仮面ライダーマーズ   作:銀河 流星

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自身初のオリジナル作品です。
まぁ、ゆっくりしていってね!!


本編
第1話「新たな敵!!達也の意思と赤い玉」


「あれ、ここはどこだ!?」

 

 

俺、火野達也(ひのたつや)はそう言って目を開くとそこは、あたり一面が灰で覆われていた。街のシンボルである天空タワーも途中で壊れて破損されている。大気も汚れていてとても地球とは呼べない状態だった。

 

 

「酷い、一体誰がこんな事を!?」

 

 

 

俺は、そう言ってひたすら前へ前へ歩き続けた。

しかし、ただ時間が過ぎるだけだった。

そんな俺の前におる老婦人が立っていた。見るところ100歳ぐらいのお婆さんだった。

 

 

「あの、ここはどこですか!?」

 

 

俺は、聞くがそのお婆さんは無視する。彼女が唯一の手がかりだと思った俺は必、死になってお婆さんに状況を聞こうとするが何も答えてくれない状態だった。

 

 

「お婆さん、答えてくれたってイイじゃないですか!」

 

 

ついカッとなった俺が大声でそう言うとお婆さんの瞳から涙が次々と零れ落ちて来た。

それを見ると慌ててお婆さんに謝罪する。

すると、あれだけ重かったお婆さんの口がゆっくり開いた。

 

 

「今、この世界には私しか生きてないんじゃよ。

約八十年ぐらい前、この街に突然のようにやってきた()()のせいでね……。」

 

「奴ら!?」

 

 

お婆さんの口から出てきた奴らという言葉にしてしまったが、お婆さんは絶えず語り続けた。

 

 

「どうやら、君は過去から来た人間みたいね……。この街はね、獣神達によって壊滅的なダメージを受けた……。獣神達を見極める方法がなく、日本政府はこの街を見捨てた。しかし、それが原因で日本は……いや、地球は死の惑星となってしまった……。でもね、一人だけそれを見極めれる人が居るんだよ……。」

 

「誰!?」

 

 

思わず聞いた。

こんなにも酷いことをした獣神達を俺は、許せなかった。すると、お婆さんは人差し指を俺に指してきた。

 

 

「お前さんじゃ……。」

 

「お、俺!?」

 

 

目を丸くして聞き直すとお婆さんほうんと頷いくと、懐から取り出した赤い球体を俺のへその所に突き出した。

すると、不思議なことにその球体は次々と体内に入り込んでしまった。

 

 

「う、嘘!?」

 

 

思わず大声を張り上げたが既に球体は達也の体内と一体化してしまった。

 

「お前さんが世界を救え……炎の戦神、戦士マーズ。」

 

「炎の戦神!?」

 

 

俺は、もっとお婆さんに聞こうとしたがそこで意識が薄れていってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「達也!達也!達也ってば!」

 

思わずベットから起き跳ねるとそこには、幼馴染みの片岡明里(かたおかあかり)がいた。

 

 

「明里……、何で俺の部屋に!?」

 

 

俺の部屋なのに明里が居ることに違和感を感じた。

幼馴染みとはいえ、明里は部屋に入ってきた日はこれまで一度もなかったからだ。

 

 

「何でって……今日何の日か忘れたの?」

 

「何の日かって……あぁっ!!!」

 

 

明里に言われて脳細胞をフル回転させると、何かを思い出すと時計を確認して急いで着替え始めた。

 

 

「ちょ!私の前で着替えないでよ!」

 

「そんな事言われたって、緊急事態だからしょうがないだろ!」

 

 

そう言って制服に着替えた。

俺の通う天空第一高校では、今日が新年度の最初の日なのだ。生徒会長である俺は、新入生を迎える準備や生徒会長挨拶などやる事が沢山あるのだ。

 

 

「てか、火燐(かりん)は??」

 

「火燐ちゃんなら、もう学校に向かったよ。何でも出来る兄ちゃんの姿をじっくり見たいってね!」

 

 

俺の妹、火燐も今日は第一高校の入学式と言うとことで先に家を出たらしい。

 

 

「良し、明里行くぞ!」

 

「待ってよ!」

 

 

そう言って玄関へ向かい鍵を閉めてから隣りに置いてある愛車ホンダ・CBR1000RRにまたがりヘルメットを被るとエンジンをかけた。

 

 

「ほれ!ヘルメット。」

 

「ありがとう……」

 

 

もう一個のヘルメット明里に渡した。それを、被り明里は俺の後ろに乗ると腰に手を回してきて自分の手をガッシリ握ってた。

 

 

「じゃあ、飛ばすから落とされるなよ!」

 

 

そう言ってバイクを走らせ学校へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「おぉ!やっと着いたみたいだな。みんな、会長が来たぞ!」

 

 

俺達が学校へ着くとそこには、生徒会執行部のみんなが待っていた。

 

 

「会長、初日から寝坊とはらしくないですね。」

 

「俺にも寝坊はある。」

 

 

ここで、生徒会執行部のメンバーを紹介しよう。

まずは、会長の俺。

次に女子副会長の明里、男子副会長の三森柊優(みもりしゅうや)、書記3年の 奥村奈々(おくむらなな)ここまでは同じクラスだ。

最後に書記の2年生新田剣心(にったけんしん)神崎美南(かんざきみなみ)と新入生から2名執行部に入れて構成される。

 

 

「達也先輩、他の準備は完了してます。後は、先輩の挨拶だけです。」

 

 

そう教えてくれたのは、2年生の美南だった。

それにしてもグランドまでが埋まるぐらい入学式に参加する保護者は多いんだとグランドを眺めながら改めて実感した。

「分かった、生徒会室に行こう!」

そう言うと場所を生徒会室に移動させた。

 

 

 

 

「現文のテスト点悪いのにこう言う文章はどうしてスラスラ書けるのかね〜。」

 

 

男子副会長の柊優が挨拶文章を読んで不思議そうに訪ねた。

 

 

「俺も聞きたいよ。美南、そろそろ放送の時間だ。新入生並びに保護者の皆様を第一講堂に誘導してくれないか?」

 

「お任せ下さい!」

 

 

そう言うと美南は、放送の準備をした。

ここからは、入学式と始業式を別れてやる。勿論、俺達生徒会執行部は始業式には参加せず入学式の方に参加する。しかし、2年書記の二人には始業式が終わる直後、対面式を行うのでその準備の為に始業式の会場へ向かう。

要は、執行部のチームワークが肝心になる。

 

 

「じゃあ、後はシュミレーション通りに美南と奈々は、司会席で待機しててくれ。剣心は、体育館の出入口で俺達が来るのを待ってくれ。来たら優しくノックするから美南に合図を送ってくれ。」

 

「「了解!」」

 

 

その時俺は完全に生徒会長として力を発揮していた。

その姿は、さっきまでの寝起きとは別人の人みたいだろう……。

 

 

「柊優、明里、俺達は先に講堂へ行くぞ!」

 

 

そう言って場所を講堂へ移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達生徒会三役が講堂で待機すると新入生がぞろぞろと講堂へ入ってきて、入学式が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「疲れた〜!!!みんな、お疲れ〜〜」

 

 

全ての行事が終わり生徒会室でくつろぐ執行部。

それもそのはず、今日の準備や式の進行並びに片付けまでが、仕事だからである。

その疲れは、会長の俺だけではなく全員おなじ気持ちなのだ。

 

 

「達也、帰りにさよりたい店あるの!行こうよ!!」

 

 

そう言ってチラシを見せてきたのは、明里だった。

 

 

「明里は、疲れてないの?」

 

 

その元気そうな明里に質問するも「大丈夫!大丈夫!」の一点張りだった。

こうして、俺は明里に連れ回されるのであったはずが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キャーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かの悲鳴が校舎内に響きたわると俺は急いで生徒会室を後にした。

向かった先には、怯えている生徒と首から下したかない無惨な死体だった。

 

 

「達也!どうしたの!!」

 

「来るなっ!!!早く逃げろ!!!」

 

 

後を追いかけてきた執行部のメンバーにそう告げた。

そう、この怯えている生徒こそ真犯人なのだ。少なくとも俺の目には、そう写った。

後ろを振り向くと明里の姿がないのを確認するとゆっくり怯えている生徒に近づいた。

 

 

「大丈夫?」

 

 

向こうの正体を知らないふりして近づいた。

すると……、謎の鞭みたいなので首を絞める始めてきた。

 

 

「引っかかたな、人間!!」

 

 

生徒は、姿を怪物に変えた。全身緑色の姿をしているが顔や形は百獣の王ライオンに似た姿をしている怪物は、大声で笑っていた。

 

 

「お前は……何者だ!?」

 

 

苦しい中、話せる力を振り絞って怪物に聞いた。

 

 

「我が名を知りたいのか!?良いだろう。我が名は、森と野生動物の神…獣神タピオだ!」

 

 

タピオ……、フィンランド神話に出てくる神の一人だ。

 

 

「神が何故、人を!?」

 

「人間の自分勝手な行動が我々神々の怒りに火をつけた。我々神々は、人間破滅計画を遂行することをここに誓う!その二人目の犠牲者は、貴様だ!」

 

 

そう言うとタピオは、さらに力を強くする……。必死にもがいていたけど…次第に意識が薄れていこうとしていた。しかし、謎の刃物のおかげでタピオの鞭が切れてようやく呼吸が出来るようになった。

 

 

「危なかっでは、ありませんか!ユーピテル様からもらった炎の力を無にする所でした。」

 

 

喋っているのは、人……ではなく人の言語を覚えている猫だった。

 

 

「猫がじゃべった!?」

 

「お前は……ギリシアの神々は獣神を裏切るのか!?」

 

 

驚いている俺を完全に無視して猫と怪物の会話が始まった。

 

 

「我ギリシアの神々は、貴様らに屈服したつもりは無いぞ!」

 

「だが、カオスはそう言ったんだが……。」

 

「何!?カオスが???仕方ないな……、おい、そこの人間!」

 

「だ、誰が人間だ!!俺は、火野達也だ。」

 

 

そう言って立ち上がるとアルテミスの前へ向かった。

 

 

「じゃあ、火野。ユーピテル様は、この星の未来をお前に託した。今こそ、ローマの戦神マールスを解放するのだ!」

 

 

アルテミスの言葉につられて体内から夢で見た赤い球体が姿を現した。

 

 

「これは!?」

 

「これは、ローマの戦神マールスの魂が宿った球体だ。それを使って神に変身しろ!ただし、一回変身したら死ぬまで普通の生活には戻れないがな……。」

 

そう言われると悩んだ……。

 

 

アルテミスの言うことが確かなら、これを境に人であることを捨てるという事を意味する……。

 

 

「もし……もしも、この力で周りを守れるなら……俺は、人間をやめてやる!!」

 

 

その一言で腰に石版みたいなベルトが装着された。色は、白で仮面ライダーギルスみたいな形にバックルにこの球体を入れるのか、そこだけ何も無い状態だった。そして、周りには古代文字が沢山書かれていた。

 

俺は、左手を腰に球体を持っている右手を真上に掲げると、ゆっくり目の前に下ろすと親指で球体を押すと赤く光出した。それを確認して横へ右手を持っていくと腰の位置へ持っていくと同時に左手を斜め前に突き出すとゆっくり握り拳を作り左前へ持って来た。まるで、体内にある気をその球体に集中させるかのように……。

 

 

「変身!!」

 

 

と叫ぶ同時に再び左手を腰の位置へ右手を真上へ掲げてからベルトのバックルにセットした。

 

《チェンジ!マールス!!》

 

という音声と同時に俺は、全身に鎧を身にまとい仮面をつけた戦士へと姿を変えた。

 

 

「あれが……炎の戦神!?」

 

 

その姿は、仮面ライダークウガ・アルティメットフォームの姿の角以外の黄色い部分が炎のように真っ赤になっていた。

 

 

「勝負だ!!獣神タピオ!!!」

 

 

そう言うとタピオを迎え撃とうとしていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
遂に、戦神マールスの魂を宿した戦士マーズに変身した達也……。その実力が発揮される時!!
そして、その気を感じた獣神達が次々に天空町に向かい始めた。

第2話「変身!その名も戦士マーズ!!」
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