ハッカドールがSCPに挑むようです 作:3号の三号
「何! 隆幸くん!」
「大丈夫か!」
「我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ」
「隆幸は俺たちの大事な友達だ!そんな事、絶対に許せねえ!!
「なんてことだ! 皆さん、2chを犠牲にしてマイクロパワーを得ないと、奴を倒すことはできません!」
「なんだって! そんな事をしたら人類は・・・リーダー、どうすりゃいいんだ!?」
「…………例え・・・例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいる隆幸くんを見捨てることは、俺達にはできない! いくぞ、みんな!」
「了解! 現実エネルギー吸収、マイクロパワー充填します!」
「それでこそ俺たちマイクロファイターズだ! 待ってろ、隆幸! 今助けてやるぜ!」
「うおおおおぉォォッ!」
これまで幾度となく繰り返されてきたヒーロー達の茶番劇。しかし、
ゴシカァン!
「ふー、すっきりした」
SCP-143特製のゴルフクラブでぶったたかれたヒーローもどきのその一団は木っ端みじんに吹き飛んだ。3号は錠剤を取り出すと、眠っている少年に飲ませた。
「効くかな、これ」
「う、ん……?」
***
――ここはどこだろう? 確か、マイクロファイターズが……
「大丈夫かな?」
――その声は、3号?
「目を覚ます前に逃げよう」
――待ってくれ!
「あら、顔を合わせたくないの?」
「うるさいなぁ」
――助けてくれたのか?
「照れてる?」
「照れてないし」
――助けてくれたんだろ?
「……行くよ、2号」
――また行ってしまうのか? また俺を一人にするのか? 何でだ? 皆そんなだから、俺はアレに取り付かれたんじゃないのか? ……金ならいくらでもある。何だってしてやる。だからもう仕事なんてやめて、早く俺と……
パチリ。
目を開けた時、そこにはマイクロファイターズも、3号の姿もなかった。側に見慣れた執事が座っていた。
「……………
………………
………………
知らない天井だ………………」
とりあえず、思いついたことを言ってみた。
***
「本部より通達が来た。お前たちは強いらしいし一応人間じゃないそうだから、機動部隊への部分的な協力をしてほしい、だとさ」
「な、なんだってー!?」
「働きたくないでござる!」
「どうした一体いい加減」
「喚くなポンコツ共! お前ら問題起こしすぎなんだよ! ……ということだから、部隊所属に当たってお前たちには体を鍛えてもらう。――こいつは人間が使うと危険だが、お前たち機械だから問題ないだろう。ゲーム感覚で体が鍛えられる」
――カタカタ、カタン!
「なにこれ」
「████ █ ████じゃん。MMORPGだよ」
「その通り。こいつもSCPでな、やるだけで頭脳とか体力とかカリスマ性とか……まあ色々鍛えられる」
「え、これやるだけでいいの? 楽勝じゃん」
「さすがSCPね。まるで魔法みたいだわ」
「ブライト博士のジョブってやっぱりネクロマンサーですよね?」
「うるせぇ! さっさと始めやがれ!」
げしっ ドパァッ!
三人は蹴りあげられて画面の中へ。壮大な冒険が今、幕を開ける。
ハッカドール人物紹介:隆幸
6話登場。親が凄い金持ちだが、いつも一人でさびしい思いをしている。ナニがなくなった3号と遊んだり、また会う約束したりして、最終的に惚れてしまった。
今回登場したSCP
SCP-896 - Online Role Playing Game (オンラインロールプレイングゲーム) © Wrisk 2011
http://www.scp-wiki.net/SCP-896
訳者不明:http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-896
SCP-143 - The Bladewood Grove (刃桜) © Lt Masipag 2008
http://www.scp-wiki.net/scp-143
訳者不明:http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-143
SCP-565-JP - 手のひらヒーローズ © alohatengu 2014
http://ja.scp-wiki.net/scp-565-jp