史上最強の師匠と次元世界最強の弟子   作:網鋼

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第1撃 運命の出会い(分岐点)

とある夕暮れの公園に、何かを我慢するかのように泣きながらベンチに座っている幼い少女が居た。

 

少女「うっ、ぐすっ、ひっく!」

 

ソコへ何処(どこ)から来たのか、そして何より何時(いつ)から居たのか判らないほど自然に訪れた男が少女の下へと近付いて行った。

そして何処(どこ)かヒ弱そうな見た目二十歳(はたち)前後の男が、心配そうに少女に語りかけて来た。

 

男「あれ?き、君大丈夫かい?もしかして迷子かい?それとも、どこか怪我でもしたのかな?」

 

その男の質問に一瞬戸惑いながらも少女は涙を袖で拭きながら、その質問に答えた。

 

なのは「ふぇ?ち、違うの、なのはは良い子だから迷子じゃないの。それに怪我もしてないの。」ぐしぐし!

 

男は心を見透かすような瞳で少女の瞳を真っ直ぐ見つめながらこう言った。

 

男「はい、これで涙を拭いて。良かったら、どうして君が泣いているのか教えてくれないかな?」

 

男はそう言いなからハンカチを渡し、そして更に男は(さと)すように言葉を続けた。

 

ケンイチ「僕は『白浜 兼一』って言うんだ。もしかしたら何か手伝える事があるかも知れないし、…話してくれるかな?」

 

なのは「ううっ、ありがとうなの。フッ!」

 

ズビ~!

 

色々と台無しである。

 

なのは「なのはは『高町 なのは』なの。あっ、これありがとうなの。」

 

ケンイチはその鼻水で重くなったハンカチを戸惑いながら受け取った。

 

ケンイチ「い、いえ、どう致しまして。(どうしよコレ)」ヒクヒク

 

そこで考えていたケンイチは、何かを思い付いた。

 

ケンイチ「あっ、そうだ!(コレを遠心力で)はっ!!」

 

おもむろにケンイチはハンカチを素早く振るった。

 

パァン!! キラキラキラ

 

その時ハンカチから飛沫(しぶき)が周囲に飛び散りそれが夕日に照らされ綺羅星(きらぼし)の如き輝きで舞い降り、なのはの視界を覆った。

 

なのは「ふわ~、綺麗なの~。……って、にゃ~?!顔に鼻水が掛かったの~?!」

 

当然の結果である。

 

ケンイチ「ああっ?!ご、ごめん。そこまで考えてなかった。今、拭くから!」

 

ココでケンイチは焦りの余り手近な物でなのはの顔を拭いてしまった。

 

なのは「ちょ?!待つの!そのハンカチさっきの鼻水付いた奴なモガモガ!」

 

その後、色々ゴタゴタしながら水飲み場に移動する二人

 

ケンイチ「本当にごめんなさい!」

 

ケンイチは、まるで土下座の状態で生まれて来たかのような見事な土下座を披露していた。

 

なのは「ふんっ、なの!」プンプン!

 

しかし、顔を洗い終えたなのはの怒りは(いま)だに(おさ)まってないらしい。

 

ケンイチ「あっ、あのそれでお話しの方なんですが。」チラッ

 

しかし、ケンイチの申し訳無さそうな態度(+上目遣い)になのははその荒ぶる心を(しず)めたようだ。

 

なのは「(まった)く、しょうがないから話して上げるなの!」フンスッ!

 

 

少しだけ。

 

ケンイチ「あっ、はい。(あれ?何でこうなったの?)」

 

そしてココに少女に土下座する(文字通り)低姿勢な男と男に対してふんぞり返りながら(文字通り)見下す少女という特殊な構図が出来上がったのだった。

 

 

コレは高町なのはが(本人は知らぬが)人生で初めて特A級の達人に出会った日であり、また人生の分岐点となった日である。




お読みくださりありがとうございます。
この作品のケンイチは師匠達から全てを受け継いでおり師匠達(一部)による肉体改造も完璧に終わって(修行は継続中)いる設定です。
それに加え、高町一家は子供の恭也、美由紀?が準達人級で父親の士郎?が達人級の中の幕開け(下の方)という設定です。
理由はケンイチ勢の達人とか素の戦闘で神速とタメ張れる気がするんで。
今後の投稿は皆様の反応を見ながら書き貯めや投稿をしていきます。
また、普通の感想は勿論の事『こうしたら良い』や『コレは駄目(間違っている)』などの感想も戴ければ有り難いです。

追記
ケンイチの自己紹介時の『白浜 ケンイチ』を『白浜 兼一』に修正しました。

追記その2
漢字の一部にルビを振りました。

追記その3
ルビが読みづらいと言う感想が複数あったので、古いまたは特殊な言い方や言い回しのみルビを振りました。
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