ハッカドールがSCPに挑むようです 作:3号の三号
暗闇の部屋の中、色とりどりに着色された机が円形に並んでいる。そこで、「O5」と書かれた面をかぶった2から12までの人間、そしてバイザーをつけた「O5-1」が、各々の机に肘をついて座っている。
O5-2「それで、あのAI達はちゃんと働いているのか?」
O5-3「それがどうも、事件を起こしてばかりだそうだ。なんでもこの間096を……」
O5-7「マジで?」
O5-3「マジマジ」
O5-11「そもそもアレを使うよう提案してきたのはどこのどいつだ?」
O5-4「ほんとだよ誰だよそいつ」
O5-5「確か、ブライト博士じゃなかったっけ?」
O5-6「まじかよブライト最低だな」
……侃侃諤諤……
O5-1「静粛に! ……今回のAIの運用は事実上失敗ともとれる。先の会議で、O5-12には、有事の際にはその責任を負う事も取り決めておいた筈。覚悟しておくように」
O5-12「ええっでもあの時あなたも賛成してましたよね? AIの導入に」
O5-1「あくまで客観的な意見として当然存在しうるものを述べただけだ。ワシ関係ない」
O5-12「そんなぁ」
O5-3「やっぱり機械に任せようとしたのが間違いだったな」
O5-9「ハッカドールは駄目だな」
O5-8「もうハッカドールのファンやめます」
???「ちょっと待ったぁーっ!」
O5-3「誰だ? 何処の許しを得てここへ……」
???「O5-12、私が必ずや信頼を取り戻して差し上げよう!」
O5-12「君が?」
O5-9「知り合いかね?」
O5-12「いや、全然」
O5-3「ああアレだ、あの、最近開発された……」
O5-6「ああ、アレね、知ってる知ってる」
O5-12「初音█クだろ?」
???「違うんですが……」
O5-3「……じゃあ何か、君があの3馬鹿共の失敗を取り戻してくれるとでも?」
???「モチよ!」
O5-2「マサカ」
O5-7「マサカ……イヤ」
O5-8「ソンナマサカ」
O5-1「(*咳払い*)……それで君は、先の三人よりも少しはマシな働きができるのかね? それを証明できるかね?」
???「機会さえ与えていただければ」
O5-10「……O5-1、それについて私から少し提案があるのだが、よいだろうか」
O5-1「何だ、O5-10」
O5-10「ハッカドールは過去、革命や作戦の際に何度も軍事利用されてきた兵器(※アニメ1話参照)と聞いている。我々もそのように使ってはいかがかな? さすれば本領を発揮するやもしれぬ。そして、それでも役に立たぬようなら終了処分と言うのは。この“新型”に関しても、同じように」
O5-5「うむ、いい案だ。機動部隊に入れれば、幾分事故も減るだろうしな。まずそこで働かせ、今一度様子を見るとしよう」
O5-12「でも大丈夫? 紫髪のサイドテールの娘の下位互換とか言われてない?」
O5-3「O5-12、君まだ何か勘違いしてないか?」
O5-1「……まあよい。取り敢えずはそうしよう。お手並み拝見といこう、“ハッカドール4号”。あの3馬鹿の偵察を兼ね、お前にはアレとは別の部隊に所属してもらう。少なくともアレよりは優れている事を示してくれ」
ハッカドール4号「お任せあれ」
4号、退出。
予告
博士達の前に現れた2号。だがそれは、本来あり得ないことだった。
彼女に銃を突きつける博士は、予想外のピンチを経験する。
疑心暗鬼に陥る一同。どっぷりと更けた夜にこだまするのは、蝉の鳴き声と恐怖の叫びだった。
次回「ド██ー・█ーのパクリじゃないんですかこれ?」Ⅲ
さあて、この次も、サービスサービス!