俺は、再び地上に帰ってきた……。
明里やみんなを守る為に……。
偽マーズは、驚いて俺の存在を否定するが俺はたしかにここに存在する。それだけでいい。
「そんな、奇跡みたいな事があるんだよ。
良いか、偽者!本物の力見せてやるよ!」
俺は、そう偽マーズに言うと明里に下がってろと合図を送ると、
左手を左腰に右手を真上に掲げるとゆっくり目の前に下ろしえ横へ右手を持っていくと右胸の所へ寄せるとベルトの左腰にある四神フォルダーから赤い朱雀のメダルを抜き取ると右手首より少し下にたる四神ブレスにセットした。
《Are you lady?》
という音声が流れると両腕を大きく回して右手を斜め右下に左手を右肩に構えると
「変身!!」
と叫ぶと右手を右斜め上に左手を左腰に移動させる途中に左手で四神ブレスを擦ると右手を右斜め上に持ってくると気を貯めるように握り拳を作って右胸に持ってくると同時に左手も握り拳を作った。
《チェンジ!マールス!…スザク!!》
ベルトがいつも通りに光輝くと四神ブレスから赤い炎の鳥朱雀が出てきて俺の体を包み込み変身した。
姿は、いつもの仮面ライダーマーズの姿で黒い部分が赤くなり赤い部分が黒くなった。
「な、何だ!?その力は!!」
俺の変身に驚く偽マーズ……。
「これか!?これは、平和を願う者から託された……。
俺の名は……、
炎の翼は……正義の証!
仮面ライダーマーズ・スザクフォーム」
そう叫ぶと背中に一瞬大きな翼が生えると消えて光になった。
「スザクだと!?中国に伝わる伝説の四神の???」
「……神の鉄槌…受けるがいい!!」
俺は、驚いている偽マーズを無視して言うと走り出すと向こうは、爆炎カリバーで爆炎斬を放つと俺は、それを腕で振り払った。
「馬鹿な!マールスの力はすべて完璧にコピーしたのに!?」
「馬鹿は、お前は!!」
驚く偽マーズに俺は、そう言って瞬間移動して偽マーズに近づいた。
「何!?」
俺は、驚異的な力で近づくと腹部を殴ると偽マーズは、後ろに後退した。
「な、何て驚異的なパワーだ!!まるであいつの力は……俺達獣神に匹敵するほどだ!!」
「何グズグズ言ってるんだ!!」
偽マーズに分析させる余裕を与えない為に俺は、足で偽マーズの足元をすくい上げて地面に倒していく。
「良いか、爆炎カリバーはこうやって使うんだよ……。」
俺は、そう言ってマールスブレスレットに手を添えて爆炎カリバーに変形させた。何故か、爆炎カリバーは朱雀の力を受けて普段以上に真っ赤に見えた。
「行くぜ……」
俺は、そう言って爆炎カリバーを真上に振りかぶる。
「ま、待て!?お、俺は…まだ死にたくない!!」
俺は、偽マーズの言う事を完全に無視した。
だって、俺の姿で悪事を働こうとしたんだぜ?人の姿で悪いことする奴を最低と言わないで誰を最低と呼ぶんだよ!!
そう言う考えがあったから……。
俺は、爆炎カリバーを力強く握りしめた。
「爆…炎…斬ッ!!」
最後につれて声量を上げながら叫びながら爆炎斬を放つといつも以上の火力で三日月の斬撃が偽マーズに当たると偽マーズは消失した。
「な、何て強さだ……。たったの数発で倒しただと!?」
横倒れているポセイドーンは、俺の攻撃に驚いていた。俺は、ポセイドーンに手を差し伸べた。
「なんの真似だ!?俺は、お前を殺したんだぞ??殺人者だぞ??」
「そんな事ないよ……お前が止めてくれたから俺は、ここに居るんだよ。だから……止めてくれてありがとう。」
そう言うとポセイドーンは、「ふん」と笑みを浮かべると差し伸べた手を掴んだ。すると、俺は手に力を入れて自分の方へ持ち上げるとポセイドーンは、立ち上がった。
それを確認して俺は、変身を解除した。
「お、お兄ちゃん?」
「うん?どうした火燐!?」
そう言って火燐の方を振り向くと涙目になってる火燐がそこにいた。
俺は、そんな火燐の頭を優しくなでるとその場にいた生徒達や先生がやって来た。
「達也、お前……また生徒会長やってくれるよな?お前に決まったんだから……。」
柊優が近くに来てそういった。恐らく俺がいない間、代理をしてくれたのだろう……。
「良いぜ!そうだ、今から全員時間あるか?生徒会室に行って天空祭の準備したい!」
俺がそう言うとみんなは、笑顔で頷き生徒会室へ向かった。
「なるほど、天空祭の日程か〜。」
「歴代の会長達も自ら決めてるから……。」
柊優がそう言うと確かにこの学校の生徒会長が決めることになっている。
「じゃあ、一日目を体育祭、二日目にクラス展示を行い、三日目にクラスやクラブの発表、生徒会企画。
そして最終日は一般公開という流れにしたらどうだ?」
「先輩が決めることなら意義なし!」
その言葉が後輩達の口から言われる。俺は、視線を明里や柊優に向けると彼らも同じ考えだった。
こうして、日程が決まると生徒会企画の案を出して俺達は、下校した。
「それにしてもビックリしたよな!金色に光る帯みたいなのが空から降ってきて地面についたって見てたら達也が現れるんだもんな!ビックリだよ。」
「それ、私も!」
そんな普通な会話をしながら俺は家に帰ろうとすると……
「家が……ない!?」
家があるはずの所へ向かうとそこには、自宅ではなく他人の家があった。
「火燐、どういう事!?」
「えっ!?だって……お兄ちゃん世の中の大半の人は死んでると思ってるよ?だって、あの時の体凄かったんだよ!胸の部分だけがなくなってて……それを見るだけでも私は、辛かったの!!」
そう涙目になりながら火燐は、言う。どうやら帰ってきたのは良かったけど悲しいことに住む場所がないらしい。
「分かった……分かったから。で、お前は何処で生活してるんだ!?」
「明里さんの家だよ!お兄ちゃんも行こうよ!」
そう言われるが流石に女子しか居ない中で俺だけ行くのも嫌だった。
「柊優、しばらくお前の家に居候していいか?」
俺は、柊優に聞くとある人が肩を握ってきた。
そのある人とは、明里だった。俺は、恐る恐る振り向くと明里は、握り拳を作って殴りかかってきた。
俺は、それを躱して明里の手を振り払いバク転して少し離れる。
「明里、何するんだよ!?」
「何が何するんだよじゃないでしょ?人がどれだけ心配したと思ってるの??火燐ちゃんなんかずっと泣いてたのよ!!一緒に居てあげてよ……火燐ちゃんの為にも……。」
明里は、そう悲しい表情でそう言うと俺は、仕方なくOKを出して明里の家に向かった。
「「ただいま〜」」
「お邪魔しまーす!」
俺は、そう言って明里の家にお邪魔すると明里の母さんである里沙さんは、持っている荷物を床に落とした。
「あら、ごめんなさい。まさかね、似てるだけで……達也君な訳ないよね?」
「いえ、達也です。正真正銘の火野達也です。」
「え!?嘘???だって、達也は……ほら!」
そう言われると俺は、俺の写真と焼いた骨を収納する物が並んであった。
「マジ!?これは……」
「でも、うちの明里や火燐ちゃんが認めて連れてきたのなら……貴方は、本物の火野達也君ね!」
そう言って里沙さんは、俺のやつを片づけた。
「おかえりなさい。明里、達也君の部屋は何処にするか決めたの??」
「うん、火燐か私の部屋しか空いてないからそこら辺で良くない?」
「じゃあ、明里の部屋ね。火燐ちゃんが使ってる部屋は、少し窮屈だと思うわ。死んだお父さんの遺品とかも残ってるし……。それでもいいかしら?」
明里と同じ部屋!?
俺は、別の意味で驚くと明里の方を見ると明里は、少し頬を赤くしてた。しかし、俺の目線に気づくとこっちを振り向いた。
「私の部屋じゃ嫌だの?」
「べ、別にそういう事じゃないけど……ッ!?」
俺は、そう言うと何かを感じて真剣な表情で辺りを見回した。
「この方角だと海か……。」
「どうしたの?達也??」
「明里、俺のバイクは??」
「え!?裏のガレージだけど??」
「ありがとう。」
そう言って俺は、急いでバイクを取りに裏のガレージへ向かうとあかじめ差し込んであった鍵を回してエンジンをかけるとヘルメットを被った。今までにない殺気を感じたのだ。殺気の方角へバイクを走らせた。
「何だ!?UFO??」
俺は、殺気の方へやってくると巨大なUFOがそこには、居た。その近くでは、既に数人の人が死んでいる。
「火野!」
「ポセイドーン、これも獣神の仕業か?」
「それは、有り得ない。いくら獣神でもUFOを持ってないからな。」
そう考えると、これは宇宙からの脅威と考えても可笑しくない……。
すると、UFOからひとりの男性が降りてきた。その男は、鎧を纏い左目には、機械みたいな装置が着いていた。
「何者だ!?」
「俺か?俺はな、銀河系第460番惑星……ゴルゴ星から来た超戦闘民族ゴルゴ人の王子、そして、惑星侵略連合の一人ウルスだ。この太陽系第3惑星地球を侵略にやってきた。」
「宇宙…人!?」
これが、俺が初めてゴルゴ人の王子ウルスと出会った瞬間だった。
いや、この感覚は……
久しぶりとでも言った方が正解かもしれない……。
《次回予告》
これから始まろうとする宇宙からの脅威……。
その先手として来たゴルゴ人のウルス……。
そんな中、別の所に獣神が出現!?
マーズは、ポセイドンに獣神をお願いして、
ウルスと一対一の真剣勝負をしようとしている。
未知の力を相手にマーズは、果たして勝てるのか!?
第14話「激突!マーズVSウルス」