史上最強の師匠と次元世界最強の弟子   作:網鋼

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第3撃です。今回は恭也との最初の出会いです。


第3撃 すれ違いは戦いの狼煙

なのはが道中にケンイチと((のち)に凄く後悔する)修行の約束をしてしばらく。

とうとう、なのは達は家に辿(たど)り着いたがケンイチは玄関の前で入るのを少し躊躇(ためら)っていた。

 

ケンイチ「うっわ~。(何か玄関の奥から殺気の籠もった《気当たり》が僕にだけ向けられてるんだけど?!けど、この感じは妙手(みょうしゅ)(くらい)かな?)」ソワソワ

 

ケンイチが、いきなり不審者ばりに挙動不審になったので、なのはは疑問に思いケンイチに話しかけた。

 

なのは「どうしたの?兼一『お兄ちゃん』早く家に入ろう。そうじゃないと『なのはの家族に紹介』出来ないよ?」

 

その瞬間、玄関の奥の殺気が爆発的に膨れ上がり、その(あるじ)が《気当たり》を()き散らしながら玄関に近付いて来た。

 

ケンイチ「あれ?!(気配がいきなり達人級(マスタークラス)に上がった?!まさか隠してた?!)なのはちゃんコッチ来て!」ビクビク

 

ケンイチは、ビクつきながらもなのはを有無(うむ)を言わさず背中の方に押しやった。

 

 

ーガチャリー

 

 

そして、玄関から出て来た殺気の主に、なのははこう言った。

 

なのは「あっ、お兄ちゃん。ただいまなの。」

 

なのはに兄と言われた青年、恭也はケンイチだけに殺気の籠もった《気当たり》をぶつけながらこう言った。

 

恭也「ああっ、お帰りなのは。なのはは、少し先に家に入って居てくれないか?俺はこの男と話しをするから。」

 

ケンイチの後ろから出て来た、なのはは少し戸惑いながらも家に入って行った。

 

なのは「?う、うんっ。わかったの。」

 

 

 

ーパタンー

 

 

恭也「貴様~!!家の妹を(たぶら)かしおって!切り刻んでくれるわ~!!!」

 

キンッ!

 

恭也は、(ふところ)から取り出した小太刀(こだち)を『常人には』目にも止まらぬ速度で抜刀し、その速度のまま唐竹(からたけ)(頭の真上)に斬り付けようとした。

 

ケンイチ「ぎゃ~?!暴力反対!お願いします!話しを聞いて?!」

 

《真剣白刃取り》パァン!!(ピタリ!)

 

だが、ケンイチも達人の(はし)くれ((どころ)の話では無いが)、その剣閃を完全に見切り鼻先一寸(いっすん)(約3㎝)で止めていた。

 

恭也「なっ?!《白刃取り》だと?!」

 

恭也は、(ただ)でさえ実践で使われる事が少ない上に、(ほとん)ど成功させる者もいない技に驚愕するが恭也はさらに驚くべき事に気付いた。

 

ケンイチ「いゃ~?!近い!近い!刃物怖い!助けて~?!」

 

ギチギチ!

 

恭也「くっ?!こ、これは!(小太刀(こだち)がビクとも動かない!この男の腕は万力(まんりき)か何かか?!)ああ!クソッ!話しを聞いてやるからその手を離せ!!」

 

ギチギチギチ!!

 

恭也は手を離させるため、話しかけるが。

 

ケンイチ「う、嘘だ~?!絶対離した瞬間斬り付けるでしょ!だって、さっきより力が籠もってるもん?!」

 

ギチギチギチギチ!!!

 

恭也「嫌々(いやいや)、そんな、事は無い、さ!!」

 

と言いつつ、全力を籠める恭也に対してケンイチは。

 

ケンイチ「た、助けて!!じ、じぇろにも~~ッ?!」

 

意外と余裕そうである。

 

 

こうして高町家の長男、『高町 恭也』との最初の出会いは最悪とも言える物となった。

 

 

 

 

ちなみに、後の恭也がケンイチ(達人級(マスタークラス))の理不尽な技や身体能力を目の当たりにして、大量の冷や汗を流しながら「お、俺は、あんな人外(じんがい)に斬り掛かって行ったのか?」と言っていたらしい。

 




お読みくださった方々、ありがとうございます。次回はやっと家に入って他の家族と対面します。
追記
タグにキャラ崩壊を増やしました。

追記その2
なのはのケンイチに対する呼び方を『ケンイチお兄ちゃん』から『兼一お兄ちゃん』に修正しました。

追記その3
一部の漢字にルビを振りました。

追記その4
ルビが読みづらいと言う感想が複数あったので、古いまたは特殊な言い方や言い回しのみルビを振りました。
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