか!!?」

 

「神じゃからのぅ・・・それで、決まったのかの?」

 

「あぁ。一応はな。俺は────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────ってのにして欲しいんだが、出来るか?」

 

「ふむ。問題ないぞ。ではおまけで色んなのをくっつけてやろう。そんな選択をするのはお主が初めてじゃからの。サービスじゃ」

 

「ありがとう。神様・・・いや、北欧神オーディン様」

 

「例には及ばんよ。若者よ。楽しい世界じゃ。存分に楽しむのじゃぞ」

 

 

オーディン様はそう言うと何やら呪文を唱え始める。恐らくは俺を転生させる呪文であろう。そして呪文が唱え終わると俺の身体が光を帯び始める

 

「お主の健闘を祈るぞ。若者よ」

 

 

オーディン様のその言葉を聞いた途端俺の視界が真っ白になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の視界がだんだん色を帯びていき、気がつけば俺は森の中の神社らしき場所のど真ん中に倒れていた。ここがあの世界なのか・・・??

多少の疑問を抱きながらも身体を起こして周りを見渡してみる。辺りには目立ったものはなく、森、そして俺の後ろにある社のみだ。誰かがいる気配も感じ取れないというところから、ここはもう崇拝している人がいない神社なんだと思う。ひとまずひらけた場所に移動しよう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとまずは拓けた場所にたどり着いた。ここからは結構な高さがあるのか、視線を下の方に向ければ大きい屋敷があった。なんかあれ見たことある気がするが・・・思い出せない・・・そしてもう一つ気になることが発覚してしまった。それは────

 

「あのさ、そんな所に隠れてないで出てきてくれませんか?」

 

先程から後ろらへんから気配がある事。なぜわかったかというと、オーディン様に頼んだ二つの内の一つ【気配察知能力】のおかげだ。気配さえわかれば奇襲されることはないからな。しかもこの能力は俺が成長する度に察知できる範囲が広がるらしい。今は半径三十メートルが最大らしい。それでもすげぇけどな・・・

 

「あれれ、気がつかれちゃったにゃん・・・私の仙術を見破るなんて・・・只者じゃないにゃん?」

 

そう声が聞こえたのは木の上。そこには黒い着物を着ていて、猫の耳と尻尾を生やしている人間ではない女性。そしてその着物を少し着崩してるから目のやり場に困る・・・

 

「他のところから視線がありゃ気がつくわ・・・仙術ってのは聞いたことがないけどな」

 

「そりゃそうにゃん。仙術なんて使える種族はそうそうないにゃん。で、アンタ何者ニャン?」

 

黒い着物を着た女性は木の上から降りてこっちに向かって歩いてくる。近くになればなるほど肌で感じるのだが、この女性・・・実力やばそうだな・・・めっちゃ強そうなんだけれど

 

「俺?俺はただの放浪者だよ。猫娘さん?」

 

「嘘にゃ。ただの放浪者が私の仙術を見破れるはずないにゃ。悪魔にゃ?それとも・・・堕天使?」

 

「悪いな。どちらも違うんだ。んで、アンタこそ何者だ?妖怪か?」

 

「質問を質問で返すのはダメにゃ。そっちが答えるまで答える気はないにゃん」

 

やっぱりダメかぁ・・・だがここで素性を言っても俺に得があるとは到底思えないから適当な事言って誤魔化そう・・・

 

「仕方ねぇなぁ・・・俺は安童って名前の人間を辞めた者さ。今度はそっちの番だぜ?」

 

すると猫娘は不満げなのかわからないが頬をぷくーっと膨らませてきた。なんだよ可愛いじゃん

 

「むぅ・・・ずるいにゃん・・・まぁいいにゃん。私の名前は黒歌にゃ。妖怪にゃ」

 

「黒歌さんね。んじゃ今度はこっちから質問。なんで俺に接触してきた?わざわざ仙術とやらを使ってまで」

 

「理由はないにゃ。ただの気まぐれ。それだけにゃん」

 

気まぐれで仙術ってのを使うなんて用心深い奴だな・・・まぁ正体不明な俺がいるんだからそうなるのも分かるっちゃ分かるが。

 

「アンタ、ここで何やってたにゃん?こんな場所にいるなんて普通ないにゃ」

 

「単なる気まぐれだよ。気がついたらここまで来てしまったのさ。そしてこの周りの地形も何も分からんのさ」

 

「単なるバカにゃん」

 

「うっせぇ!!妖怪にバカって言われたくねぇわ!!」

 

俺がムキになって反論していると黒歌は何がおかしいのかクスクスと笑っている。ぐぬぬ・・・なんか負けた気分だ

 

「面白い男にゃん。ヴァーリなんかよりも面白いにゃ」

 

「あ?ヴァーリ?白龍皇とやらの彼奴か?」

 

「その通りにゃん。でもなんでそんなこと知ってるにゃん?ヴァーリが白龍皇になったのはつい最近にゃ」

 

「ただの偶然さ」

 

黒歌は不満げながらもなんとか納得はしてくれたみたいだ。

 

「そういえば、安童はこれから何か予定とかあるのかにゃん?」

 

「特には無いが、強いて言うなればこの世界の色んなところを散歩にでも出かけようかなってね。あんましここら辺知らないし」

 

「じゃあ私もついていくにゃん」

 

「・・・・・・・・・え?」

 

いや待て落ち着け安童遊魔!!どこをどうすれば同行へと変わるんだ?!しかもコイツはヴァーリと一緒にいる奴じゃねぇか!!そんな奴がなんでだ?!さっき言ってた面白いという理由か?!それだけでこの年齢=童貞歴の俺といるというのかこの猫娘はあああああ?!!

 

「いや、お前はヴァーリと一緒にいるんだろ?だったらここにいるわけにはいかないだろ?」

 

「・・・ダメ、かにゃん?」

 

黒歌は目尻に涙を溜め、上目遣いに俺を見てくる!やめてくれえええ!!そんな可愛い仕草で俺を見ないでくれえええええ!!そんなことされたら断れないでしょうがあああああ!!!

あぁもうこうなりゃヤケだ!!どうにでもなってしまえ!!

 

「・・・仕方ねぇな。案内よろしくな黒歌さん?」

 

「黒歌でいいにゃ。安童」

 

かくして俺の第2の人生がこうしてスタートするのであった────────

 

 

 

 

 

 

「そういやここってなんて名前の世界なんだ?」

 

「冥界にゃ」

 

────まさかの大規模な所からのスタートですかぁ・・・・・




私は原作だと黒歌推しです。
私の好みが凝縮されてるキャラです(*´ω`*)
この作品は恐ろしいほど投稿ペースが遅いのであしからず。

それではまた次回お会いしましょう
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