転生者がチートで何が悪い?   作:ティラミス

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お久しぶりです
今回は原作側主人公のイッセー目線でお送りします。遊魔君の出番は一切ございません


第6話 特訓始めました!!!

 

 

【side:兵藤一誠】

 

今俺は学校から家に帰宅し、自室の部屋にいた。

俺の名前は兵藤一誠。皆からは『イッセー』って呼ばれてる。

俺はずっと無言で自分の左腕を見ていた。

先程の出来事・・・俺の左腕に宿っている神器・・・・・神滅具っていうなんかすごいやつの1つ『赤龍帝の篭手』が宿ってるからだ。

 

「なぁ・・・ドライグさん・・・だっけか。いくつか聞きたいことがあるんだけれど」

 

『なんだ?』

 

宝玉から凛々しい男の声が聞こえる。これが神滅具『赤龍帝の篭手』に宿っていて、二天龍と呼ばれた龍の一角、ドライグだ。

 

「ひとまずは自己紹介だ。俺は兵藤一誠。よろしくな」

 

『一誠・・・か。よろしく頼む。俺はドライグだ。先程の安童とかいう奴の言ってたとおりの存在だ』

 

冷静に考えてみるとすごい事だよな?神様さえ倒せる力があるんだろ?本当にすげえよ!!

 

『一誠。これだけは言わせろ。今のお前では俺を扱うことは無理だ』

 

「・・・理由は俺が人間並の力しかないからか?」

 

『ほう?頭は回る方なのだな?その通りだ。『赤龍帝の篭手』の主な力は己の力を一定時間ごとに倍加させていくというものだ。だがこれは倍加すればするほど宿主に負担がかかる』

 

つまりは特訓あるのみ、ということか。現段階だと何段階まで扱えそうなんだ?もしくはまったくなのか?

 

『いや、三段階目・・・いっても五段階目といったところか。それ以上はお前の体が持たず壊れてしまう』

 

最大五段階か・・・これは特訓だらけの日々が思い浮かぶぜ・・・

 

『まずは基礎体力からだな。体力がなくては俺は扱えないぞ』

 

「なるほどな・・・やってやる!!地道になるとは思うけど、継続は力だ!諦めずにやってやる!!」

 

『やる気があるな。今代の相棒は面白そうだ』

 

ドライグが少し楽しげにそう呟く。

ひとまずは明日の朝からトレーニングをしていくか・・・だけれど悪魔になってから朝に弱くなったんだよなぁ・・・悪魔だから太陽は苦手なのかな

 

ひとまず俺は風呂に向かい、汗を流したあと就寝した。明日は土曜日で予定は何も無いし、一日トレーニングでもしようかな

 

 

 

・・・翌朝。目覚めはあまり宜しくはない。悪魔だからかな?だけど俺は違和感に気がつく。

俺が掛けていたはずの掛け布団が、俺の横に移動しているのだ。俺は寝相が悪い訳では無いのだが。しかもその掛け布団は何か立体的なシルエットを生成していた。おかしい。明らかにおかしいぞこれ!!

 

俺は恐る恐る掛け布団に手をかけた。そしてゆっくりと剥がしていく。するとまず目の前に見えたものは―――

 

「おっぱい?!」

 

とても豊かに実った二つのおっぱいだった!朝からすごいものを見ちゃったぞ!?

俺はそのまま掛け布団を外す。するとそこにはあどけない寝顔をしながら眠っている俺のご主人であり、学校の先輩でもあるリアス・グレモリー様がいた!しかも一糸纏わぬ身体!裸!!

 

「なんでだああぁあああ!!」

 

俺の叫びは家中に木霊するのであった・・・なんで朝から裸?!いやそれよりもまずはこの光景を脳内保存だ!!ご馳走様です!!!リアス部長!!

 

「ん・・・朝・・・?」

 

リアス部長はそのまま裸のまま起きた・・・起きた時におっぱいが揺れる。眼福です!

 

「お、おはようございます・・・部長」

 

「あらイッセー・・・起きてたの?」

 

「は、はい・・・あの、なんで俺の家に・・・」

 

「あら、下僕とのスキンシップは大事なのよ?」

 

そう言いながらベッドから出る部長。全裸だから形のいい大きいおっぱい!くびれた腰!そして程よくお肉がついたお尻!!全てが芸術的だ!これも脳内保存だ!!

 

「そういえば、特訓、するのよね?」

 

「え、なんでそのことを・・・」

 

「ベッドの上の目覚まし時計、あそこに監視カメラ式の魔法陣を展開させてもらったの。眷属に何かあったらすぐに対応できるようにね」

 

そう言われ、目覚まし時計を取ると、裏側にグレモリーの魔法陣が描かれていた!てことは昨日のこと全部おわかり!?

いつのまに・・・てかこれじゃプライバシーの欠片もない!!

 

あ、下僕だからそりゃそっか・・・

 

「ほら、早く着替えて。体力作りに行くわよ」

 

そして何事も無かったかのように着替え始める部長!この部屋で着替えるんですか?!しかも着替え持ってきてたんすか!!?ええい!細かいことを気にするな兵藤一誠!今は目の前の光景を保存だぁ!!!

 

―――・・・・・・

 

「イッセー・・・どうかしたの?」

 

「え、あぁいえ!!なんでもありません!!さぁ!体力作り頑張りましょう部長!」

 

場所は変わって俺の家の近くにある河川敷。ここは割と広いから朝からランニングしてる人や散歩をしてる人がたくさんいる。

まぁ、天気が晴天だから身体が少し痛むんだけれどね。悪魔だもん俺。

だけど俺は元々人間だ。だけれど無慈悲に命を落とそうとした瞬間、安童とリアスさんが助けてくれたんだよな。2人には感謝しかない

 

「そうね。今は体力作りに専念しましょう。じゃあまずはストレッチから」

 

「はい!!」

 

 

 

 

「ストレッチはこのぐらいで、次はランニングよ。最初だし・・・イッセーは運動は出来るのかしら?」

 

「はい。出来るほうだとは思いますけど・・・」

 

「そう。じゃあ軽く十キロから始めましょうか」

 

「はい!」

 

―――・・・・・・

 

「・・・流石に疲れた・・・」

 

流石に十キロは悪魔になっても辛いもんだな・・・だけど走ってる時に分かったことがいくつかある。人間の時よりも運動神経は良くはなっていた。

そして感覚が鋭くなっているということ。今まで感じなかったものも微かにではあるが感じ取れるようになっていた。

 

「お疲れ様。時間も丁度いいし、今日は終わりにしましょう」

 

部長に言われ、時計を確認する。時刻は午後三時頃になっていた。ランニングしたり他にも沢山やったけど、結構時間経つのが長く感じた気がする

 

「部長・・・付きっきりで付き合ってもらっちゃって・・・ありがとうございました」

 

「良いのよ。眷属が頑張るのだもの。主が応援するのは当然の事よ。少しずつ頑張りましょう。イッセー」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

 

 

 

俺は部長と別れ、家に帰った後着替えてまた外に出ていた。

時刻は暗くなり始めた午後六時頃。やはり感覚が鋭くなっている。特に聴覚と視覚だ。

視覚に関しては普通なら真っ暗に見えるところさえも鮮明に見え、聴覚は近くの家の人の会話がちゃんとすべて聞こえる。これが悪魔になったって証拠なのだろうか

 

「折角だし・・・少し散歩してから帰るか――――――ん?」

 

街の中を歩いていると仕事帰りの人やカップルが多く歩いていたが、その中に1人、修道服の様なものを着た金髪の少女を見つける。

よく見ると何かを歩行者に聞こうとしてるが伝わらずの様だ。何かあったのかな?

 

「ねぇ、君。どうかしたの?」

 

「・・・っ?!私の言葉が伝わるのですか?」

 

ヴェールの中から緑色の瞳が俺を見つめた。

・・・一瞬で心を奪われてしまった。

だって俺のタイプどストライクなんだもの!!金髪美少女!!二次元でも天使に値するだろう!!?俺だってそう思うさ!!

っと・・・取り乱した

 

「うん。伝わるよ。話を聞きたいんだけれど、ここじゃなんだし、場所を移さない?俺は一誠。友達からはイッセーって呼ばれてる」

 

「わ、私はアーシア・アルジェントと言います!」

 

俺は美少女・・・アーシアを連れて近くの公園に向かった。俺が殺されたあの公園だ。

俺は近くの自販機で飲み物を二つ買って1つアーシアに渡した。アーシアは「ありがとうございます」と言って受け取るが缶飲料の開け方がわからなかったみたいだ。可愛すぎだろ・・・!

 

「それで・・・なんであそこにいたのか・・・聞いてもいいかな?」

 

「はい・・・私、この街の教会に赴任することになったんですが、場所がわからなくて・・・場所を聞こうとしてたんですが私・・・日本語が話せなくて・・・」

 

「なるほどね・・・」

 

だが俺はちゃんと理解が出来た。その理由は日中のトレーニング中に部長から悪魔に関して色々と聞きながらトレーニングしてたからだ。その中に「悪魔は様々な言語が自分の聞きなれた言語に聞こえ、そのまま話せば話し相手には話し相手の聞きなれた言語で通じる」という何ともどこぞのコンニャクを食べた様な状態になるからだ

 

「他に知り合いとか一緒に来た人とかはいないの?」

 

「はい・・・私、友達がいなくて・・・」

 

「そっか・・・でも、これからは俺が友達だ。こうやって話し合えるんだ。れっきとした友達だよ」

 

するとアーシアは驚いた顔をして俺の事をじっと見つめてきた

 

「イッセーさんは・・・私のお友達になってくれるんですか?」

 

「ああ!俺とアーシアは友達だ。だから何かあったら話を聞くさ。それが友達ってもんだよ」

 

「イッセーさん・・・ありがとうございます」

 

そう話していると、近くの茂みからガサガサと音が聞こえた。俺は気になってその場に向かった。するとそこには身体の至るところに傷を負った子猫がいた。

 

「こりゃ酷い・・・喧嘩でもしたのか?」

 

「可哀想・・・猫さん・・・今すぐ治しますから・・・」

 

アーシアは自分の手を子猫に添える。すると彼女の指に指輪が出現した。間違いない。これは神器の一つだ

 

そして指輪から優しいオーラが出現し、子猫の傷をあっという間に治してしまう

そして元気になった猫はそのまま何処かに向かって走っていってしまう

 

「・・・アーシア。今のって」

 

「治癒の力です。神様から頂いた素晴らしい力なんです・・・」

 

笑顔でそう言う彼女。だがその表情は何処か悲しげを帯びていた。きっと過去に何かがあったんだろう・・・

 

「そっか・・・あ、そういえば教会に行きたいんだったよな?案内するよ」

 

「は、はい。ありがとうございます!」

 

俺は町外れにある寂れた教会に案内した。どうやらここが目的地だったらしい。アーシアはお茶を出すと言ってくれたのだが、俺は悪魔。教会の中に入ると身体がすごく拒否反応を起こしてしまう。だから俺はこの後用事があると言ってその場を後にした。

悪魔にとっては聖なる存在は天敵。部長から何回も念を押されたからな

 

そしてその帰る道中、俺は心の中にいるドライグに訪ねた

 

「なぁドライグ・・・アーシアのあの力ってもしかして・・・」

 

『恐らくはお前も察しがついているだろう。あれは神器だ。しかもかなりのレアなものだと思う』

 

やっぱりそうだったか・・・あれは間違いなく回復支援型の神器だ。当たって欲しくはなかったんだけれどな

 

だけどなんだろうか・・・どこか胸騒ぎがするんだ。この後とんでもない事が起きそうな気がして仕方ない

 

『何にせよ相棒はまず己の成長が優先だぞ』

 

「おう!今日からみっちり特訓を重ねる!そして俺は最強の兵士になる!これが俺の当面の目標だ!」

 

『ふむ・・・最強の兵士・赤龍帝か。悪くないな』

 

「おうよ!これから宜しくな!ドライグ!」

 

『おう。これから頼む』

 

そうして俺は今日から特訓を開始した。最強の兵士になって部長の隣に立てるくらい立派になってやるぜ!

 




次回ものんびりと執筆していくのでよろしくお願いします!
それではまたお会いしましょう!
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