転生者がチートで何が悪い?   作:ティラミス

20 / 22
遂にライザーとのゲームですね。
拙い文章ですがお楽しみに!


第19話 フェニックスとバトルです!

 

「よーしシンシアとリンシアは体育館。エレシアとアリシアは屋上に。ネルは校庭だ。きちんとこまめに連絡を続けるように」

 

「「「「「了解(あい)!」」」」」

 

俺の指示でみんなを所定の位置に移動させる。余程の事がなければ負けることはないだろ。というか怪我する負うことないと思う。さてと俺も移動するかね

 

神器を起動させ、身体に稲妻を纏わせる

そしてそのまま部室の窓から反対にある新校舎に向かって飛ぶ。狙いはライザーのいる所

 

「生徒会室は…あそこか。気配をまるっきり隠さないのはどういうつもりだ?」

 

少し考えるがそのまま俺は気配を消して生徒会室の窓の下に身を隠す。室内からはライザーと一人の女性の会話が聞こえてくる。多分【女王】だな

 

「ライザー様。では私達は体育館に行きます」

 

「ああ。遠慮は要らん。本気で潰してこい」

 

やはりな。これはリアスさん達とのゲームの時と同じ作戦だろう。たしかイッセー先輩と小猫さんが体育館に行ってその後ライザーのとこの『女王』が奇襲するって流れだった気がする

 

まぁ、そんな策じゃ俺の仲間に傷すら付けられないだろうな

 

『兄ちゃん!体育館着いたよ!』

 

耳につけた通信機からシンシアの声が聞こえた

 

「おう。何人か体育館に行くみたいだから遊んでやれ。リンシア。何人来るか分かるか?」

 

『見える所だけなら5人かしらね。1人は少し遅れて移動してるみたいだから奇襲でもするのかしら』

 

「当たり。多分ライザーの【女王】だ。気を抜くなよ」

 

『誰にものを言ってるのかしら?』

 

「そりゃ妹を大事にしているお姉さんに決まってるだろ」

 

『ふふ。じゃあどうなるか分かるわよね?』

 

「まぁな。あ、シンシア。一応一定量体力削れたらリタイアにはなるけどちゃんと手加減するように!」

 

『はーい!あ、もう始めていい?』

 

「おう。リンシアも大丈夫だろうけど頼む」

 

俺はそう言い、通信を終える。そしてその後直ぐに凄まじい衝撃がゲームエリアに響き渡る

 

「はい、えーとグレモリー眷属の皆さんに問題です。今何が起きたでしょうか」

 

俺は手に持ってる玉を見ながら問いかける。こうやってクイズ形式にすれば割と記憶しやすいと思うしな。まぁ、この後は色々あるから今回限りになりそうだけど

 

俺の問いかけに木場さんが答えた

 

『なにかトラップを仕掛けてていたようには見えなかったけど…もしかして安童君の仲間の誰かの迎撃とかじゃないのかな?』

 

「正解です。今のはシンシアの拳一発です。まぁ手加減してると思いますが」

 

『…とても人間が放てる威力じゃありません』

 

小猫さんが静かにツッコミを入れてきた。まぁ、確かにアレは人間じゃ無理なものがあるよな…俺もそう思う。まぁ論より証拠。実際に見ててもらった方がいいだろな

 

 

 

【リンシア視点】

 

「えいやぁぁぁーーっ!!!」

 

シア(私はシンシアのことはシアと呼んでるわ)が可愛らしく声を発しながら拳を思い切り振るう。その拳の威力は桁外れなものであり、前方が一瞬にして更地になった

体育館がほとんど残ってないわね…

 

「うん。きちんとやる事やったわね。さすがシア」

 

「へっへーん!まだまだフルパワーじゃないけどね!でもいいの?せっかくの体育館壊しちゃって」

 

「えぇ。そもそも体育館は壊す予定だったから。相手に攻められやすい場所があるなら先に失くしちゃえば良いのよ」

 

私の発言にシアは目を点にして首を傾げた。やっぱりこの子さっきの作戦会議の時の事聞いてないわね…まぁ、そんなドジっぽい所がシアらしいんだけれど

 

「ほらシア。お客さんが来るわよ。ちゃんと遊んであげましょ」

 

「うん!悪魔って聞いてるから怖い見た目考えてたけど姿は人と同じなんだね!なら心置きなくいける!」

 

「いや本気出しちゃダメよ?!」

 

ほんとにこの子は戦うの大好きなんだから…振り回される姉の気持ちも少しは考えて欲しいわ…

私は小さくため息を吐いて向かってくる敵に目を向ける

その視線の先には女性が四人。チャイナ服の子、なんだか武道を嗜んでいそうな子、双子の少女たち

 

「あの子達が倒す敵よ。シア。ここは任せるわね。私はやる事あるから」

 

「うん!何かあったらすぐお姉ちゃんに駆けつけるね!」

 

「その前に貴女は4人相手なんだからそっちを優先しなさい」

 

私はそう言って体育館を去って木の上に飛ぶ。

木の上から体育館の方を見ると空中に一人の女性がいるのが見えた

 

「あの人が後入りの1人ね。トラップでも仕掛けてるのかしら」

 

少し考えてると通信機からネルリアの声が聞こえた

 

『リン。順調か?』

 

「何も問題はないわ。ネルはどうなの?」

 

『こっちには6人だ。確かツインテールのお嬢さんは攻撃してこないんだよな?』

 

「その筈よ。その5人ネルだけでいけそう?」

 

『うーん…一気に来られたら流石に面倒かもしれないな。エレシアかアリシアのどっちか来れないか?』

 

その時に通信が入ってきた。通信先はアリシアだった

 

『アリシアよ。もう少しでエレシアの準備が終わるからその後にネルの所に行くわ』

 

「だって。それまでネル頑張りなさいよ〜」

 

『凄く他人事みたいに言ってくれるなぁ?!そういうリンもちゃんとやってんだろうな?』

 

「当然。私は今から【女王】とお話があるの。じゃ、私もなるべく急ぐから待ってなさい」

 

そう言い通信を終える。

さて、さっさとあの人をリタイヤさせてネルの方に行かなきゃね。シアの方は大丈夫かしら…ちゃんと手加減してるといいんだけれど

 

「ごきげんよう。貴女が【女王】かしら?」

 

私が声をかけると女性は少し驚いたがすぐに落ち着いて私のことを見てきた

 

「えぇ。そういう貴女は?」

 

「私も一応【女王】なの。お互い仲良く戦いましょ?」

 

 

 

【ネルリア視点】

 

「全くリンのやつ…勝手に通信切ったな?」

 

今俺は校庭のど真ん中。そして向かい合うように相手チームが6人いる。けど確かあの後ろにいるお嬢様には危害を加えることが無いから実質五人…お嬢様の隣にいる仮面をつけた女性…あの人はちょっと強そうだな

 

「お前らはお嬢様の護衛にまわれ。私があの男と戦う」

 

仮面をつけた女性が4人に言うと言う通りにして後ろにいるお嬢様の近くに移動していた

 

「いいのか?数で押した方が有利なのはそっちだろう?」

 

「あの者達ではお前を倒すことは出来ないと考えただけだ。無駄な戦いはさせたくない。私はイザベラ。ライザー様の【戦車】だ。お前の名は?」

 

「…ネルリア。あんたらの世界なら【兵士】って所かな」

 

「そうか…なら“昇格”と同じ事が出来るわけだな」

 

確か『昇格』っていうのは【王】以外の駒の効果を使えるようにする【兵士】特有の能力だったと思う。けど【女王】はかなり扱いが難しいらしい

 

「まぁ…そんな感じだ。だが今回はやらん。上からの指示で基本的な動きを手本として見せなきゃならんのでね」

 

「ほう…?私と素手で戦おうと?」

 

「【戦車】の特徴からすれば願ったり叶ったりだろ…?そっちから来な」

 

「…行くぞ!」

 

イザベラは素早く俺との距離を縮めてきた。そしてそのまま正面から拳を振り上げてきた

 

「っとと。思ったより速いな」

 

すかさず俺はその場から後退し、再びイザベラと距離をとる

だが距離を取ってすぐにイザベラはまた俺との距離を詰めてきた。なかなかに反射神経良いなイザベラさんは…

 

「逃げられると思うな!」

 

「そうみたいだな!なら真っ向からいってやる!」

 

イザベラさんは隙を与えないように打撃をひたすら打ち込んでくる

が、俺はそれを最低限の動きで避けたり受け流したりした

 

「…思いのほか強いな。この私の攻撃を最小限の動きで捌くとは!」

 

「そりゃどうも!こっちには一撃が強すぎる女の子がいるもんでね!なら今度はこっちからだ!」

 

イザベラさんが放ってきた拳をそのまま掴み、そのまま押し返す勢いで体勢を崩しにかかる

 

「っぐ…この程度…!」

 

「そうじゃなきゃな!」

 

立ち上がったところに足蹴りをいれるがイザベラさんはしっかりと受身を取る。そして俺はそのままジャンプして逆側に蹴りを入れる

 

「っ…身のこなしが良い。武道でも会得してるのか?」

 

「生憎、そんなのとは無縁でね。これは生きていく為に得たものだ」

 

再び距離をとり、お互い同時に距離を詰めた途端━━━━━━

 

 

「おっと。そこまでだ」

 

俺とイザベラさんの目の前にアンが現れ、俺とイザベラさんは動きを静止させられてしまった

 

「なっ…?!アン?!!なんでここに?!」

 

「まぁ言いたいことは分かる。俺はただお届け物を届けに来ただけだ。俺は今は危害を加える気はないさ。レイヴェル嬢もいるしな」

 

「貴様…っ!」

 

イザベラさんは苛立っての事か、アンに向かって拳を振るう

しかし、その拳はアンに当たる寸前で止まった

 

「悪いけど、大将には触らせないわよ」

 

イザベラが振り下ろした拳の腕をアリシアが抑えてた

相変わらずのスピードだなコイツ…

 

「アリシアやっと来たか。待ってたぜ」

 

「やっほーネル。準備に手間取っちゃって。はいこれ」

 

アリシアはイザベラさんの腕を掴んでない方の手で俺に2つの小瓶を投げ渡してきた。俺はそれを受け取る。瓶の中には黄緑色の液体が入っていた

 

「念の為の回復効果のある薬よ。1つはネル。もう1つはこの後来るゲストさんに渡して」

 

「ゲストさん…?あー…なるほどな。だからお前とアンがいるのか」

 

ようやくなんでこの2人が来たのかが理解出来た。アリシアは元々俺のところに援軍として来てくれる算段だったな

アンは俗に言う“ゲストさん”を呼ぶためだろう

 

「そう熱気になるなってイザベラ。お前の相手はうちのネルリアじゃねえよ。【戦車】なんだから【戦車】と戦うのが筋が通ってると思わないか?」

 

「…私の後ろのやつがそうか?」

 

「残念。私はアリシアという名前で【騎士】なの。だからあのお嬢様の護衛さんのお相手。ネルは別のところでやることあるからね?」

 

「…そうだな。すまないなイザベラさん。この決着はまた別の日にやろう」

 

イザベラさんは少し残念そうにため息を吐いて、アリシアの拘束を振りほどく

 

「そうだな。ネルリアと言ったか。この決着はいずれ必ず」

 

イザベラさんが拳を前に突き出してきた。俺は笑みを浮かべながら拳を突き返す

 

「あー…仲良くなるのは結構だが…イザベラ。先に言っとく。今から呼ぶやつは絶対に本気で戦え。じゃないどお前がスクラップになる」

 

「それは怖い。なら遠慮なく行かせてもらう。だがその前にお嬢様の安全は確保したい」

 

「それなら問題ない。俺の仲間たちにも言ってあるし、勝手ではあるが彼女に守護結界を張らせてもらった。周りの護衛にも言ってある。信じさせるのに苦労したぜ?レイヴェル嬢と前もって知り合ってて良かったわ」

 

安童が視線を向けると一人の女性を守るように結界が張られてた。その中には椅子に座ってる女の子が1人いた。おそらくあの人が言っていたレイヴェルさんなんだな

 

「心配なら見てきてもいいぜ?」

 

「いや、君みたいなやつは嘘をつかないと私は思ってる。ひとまずはお嬢様が安全なら私は構わない」

 

「物わかり早くて助かるわ。じゃ、俺はそろそろ行く。ゲストさんと仲良くな?」

 

そういうと安童を中心に光が発せられ、一瞬眩しくなった後、目を開くとそこには安童の姿はなく代わりにシンシアが立っていた

 

「おぉー!!ほんとにワープした!すごー!!」

 

かなりテンション上がってるみたいでシンシアはジャンプしたりして喜びを体全体で表現していた

そんな光景を見ていたイザベラさんは少し疑問に思ったのか俺に話しかけてきた

 

「…あの子か?」

 

「…一応。【戦車】と同じ特性だ。“キャスリング”みたいな感じのことをしてきたんだろう。おいシア。はしゃいでないでこっち来い。お前の戦う相手がいるぞ」

 

「え!?本当!!?どこどこ?!あ、そこの仮面をつけたお姉さん!?」

 

シンシアはイザベラさんを見るや否や目の前まで走ってきた

 

「おねーさんがシンシアと遊んでくれるの?」

 

「…ネルリア?」

 

そんな目で見ないでくださいよイザベラさん。言いたいことは分かるけどこの子すごいパワーなんです…なんて言えないよなぁ

 

「だからその子ですって。実力は多分俺よりは無いけど強いですから。そいじゃアリシア。シアの事は任せた」

 

俺はそう言ってその場から離れる。校庭を出たところくらいで後ろからすごい音が聞こえた気がするが振り向かなかった。どうせシアだろうしな…

 

 

【安童視点】

 

「シンシアのやつ…一瞬で体育館の4人をリタイアさせちまったのか。おかげでやること無くなったじゃねえか」

 

チェスにある“キャスリング”に似た魔法を利用して俺はシンシアと場所を入れ替えた。シンシアがいた所は体育館。そこにはライザーの眷属が4人居たはずだったが誰もいなかった。十中八九シンシアが倒したのだろう。

確か作戦では奇襲目的のライザーの【女王】をリンシアが足止めしてる筈だ

 

うん。近くで一つの気配がある。おそらくリンシアだろう。というかもう倒したのかよ。容赦ねえな……

しかし疑問もある。ライザーが動かずにずっと本陣である生徒会室にいる事だ。どんだけふんぞり返ってるんだアイツは…

 

ライザーの事を考えてると通信が入った。エレシアからだ

 

「何かあったか?」

 

『敵のトップの姿が消えたの…さっきまで見えてたんだけれど』

 

「そうか…エレシアは校庭の方の2人の支援をしてくれ。非戦闘員は結界があるから分かるはずだ。一人か二人くらいは手助けしてやってくれ」

 

『了解です』

 

「ネル。聴こえるか?」

 

『なんだ?今校庭から抜けたところだ』

 

「エレシアのところに護衛として向かってくれ。大将が動いたらしい」

 

『了解。なんかあれば俺かエレシアから連絡する』

 

素早くネルリアと会話を済ませ、俺はライザーの居場所を探す。

…見つけたぞ。新校舎の上だ。多分今戦闘が起きてる校庭に向かうんだろう

 

「戦闘中にすまんアリシア。大将がそっちに向かってる」

 

『あら、思ったよりも早いのね…アンはどうするの?』

 

「俺も今から行く。校庭に集合だ。ネルはエレシアの援護に回してる」

 

『分かったわ。じゃあ校庭で』

 

空中からだとライザーにバレるから神器を起動させて木々の間から俺は急いで校庭へ移動を始める。移動してる最中にリンシアと合流した。見た感じ怪我とかはしてなさそうだな

 

「よ。お相手さんはどうだったよ」

 

「ま、あんまり楽しむことは無かったわね。戦い方が単調過ぎ」

 

「そりゃまた厳しい事で…お前はひとまずアリシアとシンシアの援護。大将は俺がやる」

 

そういうとリンシアは頷いて2人の元へ走っていった…いや、ジャンプをするように思い切り高く飛んだ。それと同時に俺は校庭に到着。少し遠いところでシンシア達が戦ってる

 

さてと。俺もそろそろちゃんと働くとしますか。グレモリー眷属さん達に見せなきゃならないものもあるしな

 

「こうやって顔を合わせるのは会場以来だな」

 

ライザーの気配がした方…新校舎の方からライザーが飛んで来た。その顔はゲーム前の余裕のある顔ではなく、怒りが見え見えになっていた

 

「…俺の眷属はほとんどリタイアしていた。貴様の仕業か?!」

 

「正しくは俺の仲間たちだがな。お前の眷属の残りは…俺の仲間が校庭で遊んでもらってる」

 

残るライザーの眷属はシンシアが遊んでもらってるイザベラと不戦のレイヴェルの近くにいる【兵士】と【僧侶】、それから【騎士】1人ずつ。【騎士】はアリシア、それ以外の護衛の2人はリンシアが対峙している

 

「あとは俺とお前の二人だ。うちの生徒がお世話になったみたいだし?お手並み拝見と行こうか?来いよ雛鳥」

 

「ひ、雛鳥だと?!貴様ぁぁ……!!この俺を…フェニックス家の者だと知って言っているのか?!」

 

「うん。言われなくてもわかってるから早く君のフェニックスの力見せてよ」

 

軽く挑発するだけでこんなにも乱れてくれるのか。ホントにこいつは単純なヤツだな

 

「たかが人間の分際でこの俺をコケにしやがってぇぇ…!許さんぞ!!貴様は跡形もなくなるくらい燃やし尽くしてやる!」

 

ライザーは怒りに身を任せて大きな炎を生み出し、俺目掛けて放ってくる

 

「弱小なる炎を喰らえ…ビュート」

 

俺は真っ黒な炎を生成し、ライザーの炎を覆って喰らいつかせる。

1ヶ月の間で俺は大体の魔法も覚えたし、少しマイナーなものも覚えた。この世界では魔法がかなりポピュラーらしいしな。覚えておいて損はなかった

 

「な、き、貴様!」

 

「なに?ただロウソクの火を消しただけなんだけど?」

 

「ろ、ロウソクだと?!フェニックスの業火をロウソクと言ったか貴様?!」

 

やはりコイツは思った通りのおぼっちゃま野郎なんだな…ここは一つ実力の差を見せるか

 

「お前さ…この程度で業火って言えんの?ただの火種だろ?業火ってのはな…こういうものを言うんじゃないか?」

 

俺は右腕に向かって意識を向ける。その右腕には青白い炎が腕を覆うように燃え盛る。自然と熱さは感じない。

この炎は俺が一ヶ月の間で訪れた世界の中で会得したものだが…下手をすれば死に至る炎なんだよなこれ

 

「な、なんだその炎は?!」

 

「その質問には答えたいが俺の質問に答えてからだ。お前は10日間グレモリー眷属の人達に猶予を与えたな?その間お前は何をしていた?」

 

「ぐっ…こいつ……何もしてはいないさ。この俺が…不死鳥と謳われたフェニックスが負ける事は有り得ないのだからな!」

 

やはりそうか…こいつはどうも俺を怒らせるのが達者なようだ。

正直こんなヤツにコイツを見せたくはないんだけどな。圧倒的な力を見せつけてメンタルを壊さないと気が済まない

 

「そうか…なら質問に答えてやる。この炎はお前が知らない場所で俺が会得したものだ。死にたくなければ避けなっ!!」

 

俺は素早くライザーの懐に潜り込み、ライザーの腹部目掛けて右手を思い切り振るう

 

だがライザーは身の危険を感じたのか、横方向に避けようとする。しかしライザーの左腕が俺の右手に触れてしまい、触れたライザーの左腕は“消えていた”

 

「ぐぁああぁっ!!?お、俺の腕が!?貴様何をした!?」

 

「だから避けろって言ったんだよ。というかこの程度の攻撃は修行してれば簡単に避けられるものだ」

 

コイツは努力をせずに努力してきたリアスさん達に勝ち、自分の家のプライドの為にリアスさんの将来を奪おうとしてる。そんなのリアスさんや眷属の人達が望むわけもないし、俺はそんな事を許さない。だから俺はサーゼクスさんにわざと報酬を戦いにしてもらったんだが……ホントにライザーは期待してた通りの弱さだった。そりゃ努力しなかったらこの程度の実力になる

 

「フェニックスを倒す方法は2つあると言われている…1つは一撃で再生出来ない程にダメージを与える。2つ目は精神的に追い詰める事だ。だが俺は…その両方を出来る」

 

俺はそう言いながら歩み寄る。ライザーは自分の身に起きることを恐れてるのか後退りをしていた

 

「ま、待て!この婚約は悪魔の…冥界にとって重要な事なんだぞ!お前みたいなただの人間がどうこう出来るものでは無いんだ!!」

 

何を言うかと思えば…自分が冥界でそんなに人望があるとでも思ってるのかコイツは。

 

「ほんとに馬鹿なんだな…婚約ごときで冥界全体の未来が変わるとでも?御託は帰ってから言いやがれクソガキ。お前みたいなヤツにはお灸を据えてやらんとな」

 

俺は両腕にガントレットを装備した後自分を覆う様に雷が降り注ぎ、一際大きい雷が俺に向かってくる。そして雷で身体を覆った時に俺は力を発揮する言葉を放った

 

「━━━━━━━━禁手化(バランス・ブレイク)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。