史上最強の師匠と次元世界最強の弟子   作:網鋼

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いきなりですが、UA1万突破と、お気に入り100人突破(してた)記念として短編を書きました。
本編とは関係ありませんので、お気お付け下さい。


UA1万突破とお気に入り100人突破(してた)記念短編『奴ら(達人)は何処にでも居る』

とある日の午後の事、『八神 はやて』と言う車椅子に乗った、栗毛でおかっぱの少女が、道端(みちばた)のヒビ割れにタイヤを捕られて、立ち往生していた。

 

はやて「ふんっ!せいっ!シャオラァー!!」

 

見かけに()らず、(いさ)ましい少女である。

 

はやて「う~ん、どないしよ、全然抜けへん。電話持ってへんし、誰か通ってくれへんかな?」

 

どうやら、完全にお手上げ状態のようだ。

 

はやて「仕様(しょう)があらへんけど、しばらくはこのま<どうし、た?>うおっ?!だ、誰やいきなり!チビるかと思ったやないか!」

 

この少女、まったくヒロインの自覚が無いようである。

 

しぐれ「…しぐれ」

 

口下手にも(ほど)がある。

 

はやて「?…あっ!もしかして名前ですか?しぐれお姉さん言うんですか。

そいえば、まだ言うとりませんでしたけど、私は『八神 はやて』言います。実は、タイヤがハマってしもうて、お姉さん何とかなりませんか?」

 

すると、しぐれはおもむろに、背中の長い袋に手を掛けながら、つぶやいた。

 

しぐれ「ん…少し、待て。……えい。」

 

ーキンッー

 

ーガコッー

 

はやて「へ?えいって、何を…って、何じゃこりゃ~?!」

 

この時、つい音の方を見たはやては、驚きで口が塞がらなくなった。

はやてが見た物、それは…

 

『綺麗に(さい)の目切り』 になった『ヒビ割れがあった(はず)の地面』である。

 

しぐれ「これ、で…おっ、け~」

 

しぐれは袋の口を縛った後、後ろに周り、はやての乗る車椅子を押した。

 

ーガラガラッー

 

はやて「んな、あほな。…って、お姉さん今、何したん?」

 

すると、しぐれは少し考えて、こう答えた。

 

しぐれ「……………斬っ、た。」

 

はやて「へ~、そう何や…って端折(はしょ)り過ぎやろ!…え、斬った?!」

 

ノリツッコミならぬ、ダブルツッコミである。

 

そして、そんなはやてに対して、しぐれはこう返した。

 

しぐれ「えっ、へん。(ドヤ顔)」

 

その顔を見たはやては『あ、あかん!シバき倒したい!けど!我慢、我慢や私!お姉さんは恩人や、シバいたらあかん!』と思っていた。

 

はやて「お、お姉さん、ホンマにありがとうな~。助かりましたわ~。もし良かったら、お礼に少し歩いた所に喫茶店があるんで、一緒にお茶でもどうですか?そこ、シュークリームが凄い美味しいんですよ~。」

 

(腹黒い少女の癖に)意外と大人の対応である。

 

そして、しぐれは、はやてに一言こう言った。

 

しぐれ「ん。」

 

まさかの一言でなく、一文字であった。

 

はやて「ほ、ほなら、行きましょうか?」

 

流石の(腹黒)はやても顔が引きつるのだった。

 

そして二人は喫茶店えと足を向けるのだった。

 

 

はやて「ついたで!ここがあの、シュークリームで有名な『喫茶 翠屋』や!他のも旨いで!」

 

はやての宣伝チックなセリフに対して、しぐれは無表情に。

 

しぐれ「お~。」ーパチパチパチー

 

はやては一瞬、額に血管が浮き出そうになるが、その瞳の輝きを見て『あ、もしかして喜んどる?』と思い、気を取り直して翠屋に入ろうとした。

 

はやて「ん?ん~、まあええわ。ほな、入りましょうか。」

 

ーカランカランー

 

ードンッー

 

はやて「わぷっ!な、何や?壁?(チラッ)……あ、私死んだわ。」

 

その、はやてが壁かと思い見て、死を覚悟したそれは…

 

『金色の長髪』で『身長が2メートル以上』ある『筋骨隆々』の『老人』であった。

ちなみに、その老人の口の端には赤い液体(苺ジャム)が付いていた。

 

長老「む?すまんのお嬢さん、少し『すい~つ』の余韻(よいん)に気を取られて、気付かなかったわい。」

 

その老人の謝罪に、はやてはビックリしながらも、答えた。

 

はやて「ウヒャ?!い、いえ、いえ!大丈夫ですから!だから食べないで下さい!お願いします!!」

 

はやては、まだ混乱しているようだ。

 

長老「ほっ、ほっ、ほっ。な~に、捕って食いはせんよ………不味い(と思う)からの。(ニヤリ)」

 

はやて「いや~?!誰か助けて~!!」

 

この老人、悪乗りし過ぎである。

 

しぐれ「ジジイ、やり過ぎ、だ。」

 

この時、はやてには、しぐれが女神にみえたと言う。

 

はやて「うわ~ん!女神様~!!」ーギュッー

 

ームニョンー

 

しぐれ「だれが、女神、だ。」

 

ーウホ!ナンヤコレー

 

長老「ほっ、ほっ、ほっ。仲が良いのう。」

 

ーデカスギヤロ!ー

 

カオスである。

 

ーカオガウモレテー

 

しぐれ「ジジイ、ここ、で、何して、る?

世直しの、旅のは、ず。」

 

ームニムニヤデー

 

確かに長老が居るにしては、『はいから』な場所である。

 

ーヤワラカーイー

 

長老「いやのう、ここの『お~な~』と少し顔見知りでの、立ち寄っただけじゃよ。まだ、家には帰らんがの。して、しぐれはまた『探し物』かの?」

 

ーココハテンゴクヤ、フヘヘヘー

 

しぐれ「そう、だ。…てい。」ーゴツンー

 

ーウゴ!ー

 

ここで、落ち着きを(拳で)取り戻したはやては、しぐれに質問した。

 

はやて「いたた、そ、そう言えば、お姉さんの探し物って何?」

 

一応、人の話は聞いていたようだ。

 

しぐれ「ん、…ひみ、つ。」

 

はやて「フフッ、何やそれ。」

 

二人が何だ()んだで仲良くしていると長老が話掛けて来た。

 

長老「(わし)はそろそろ行くでの、二人共仲良くするんじゃぞ。でわ、さらばじゃ。」

 

ーゴウッ!!ー

 

はやて「きゃ!!…何や、今の風…あれっ?!おじいさんが居無うなっとる!」

 

そこで、はやてはある本の、登場人物を思い出した。

 

はやて「もしかして、おじいさんは風神様?」

 

本日、二人目の神認定である。

 

そしてその後は、特に何事も無く『すい~つ』を食べて、別れたのだった。

 

 

しぐれが、『屋根の上を跳んで帰る』以外は。

 

はやて「ホンマに何物?!」

 

 

 

おわり

 




また、区切りの良い時に短編出します。
これはIFの更にIFの物語です。
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