とある魔術の奇妙な冒険   作:喰いしん坊

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前回から時間がかかりましたが十話投稿します。

誤字、脱字、ネタバレ注意、独自解釈、キャラ崩壊あり、オリキャラあり


とある魔術の奇妙な冒険十話

[chapter:刺客その①]

 

とある廃工場にて

 

月明かりが差し込む、その廃工場の中心では女が何かを行っていた。

 

「そろそろ動かないと駄目みたいね…」

 

女はそう呟くと女はなにやら準備を始める

 

「次の段階を始めなきゃ…行くわよ、ネクロマンシー」

 

人形の何かが女の体から現れそれが紫色の光を放つ

 

「それが貴様の"スタンド"か?女よ…」

 

その光景を見ていたDIOがそれをスタンドと分析し言葉に出す

 

「えぇ、これが私のスタンド『ネクロマンシー』能力が限定的なのは残念だけど」

 

女は自分のスタンドの能力を思い苦笑いをする

 

「確かに、貴様のスタンドの力は限られた条件でしか発揮しない、そもそもそんな状況自体起きはしないがなぁ」

 

DIOは彼女のスタンド能力を理解していた

何が出来て何が出来ないのかを

 

「だが、その条件を貴様は可能にしている、貴様の"魔術"とやらがな」

 

「あら?貴方の時を止めるスタンドに比べたら些細な力よ?」

 

「この私の世界(ザ・ワールド)よりも貴様のスタンドのが恐ろしいと思えるが?その気になればこのDIOをこの瞬間に消せるだろう?」

 

彼女のスタンドを評価しているのかDIOは彼女のスタンド『ネクロマンシー』を脅威と考えている

 

「それは言い過ぎでは無いのかしら?貴方もその気になればこの私を殺す事も可能だと思うのだけど?その度胸があるならの話だけど」

 

女は自らが殺されると発言するがその言葉、表情からは死への恐怖を感じない。

それどころか目の前のDIOには殺せないと解ってるかの様に

 

「貴様を殺す事は簡単だ、まるで蟻を踏み殺す様になぁ…だが貴様を殺せば私が消滅すると解って殺す様な馬鹿な真似はしないだろう?」

 

「解ってるなら良いのよ? 精々私の為に働きなさい…そうすれば自由だけは与えてあげるわ」

 

プライドの高いDIOが彼女に駒使いの様に従ってるのを彼を知る者が見れば驚くだろう、だが彼に彼女は殺せない

 

「貴様は何をしている?…」

 

彼女のスタンドが何かを行おうとしているのを見てDIOは疑問を口にする

 

「吉良吉影、カーズと優秀な駒が消えてしまったから新しい駒を作っているのよ?この"学園都市"を素材にした駒をね?」

 

「なるほどな…だがこの学園都市にそんな駒が存在"していた"とは思えないのだが?」

 

彼女のスタンドの能力を知っているが故にそんな駒が存在していたのか疑問視する。"元の世界"ならまだしも

 

「この学園都市を素材にしてるのだからほとんどの情報は頭に入ってくるわ、もっとも上条当麻やレベル5やスタンド使いを相手にするなら駒になるって話なのだけど」

 

そしてそれは現れる

 

「ほう…?これが新たな駒か…だが女なのは解るが、なんだその服は?」

 

「そうだったわね、貴方はこの時代の事をそこまで知らなかったのよね?あれは看護師と言って病院と言う施設に必ず居る人間なのよ?」

 

現れた人物の服装からして看護師と言うことは解るがその目つきから『命を扱う者』としては方向性が真逆と言えるだろう

 

「この学園都市を素材にしたからには貴女の過去や経歴や能力は情報として入ってくるわ?でも名前だけは解らないのごめんなさい」

 

彼女は呼び出した駒の服装に付けられた名札から名前を読もうとするがどう読むのかが解らずその駒に名前を訊ねる

 

「構いません、もう一度チャンスが出来たのは喜ばしい。自己紹介も兼ねて名前を教えます」

 

彼女はその名前を口にする

 

「『恋査』そうお呼びください」

 

[chapter:刺客その②]

 

第二三学区の廃棄された実験場跡地

 

岸辺露伴はこの景色をスケッチしていた。

 

別の世界と言うだけで彼の好奇心は高まっていたがこの光景自体元の世界には無いものだ。

彼はその光景を忘れない様にスケッチして記録する。

 

 

「へぇ…色々と面白い物を見てきたが、何も無くてもスケッチに残したくなるのは初めてだな」

 

超能力者、未知の技術、に興奮していたが更地と言ってもおかしくはない場所に来た彼はその光景に思う所がありスケッチすることにしていた。

 

「世界が違うと言っても何処にでもこう言う場所はあるものだ。だが僕はこの光景をスケッチしておく、別の世界だとしてもこの岸辺露伴がただスケッチしたいだけなんだが…」

 

スケッチしていると後ろから誰かが彼に近づく

 

「露伴先生!探しましたよ!」

 

その正体は広瀬康一だった。彼は走ったのか汗だくだった

 

「やぁ、康一君じゃないか?どうしたんだい?ジョギングでもしてたのかな?汗びっしょりじゃないか?」

 

「露伴先生が直ぐに走って探させるからですよ!!」

 

「それはすまない、でも康一君?君はこんな光景を見て好奇心に耐えられるのか…ッッ!?僕には出来ない!」

 

漫画のネタにしたくて堪らないのだろうと康一は悟る

 

「はぁ…じゃあ露伴先生の気の済むまで描いてて構いませんから」

 

「本当かい!?流石は康一だ!話が解るじゃないか!」

 

露伴は康一から許しを得て再びスケッチを始める

勿論許しを得てなくても描くだろう

 

(露伴先生も相変わらずだなぁ…、こんな知らない所に来て不安にならないなんて)

 

露伴がスケッチの手を止めた

 

「露伴先生?」

 

露伴がスケッチを途中で止めた理由が解らず聞こうか迷っていると

 

「そこに居るのは誰だ…?多分康一君の後を追ったのだろうと思うが…」

 

え?と康一は振り返るとそこには見慣れない"看護師"が立っていた

 

「スタンド使いと言うのは勘が鋭い人間なのでしょうか?」

 

「スケッチに集中していると耳に神経が集中するものだ、康一君の足音の他に別の足音が聞こえたら警戒するじゃあないか?」

 

露伴はスケッチをやめて臨戦態勢を取る、康一も同じく臨戦態勢を取りスタンドを出す

 

「貴女はいったい誰なんだ!? 敵なのか味方なのか!」

 

康一が訊ねると彼女はその質問に答える為に口を開く

 

「『恋査』と名乗らせてもらいます。 ヒーローと仮定し岸辺露伴、広瀬康一の両名を無力化します」

 

その瞬間機械的に言葉を発する彼女の背中から得体のしれない何かが飛び出した。メタリックな赤の巨大な花とおしべやめしべのようにも見える銀色の金属棒が多数。

それが彼女を歪な存在へと魅せている。

 

「なんだそれは…?いったい君は?」

 

露伴の出会った事の無い人種いや生命体なのか?とも思わせる、少なからず恐怖を感じさせる。

 

「露伴先生!天国への扉(ヘヴンズ・ドア)で…

 

康一が言葉の続きを言うことは無かった。何故なら恋査のからキン、と言う金属を弾くような音が聞こえた。

まるで親指でコインを弾く時の様な。

そして恋査が雷撃の槍が放たれる。

 

「な…ッッ!?な、なんだ今のは…ッッ!?」

 

康一は恋査の攻撃を紙一重で避ける。

もし反応が遅れていたら貫かれていただろう。

 

「今の電気の槍。 それが君の能力か?強力な一撃だが当たらなければ怖くはない!」

 

露伴は相手の攻撃を分析し接近すれば問題はないと近づいて天国へ扉で無力化すべく射程圏内に持ち込もうとするが

 

「対象の優先順位を変更します。対象は岸辺露伴。全て予定通りです。」

 

その瞬間恋査が地面を蹴ると地面が割れ地面の一部が飛んで露伴に襲いかかる

 

「な、なんだとッッ!?ぐああああ!!!」

 

露伴はそれを受けて吹き飛ばされる

 

「露伴先生ッッ!?」

 

「ど、どういう事だ…?お前の能力は雷撃の槍ではないのか…ッッ!?」

 

何故彼女は性質の違う能力を扱えるのか露伴は解らない

だがその答えを彼女は告げる

 

「対象の疑問に正解を提示します。 『学園都市に七人いるレベル5が全て同時に統括理事会経へ敵対行動を取った場合の対策案』として生み出されたのが、私です。つまり、今の私は七人全てを個別に撃破するだけの能力を授かっている。と言えば対象にも理解して頂けるかと」

 

「は…?」

 

意味が解らなかった、レベル5と言うのは七人しか居ない強力な能力を持ち世界大戦すら引き起こせると事前に聞いている、それを撃破だと?意味が解らない

 

「対象が理解出来ていないと推測、続けて解説を行います。具体的には第一位から第六位までのレベル5と、半径200メートル以内の任意の能力者から自在に能力を引き出す事が可能となります。・・・・・現状、解析不能な第七位は実現出来ませんが。」

 

もっと意味が解らなかった、つまり彼女が言っているのはこの学園都市ほとんどの能力を彼女一人で扱えると言うことだ

 

「そ、そんな…、そんなの勝てる訳がないじゃないか!?」

 

康一は相手の圧倒的な力を理解し絶望しかける

 

「康一君、落ちついて聞いてくれないか?」

 

「露伴先生…?」

 

「第七位と僕らはやりあった、もしかしら殺されていたかも知れない、それと同じ様な力を六人分扱えるらしい、確かに驚異だが冷静に分析するんだ…」

 

「冷静に?」

 

「今までのスタンド使いとの戦いを思い出すんだ、強力なスタンドも冷静に対処すれば勝てたじゃないか?」

 

「露伴先生…」

 

これまでの戦いで様々なスタンド使いと戦い勝利を得てきた。

能力の限度、有効範囲、弱点等 それさえ解れば勝機はあると露伴は告げている

 

「康一君、僕の分析だが、あれの言ってることが正しいとすれば何故同時に能力を使わない?」

 

「同時に…?」

 

「あぁ、もしも扱えるなら同時に使えば僕らを倒せる筈なんだ…。つまりあれは能力を同時には扱えない、ひとつの能力しか一度には使えないんだ」

 

「露伴先生…ッッ!つまり…!」

 

「そこに勝機はある」

 

[chapter:刺客その③]

 

露伴と康一は別方向から攻める事にした

 

「行くぞ康一君!天国へ扉(ヘヴンズ・ドア)!」

 

康一の体に本の様になりそこに岸辺露伴は『広瀬康一は敵に向かっていく』と書き

それに反応し康一の体が恋査の元へ向かう

 

「エコーズ!!」

 

向かっていく康一の体からエコーズが現れる、エコーズの能力は対象を重くする。

恋査を重くし動けなくして無力化する様だ。

 

「対象の接近を確認、第一位の能力で対処を行います」

 

第一位の能力は向き(ベクトル)操作だ、恋査は空気を操作し突風を起こす。

康一はその突風により飛ばされる。

 

「す、凄い風だ飛ばされてしま…うああああ!!」

 

康一は飛ばされ地面に叩きつけられるが意識はあるが叩きつけられた痛みで動けない

 

「対象の脅威を排除に成功、対象の優先順位を変更、岸辺露伴を無力…化…!?」

 

露伴に体が向き能力で露伴に襲いかかろうとした瞬間、恋査が跪く。

恋査には何が起きたのか理解出来なかった

 

「もしも賭けに失敗していたら危なかっただろう、康一君のお陰だ」

 

恋査の近くに康一が立っていた

 

「理解不能…っ!?何故ッッ!!広瀬康一は無力化した筈…!?」

 

確かに突風で吹き飛ばし動けなくしていた

 

「それは僕が説明しよう」

 

「き、岸辺露伴…っ!!」

 

「確かに康一君は吹き飛ばされ、痛みで直ぐには動けなかっただろう?でも僕は天国へ扉(ヘヴンズ・ドア)でこう書いたんだ」

 

『広瀬康一は敵に向かっていく』

 

「つまり、康一の意識さえあればスタンドの力で強制的に向かっていくのさ」

 

「露伴先生のスタンドで無理矢理動かさせれ全身が痛いけどそのお陰で恋査!お前に勝てたんだ!」

 

全身傷だらけで康一は指を指して勝利を宣言する

 

「さて、お前にはスタンドの力でぼく達に攻撃出来ないと書いておこう…

 

 

 

 

 

 

露伴の言葉は最後まで続かなかった

何故なら露伴に"窒素の槍"が飛んで来たからだ

 

「露伴先…な、なんだあれは…ッッ!?」」

 

康一はその光景を見ていた、恋査に似た顔の女が26人も現れその一人が"窒素の槍"を放っていた

 

「ど、どういう事だ…ッッ!?何故同じ顔の人間がこんなにも!?」

 

同じ服なのも居れば髪型やアクセなど多少の違いがあるのも居る

 

「よぉ!"#028"!元気か!?」

 

恋査と同じ顔の女が喋る

 

「全員が到着する前に行動に走るから…」

 

恋査と同じ顔だが何処か暗そうな女が喋る

 

「でもぉでもでもでも?これチャンスなんじゃ?」

 

恋査と同じ顔のギャルみたいなのが喋る

 

「いったいお前達は何なんだ…ッッ!?」

 

そして彼女達は全員揃ってこう告げる

 

「「「「「え?恋査だけど?」」」」」

 

意味が解らなかった、どういう事なのか理解出来なかった。

だが先程まで戦っていた恋査が説明する

 

「任務は成功と確認し状況説明を行います、『恋査』とは第一位レベル6計画失敗により生まれた存在と説明、生命の新たな可能性と認識して頂ければ」

 

その続きを別の恋査が答える

 

「つまりつまり、肉体はひとつなんだけどぉ脳が駄目になる度に新しい脳、つまりは別の人格って言うのぉ?それが私達『恋査』って訳!」

 

「『恋査』は全部で29種類存在すんだよ?あんたらが戦ったのは#028、そして此処に居るのは…解るよな?」

 

「まさか…?」

 

岸辺露伴はその説明から全て理解した、この絶望的な状況も

 

「#027~#001って訳なんです、しかも性能から能力まで全て同じ」

 

「しかも? しかもしかも?恋査シリーズの肉体はサイボーグだから壊れても修復が効くし!能力なんて使わなくてもサイボーグの腕力で殺せたり出来ちゃいまーす☆」

 

康一と露伴はこの状況が不味いと理解し撤退を考えたが

 

「エコーズ…!!☆」

 

その瞬間康一は自分のスタンド名の名を聞いた瞬間"体が重くなり"拘束される

 

「な、なん……で!?」

 

この力はまるで康一のエコーズそのものではないか

 

「その説明は恋査#028が行います。恋査の能力には半径200メートル以内の任意の能力者から自在に能力を引き出す事が可能、それを応用しあらゆる能力を再現するのも可能です」

 

「つまりつまりつまり、スタンド能力さえも再現出来ちゃいます!わぁー!凄い!!」

 

「スタンド能力を扱えるサイボーグが28体だと……!?なんだそれは!!!でたらめにも程があるだろう!?」

 

露伴は地面を叩くこの逃げ場の無い状況から、だがこの事を知らせなければ康一を逃がして仲間に知らせなければと思いスタンドを出そうとするが何故か出せない

 

「残念でしたー!パンパカパーン!!あなたのスタンド天国へ扉(ヘヴンズ・ドア)を再現して貴方にスタンドを出せなくするってやっちゃいましたー!学園都市製天国へ扉(ヘヴンズ・ドア)?って感じかなー?」

 

「そんな……!?ぼ、僕が自分のスタンドと同じ力で……」

 

「正確には、第五位の力を応用して催眠系や神経系なんかの力を複合して作ったり、まぁ逃げ道はないと思いなさい」

 

岸辺露伴と広瀬康一は逃げるのを諦め連行される。

それの光景をある女が眺めていた。

 

「私のスタンド能力と魔術を組み合わせてみたけど凄いわねあれ。恋査って言うのは本来は1体しか存在しなくて中身を取り替えてるんだけど、前の恋査は廃棄されてるって読み取ったのだけど、それを死者として扱えば肉体と魂そのまま駒として使えると思い付くなんて…」

 

女はその光景に満足したのかその場を去る

 

「次は誰を倒そうかしら……ね?」

 




結構な時間が経過しましたが、新作投稿です!
恋査出したいなと思ってどのタイミングで出そうか悩んでましたが今回出してみました!

不定期に更新する予定なので何とぞ暖かい目で見守ってくれたら幸いです
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