いじめを防ぐために町役場で奮闘する仮面ライダーマーズ……。
しかし、それとは違いポセイドーンはある事をしに海へ向かっていた……。
注意、この回のメインはポセイドーンです。
達也ではないのでご了承ください。
「おい、何のようだ?」
俺、ポセイドーンはそう言ってある人と会っていた。
そいつの名は、放射能怪人ラゴン……。
その姿は、空想科学シリーズウルトラマンに登場するラゴンそのものだった。
唯一の違いは、言語能力と変身能力だ。
そんなラゴンが俺を呼び出してきた……。何かあるのか怪しながら近づくとラゴンは、何も言わずに俺に襲いかかった。
「な、何するんだ!?」
襲いかかったラゴンは、俺の上に乗っかり首を絞めてきた。ついカットなった俺は、腹部に膝を入れてダメージを与えると退かして立ち上がった。
「お前、神である俺に歯向かうというのか?」
しかし、ラゴンは無言で何も返事を返さなかった……いや、返す気すらないと言うのが態度でわかった。
「そうか、そんなに死にたいなら……」
俺は、そう言って懐から青い球体とドライバーを取り出すと球体をドライバーのバックルの中央に挿入すると、ドライバーをへそより少し下につけるとそこからレールが伸びて装着と同時に「カチャ」という音が鳴った。
左手をベルトに添えたまま右手を真上に上げると握り拳を作って気を溜めるかのように自分の前に持ってきた。
「変…身!!!」
と叫ぶと左手を握り拳作って目の前に持ってくると右手を右腰の所へ同時に動かした。
《チェンジ!ポセイドーン!!》
機械的な音声と共に青い球体から水が放出されて全身に広がるとポセイドーンは、仮面ライダーポセイドンに変身した。
「さぁ、遺言があるならさっさと言え。」
「ふん、仲間割れして死ぬがいい。」
ようやく喋った言葉がこれだ。俺は、火野が完全に奴に騙されているとそこで理解した。
「なら、火野が来ないうちにお前を消し去る。」
俺は、そう言って戦闘態勢に入る。それを見て高らかに笑ったラゴンは、俺を睨みつけると
「やれるもんならやってみろ。」
と言うと俺は、勢いよく近づき腹部に膝を入れてから回し蹴りして横倒す。
「どうした!?そんなもんか?」
そう聞きながらラゴンの頭を右手で掴んで持ち上げると左手でパンチを連打してから両手で頭を持ってジャイアントスイングをして放り投げると海へ潜ってしまった。
それを見た俺は左手にあるポセイドーンブレスに手を添えると氷銃に変形した。
ちょうど目の前に姿を現したラゴンを確認して発砲するとそれが広がりラゴンの動きを封じたのを確認して氷銃をポセイドーンブレスに戻して球体を下へ回転させた。
《ポセイドーン!フィニッシュドライブ!》
そう言う音声と同時に左足が氷と水に覆われた。それを確認して、助走をつけると勢いよくラゴンに向かって
「ライダーキック!!」
と叫びながらライダーキックを放つと見事に命中した。この技名にもだいぶ慣れたところだ。
俺は、海に着水するとそのまま潜って陸に上がった。そこには、ボロボロになったラゴンの姿があった。
「どうだ!?あいつが来る前に倒したぞ?」
「ふん、そいつはどうかな?」
にやけながらそう言うラゴンの言葉に意味がわからかったが、その意味も一人の人物の登場で理解した。
「ポセイドーン!!!」
俺は、振り向くとそこにはバイクに乗っている火野の姿があった。奴は、既に変身していた。
この時、俺は初めてラゴンに負けたという感情に押し流された。ラゴンは、初めからこれを狙っていたのだ……。そして、今の俺に知らない火野達也にある真の力にも……。
「これ、お前がやったのか!?」
火野……いや、仮面ライダーマーズの質問に俺は答えれなかった。こんな答えにくい場面でなんて答えれば良いのか俺には、分からなかったのだ。
「答えろ!!お前がやったのか!?」
しかし、それがマーズの怒りの火を更に強くした。あいつは、両手に握り拳を作って怒りをあらわにしていた。
「答えろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
そう叫ぶとマーズの身体が黒いオーラに包まれた。それを見た俺は、唖然となった。あの時、不思議な奴と思った理由……それは……
「アぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
火野達也が純粋な人間ではないということ……。
赤いラインの部分が白くなっていく……。そして、肝心の複眼は……真っ黒に変化した。
「ポセイドン……てめぇぇぇぇぇぇっ!!!」
完全に理性を失ったマーズは、俺の首を掴み持ち上げた。普段のマーズなら俺の首を掴む事すら出来ないはず……。
「火野……落ち着け、これは罠だ!」
しかし、マーズは俺を無視して連続でパンチを連打して投げ飛ばされた。体制を立て直すも、瞬間移動ですぐ追い付かれる。
「こいつの瞬間移動……こんなに早かったか?」
そう疑問を持ちながらもマーズの攻撃を受け流すが右ストレートがクリーンヒットしてしまう……。
「ポセイドン、俺は…俺は!!お前を許さねぇ!!」
そう言って野獣の如く睨みつけるマーズに俺は……ある覚悟を決めた……。
それは、ついさっきまでなかった覚悟だった……。
先に攻撃を仕掛けてきたマーズを瞬間移動で躱すとマーズの後ろに回り込むと首を絞めた。
「マーズ、落ち着かないならお前を倒す!」
俺の覚悟……
それは、暴走した仮面ライダーマーズを倒す事だった。
しかし、マーズは俺を放り投げる形で躱すと爆炎カリバーを取り出した。それを確認して氷銃を取り出すと連射してマーズの動きを完全に止めようとした。
しかし、マーズは爆炎斬を次々と放ってくる……。
「クッ……俺の時よりも戦闘力が上がっているだと!?」
俺は、暴走したマーズの驚異的な戦闘能力にビックリした。
「火野……許せ……。」
俺は、そう言って氷銃を強く握りしめてバックルにかざす……。
《ポセイドーン!シューティングドライブ!》
そう言う音声と同時に俺は、氷の銃弾をマーズの胸の周りに撃ち円を作った。
そして、銃口が青色のエネルギー弾が銃口に集中するとと狙いを定める。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
そう叫びながら引き金を引くとそれがマーズに命中した。貫かれた胸は、ぽっかり穴が空きそこから大量の血が飛び散っていた。本来は、獣神を倒す物なので……人に使ったらそうなることぐらい分かってたのに……。
「火野!火野!おい!しっかりしろ!!」
俺は、そう言うが既に死んでしまった火野には反応がない……。
「火野……俺は、お前を殺したくなかった……。だから返事してくれ!火野!!」
しかし、火野は人形のようにピクリとも動かない……。
「火野ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
俺は、そう叫ぶと初めて目から涙が流れ落ちた……。
それは、人を殺した罪悪感という名の感情だった。しかし、それはラゴンが考えた卑劣な作戦だった。
「どうだ?人を殺した気分は??」
ラゴンは、こちらに近づいてくるとニヤニヤしながら聞いてきた。
「最悪……とだけ言っておこうか!」
俺は、握っていた氷銃でラゴンの頭を撃ち抜くと再び立ち上がるとバックルに氷銃をかざした。
《ポセイドーン!シューティングドライブ!》
そう言う音声と同時に俺は、氷の銃弾をラゴンの胸の周りに撃ち円を作った。
そして、銃口が青色のエネルギー弾が銃口に集中するとと狙いを定める。
「クッ……逃げれないだと!?」
「ふん、所詮お前は悪魔だ!俺があの世へ葬ってやるよ!喰らえ!!
ロックオンショットぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
そう叫びながら引き金を引くとロックオンショットは、ラゴンに命中するとラゴンは、爆発しようとしていた。しかし、その体内には大量の放射線が含まれている事を知った俺は、もう1回バックルに氷銃をかざした。
《ポセイドーン!シューティングドライブ!》
すると、ラゴンの頭上に放ったシールドが彼の体を包み込むとラゴンの大爆発を防いだ……。
「火野……俺は、神どころか仮面ライダーすら失格だ……。俺は、もう何も守る気にすらなれない……。」
俺は、死んでいる火野に対してそう言い残すとバイクに乗りその場を去った……。
その後、あの女が火野を見つけてその死体を抱きしめながら泣いているとは知らずに……。
《次回予告》
達也は、死んだ……。
その事実から数週間経ち、天空第一高校では新体制の生徒会が発足して文化祭の準備が始まった。
そんな中、獣神が学校を襲いにやってきた。
第11話「償える命とは!?」