仮面ライダーマーズ   作:銀河 流星

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《前回のあらすじ》
達也が死んだという事実から数週間が経ち、みんなそれぞれの道を歩み出そうと奮闘するが、達也の存在が大きく中々歩み出せなかった……。
そんな天空第一高校に達也にそっくりな青年が姿を現した。しかし、そいつは達也ではなく偽達也だった。
果たして、偽達也の正体は!?

そして、本物の火野達也は!?










第12話「新フォーム爆誕!!帰ってきた仮面ライダーマーズ」

 

 

「戦士、目覚めよ……」

 

 

俺、火野達也は目を覚ますと何も無い空間に浮いていた……。

 

 

「ここは!?」

 

 

不思議な景色に俺は、少し驚くと一瞬脳裏にポセイドンとの戦闘シーンが映った。

 

 

「それに……あれは……一体!?」

 

「なに人の部屋で試行錯誤してるのですか?」

 

 

俺は、振り向くとガッチリした上半身がむき出しになっている男性が居た。

 

 

「誰ですか!?」

 

「私の名は、ゼウス…。人類と神々の秩序を正す天空神である。」

 

 

俺は、神の中で一本強いとされているゼウスが目の前に現れたのだから相当驚きを隠せなかった。

 

 

「神様が前にいるって事は……俺は、死んだんだな……。」

 

 

それと同時に俺は死んだと言う真実を理解した。まぁ、何を隠そうとあれだけ迷惑をかければもう、戻れないだろうけど……。

 

 

「いや、まだ死んでないよ。」

 

「え!?」

 

 

俺は、目を丸くして驚いた。だって、頭の上に天使の輪が……あるのに……。

 

 

「君が死ぬ直前に本物の肉体と魂を分離させてここまで運んできたのだ。ほれ、ここにあるだろ?君の身体。」

 

 

そう言うとゼウスの横には、俺の身体がちゃんと丁寧に置かれていた。

 

 

「じゃあ、助けてくれたんですか?」

 

「当たり前じゃよ。それに、君の親だっているんだよ?ほれ、入ってこいよ。」

 

 

そう言われると親父火野龍玄(ひのりゅうげん)火野千鶴(ひのちずる)がやって来た。

 

 

「達也、お前がこっちの世界に来るには少し早い。」

 

「貴方には、明里ちゃんや火燐が帰りを待ってるわ。それに、約束したんでしょ?明里と五つの約束……。」

 

 

そう言われると俺の脳裏に幼い頃の明里が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私と結婚して!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、俺は小学生ながら町の美男コンテストに参加して入賞してたので結構な人気者だった。それに、嫉妬した明里は俺にそういったのだった……それ以外に三つ約束が残っていた。

 

 

「でも、ここはあの世だろ?どうやって帰るんだ?」

 

「ゼウス様が導いてくれるぞ。達也、明里ちゃんをこれ以上泣かしたら許さないぞ!」

 

「それと、これを持っていきなさい。」

 

 

そう言って母親から渡されたのは、不思議な豆だった。

 

 

「これは!?」

 

「神眼だ。それを飲むと成分が強制的に君の瞳と合体して獣神や神、そして善悪の怪人の区別が出来る様になっている。」

 

 

俺が質問するとゼウスが優しい口調で説明してくれた。その説明を聞いた俺は、神眼を飲み込んだ。

 

 

「それと、お前に新たな力を託そう。来い!四神!!この心美しき少年に力を与え分けたまえ!!」

 

 

ゼウスが、両手を挙げて言うと天井から二つの光が俺のところへやって来た。一つは右手首より少し下に装着されると時計の形をしたブレスレットになった。

そして、もう一つはマーズベルトの左腰にくると、メダルフォルダーみたいなのに変形した。それの中には五つのメダルが入っていた。一つ目は、鳥の絵が刻み込まれていた赤いメダル……二つ目は、脚の長い亀に蛇が巻き付いた形で描かれている青いメダル……三つ目は、細長い体をした虎の絵が刻み込まれている白いメダル……四つ目は、最後は長い舌を出した竜の絵がかかれてある見どい色のメダル……そして、龍の絵が刻み込まれている黄色いメダルが収納されていた。大きさは、オーズに出てくるメダルぐらいだった。

 

 

「これは!?」

 

「それは、君の住んでる日本の隣の国、中国に伝わる伝説の四神だ。上から、南の火神朱雀(すざく)、北の水神玄武(げんぶ)、東の土神白虎(びゃっこ)、西の風神青龍(せいりゅう)、そして四神の長で中央の雷神黄龍(こうりゅう)だ。彼らと心を通わして共に戦うのだ。良いな?」

 

 

ゼウスは、ちゃんと説明してくれた。俺は、それにうんと頷く。

 

 

「では、自らの身体に入りたまえ。そして、自らが愛した民達を守りそして、恐怖から救いたまえ!」

 

 

すると、俺の魂は俺の身体へ入ると身体が動くようになった。

 

 

「幽体離脱した後って身体が鈍いな〜。」

 

 

人生で初の幽体離脱をした俺は、そう感想を述べながら身体を運動しながら動かし感覚を作る。

 

 

「見よ、下界で獣神が暴れている。」

 

 

ゼウスは、そう言ってモニターを出した。そこには、天空第一高校の昇降口前で偽マーズとポセイドンが戦闘してるシーンだった。それに、偽マーズの正体の姿が俺の目にははっきり見えた。

 

 

「あいつは!?」

 

「あれは、エジプトの神の1人トートだ。変身能力が出来たりものを作る事に特化している。」

 

「トート、よくも人の格好を真似やがって……てか似てないし!」

 

 

そうツッコミを入れると俺は、親の方を見た。

 

 

「父さん、母さん。見ててくれ……俺と火燐を空の上から……。」

 

「あぁ、人類ZERO計画を必ず阻止するんだ!お前が人類最後の希望なんだからな!」

 

 

そう俺の肩をがっちり掴んで親父はそう言った。

 

 

「頑張りなさい。貴方には、たくさんの迷惑をかけたから……せめて、自分の未来だけでも守ってきなさい。そして、幸せになりなさい。あと、火燐に宜しくね!何時までも泣いちゃダメって伝えといてね。」

 

 

そう優しく母親も言う……。もう二度と会えないと思っていた親父と母親に会えたことは、俺にとって嬉しかった。そして、両親の言葉を胸に俺はゼウスの方を見た。

 

 

「ゼウス様、お願いします。」

 

「よかろう……光が導き聖なる道よ!この心美しき少年火野達也を今ピンチに陥っているポセイドーンの前へ向かわせたまえ!愛する者を守るために少年を導きたまえ!邪悪な者の秩序を正すため少年を下界へ導け!!」

 

 

そう言って俺の足元から金色の聖なる道が出来た。

 

 

「行け、下界の秩序を正す戦士…仮面ライダーマーズよ。」

 

 

俺は、ゼウスの言葉にうんと頷くと両親に手を振りその場をさった……。

 

 

 

「これで良かったのか!?」

 

 

ゼウスは、龍玄に聞いた。しかし、龍玄はこう答えた。

 

 

「あれは、達也の道です。もしあいつは、天国に来たとしてもすぐに帰りたくなるはずです……。

だから、これで良かったのです。ご協力感謝します。ゼウス様……いや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……我が火野家のご祖先様」

 

 

そう言うとゼウスは、少し誇らしげにうんと頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、天空第一高校ではボロボロになったポセイドンが変身を強制的に解除されて横倒れていた。

 

 

「そろそろかな!?」

 

 

そう言って偽マーズは、高々とニセ爆炎カリバーを掲げるとポセイドンを殺そうとしたのを確認した。

左手首にあるマールスブレスレットを銃型の武器に変形させた。

 

 

「えっと……今日からお前の名前は爆熱銃だ。」

 

 

俺は、新たな武器であら爆熱銃を構えて引き金を引くと偽マーズに命中した。

 

 

「な、何者だ!?」

 

 

偽マーズは、当たりを見回すが誰もいない。それは、俺がまだ聖なる道の途中だからだ。俺は、雲から放たれている黄金の道を通って今、地上にたどり着いた。

 

 

「聖なる道……なっ!?火野???」

 

「よう!数週間ぶりだなポセイドーン。話は後だ、まずはコイツを……。」

 

 

そう言ってベルトを出現させると同時に後ろから明里が飛びついてきた。

 

 

「ちょっ!!明里!?」

 

「……幽霊じゃないよね?」

 

 

明里は、怖い顔でそう聞いてきた。俺は、一旦変身するのを止めて明里の方を向く。

 

 

「俺は、そう簡単に死なない。俺は、お前達を見捨てて先にあの世に行かねぇーよ!……約束だったろ?」

 

 

そう言うと明里は、急に笑顔になって再び抱きついた。

 

 

「信じられない……死んだはずの人間がまた生き返るなんて!」

 

 

偽マーズは、そう言って俺の存在に驚いていた。

 

 

「そんな、奇跡みたいな事があるんだよ。良いか、偽者!本物の力見せてやるよ!」

 

 

俺は、そう偽マーズに言うと明里に下がってろと合図を送ると左手を左腰に右手を真上に掲げると、ゆっくり目の前に下ろしえ横へ右手を持っていくと右胸の所へ寄せるとベルトの左腰にある四神フォルダーから赤い朱雀のメダルを抜き取ると右手首より少し下にたる四神ブレスにセットした。

 

《Are you lady?》

 

 

という音声が流れると両腕を大きく回して右手を斜め右下に左手を右肩に構えると

 

 

「変身!!」

 

 

と叫ぶと右手を右斜め上に左手を左腰に移動させる途中に左手で四神ブレスを擦ると右手を右斜め上に持ってくると気を貯めるように握り拳を作って右胸に持ってくると同時に左手も握り拳を作った。

 

《チェンジ!マールス!…スザク!!》

 

ベルトがいつも通りに光輝くと四神ブレスから赤い炎の鳥朱雀が出てきて俺の体を包み込み変身した。

姿は、いつもの仮面ライダーマーズの姿で黒い部分が赤くなり赤い部分が黒くなった。

 

 

「な、何だ!?その力は!!」

 

 

俺の変身に驚く偽マーズ……。

 

 

「これか!?これは、平和を願う者から託された……。

俺の名は……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炎の翼は……正義の証!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮面ライダーマーズ・スザクフォーム」

 

 

そう叫ぶと背中に一瞬大きな翼が生えると消えて光になった。

 

 

「スザクだと!?中国に伝わる伝説の四神の???」

 

「……神の鉄槌…受けるがいい!!」

 

 

俺は、驚いている偽マーズを無視して言うと走り出した。

 

 

 

 

 




《次回予告》
マーズについた四神ブレスの力とは!?
スザクフォームの実力が……凄すぎる!!
そして、人類を滅ぼそうとする敵は宇宙から!?

第13話「新たな力と新たな敵」
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