史上最強の師匠と次元世界最強の弟子   作:網鋼

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第4撃です。前回の後書きでとうとう、とか思わせぶりに言ってしまいましたが、1人しか出せませでした。ごめんなさい。


第4撃 すれ違いは戦いの狼煙(裏)

ケンイチが恭也に襲われ(?)ている頃、なのはの方はと言うと。

 

なのは「ただいま~」

 

すると、リビングの方から足音と共に女性の声で返事が帰って来た。

 

女性「あっ、なのはお帰り~。そういえば、ついさっき恭ちゃんが殺k…凄い怒って玄関の方に行ったけど、お外で何かあったの?(誰かと一緒なのは、わかったけど誰かな?多分、気配からして一般人だろうけど。)」

 

この女性が、達人級(マスタークラス)であるケンイチを一般人と勘違いするのも無理からぬ話である。

 

話が長くなってしまうが武術家には、ある一定以上の強さになると『気の運用』と言う物に意識的・無意識に関わらず行き着く。

そして、気の運用の際に別れる武術家のタイプである、心を静め冷静かつ綿密(めんみつ)な戦い方をする『(せい)の気』と心のリミッターを外し爆発的な気と身体能力を駆使(くし)した戦い方をする『(どう)の気』のそれぞれ共に、気の運用には三つの段階があり、それが『発動・解放・掌握』である。

 

何故この話をしたかと言うと昔、ケンイチは『闇』の弟子集団である『YOMI(よみ)』の『無手組(むてぐみ)』に所属しリーダーを(つと)めていた『鍛治摩(かじま) 里巳(さとみ)』との戦いで当時、弟子(でし)(クラス)でありながらも殆どの達人が行えるある意味、達人に至る為の登龍門とも言える気の運用の最終段階である『気の掌握』を一時的とは言え行い、その後の『梁山泊(りょうざんぱく)』の長老である『[無敵超人]風林寺(ふうりんじ) 隼人(はやと)』との世直(よなお)しの旅で「 気の練りだけは途轍(とてつ)もなく進んだ」と言われ、(さら)に敵の達人に達人級(マスタークラス)と勘違いされると言う事があった。

 

そして現在、二十代(にじゅうだい)の若さながらもケンイチは特A級の達人にまで登り詰め(落ちたとも言える)、技術や身体能力も()る事ながら特に気の運用に()いては[無敵超人]と並び称される『 [妖拳(ようけん)女宿(うるきぼし)]櫛灘(くしなだ) 美雲(みくも)』に次ぐ気の使い手となっていた。

 

そんなケンイチが気を抑え(さら)に、生来(せいらい)の貫禄の無さまで合わさると…

 

 

 

特A級の達人の力を持った一般人(モブキャラA)の完成である。(笑)

 

そしてその、究極の初見殺しとも言える存在と、先ほどまで一緒だったなのはが、その女性からの問いに答えた。

 

なのは「あっ、お姉ちゃん、ただいまなの。えっと、兼一お兄ちゃんとお家まで帰って来て、今お兄ちゃんとお話してるの。」

 

そのなのはの答えに美由希はケンイチ?と思ったので(さら)に聞いて見る事にした。

 

美由希「ん?その兼一って人は誰なの?できれば苗字も教えて欲しいな?」

 

それに対して、なのははケンイチに会った時を思い出しながら答えた。

 

なのは「えっとね、なのはが公園のベンチに座ってた時になのはの事心配して話かけてくれて苗字は、え~と、あ!白浜、白浜兼一って言ってたの!」

 

その時、美由希はなのはの答えた『白浜兼一』と言う人名が、もの凄く気に掛かった。

 

美由希「ん~?白浜兼一?何か何処(どこ)かで『()た』よう<じ、じぇろにも~~ッ?!>えっ?!な、何?今の声?!」

 

美由希は声の聞こえた玄関の方を見ながらなのはに話しかけた。

 

美由希「なのは、あたしは外の様子を見てくるからリビングに行っててちょうだい!そこに、かーさん(母さん)もいるから。」

 

状況が今一(いまいち)わからない、なのはだが取りあえず言うとおりにする。

 

なのは「?うん。」

 

意外と淡白である。

 

 

ところ変わってケンイチと恭也の攻防(?)場面に戻る。

 

ーガチャリ!ー

 

美由希「恭ちゃん!どうしたの!…って、本当にどうしたの?!と、とにかく刀しまって!」

 

恭也は、美由希が来て話しかけた瞬間つい力を抜いてしまった。

 

恭也「!美由希…あ?!」

 

そして、ケンイチはその瞬間を見逃さずに、小太刀(こだち)の下から逃げ出す。

 

ケンイチ「あ~、一時はどうなるかと思ったよ。あ、手の平少し()れてる。」

 

美由希「大丈夫ですか?少し見せ…ん?(この顔、何処(どこ)かで)」

 

この瞬間、その男の顔と先ほど、なのはの言っていた『白浜兼一』と言う言葉が、美由希の頭の中でとうとう噛み合った。

 

美由希「あ、ああ!!も、もも、もしかして小説家の白浜先生ですか?!」

 

 

こうして高町家の長女、『高町 美由希』に(表の)正体がばれるのだった。

 




お読みくださった方々、ありがとうございます。まだまだ高町家編は続きますので、気長に見て下さると有り難いです。

追記
一部の漢字や文字にルビを振りました。
ルビが多すぎて指が痛いです。

追記その2
ルビが読みづらいと言う感想が複数あったので、古いまたは特殊な言い方や言い回しのみルビを振りました。

追記その3
女宿のルビに誤りがあったので修正しました。
じょしゅく→うるきぼし
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