自称宇宙一の仮面ライダーゴルゴを追い払ったマーズは、その場で倒れ込んでしまった……。
逆に宇宙空間へ放りだされたウルスは、達也の正体が地球人ではないと気づく……。
「あれ!?ここは……」
俺は、目覚めるとベットの上で寝かされていた。
しかも、丁寧に包帯まで巻かれていた……。
「やぁ、達也君。目覚めたかい!?」
そう言って部屋に入ってきたのは、俺の親父である龍玄の弟の護叔父さんだった。
「叔父さん、お久しぶりです。」
「お久しぶり。それにしても、酷い傷だけど……何があったの?」
「それは……」
俺は、黙り込んでしまった。宇宙人と戦闘してた何てとてもじゃないけど言えなかった。
しかし、叔父さんはそれを一発で当てた。俺は、驚いた顔で叔父さんを見る。
「そうか……正解…だったのか。」
「はい、惑星ゴルゴの王子が……。」
「な、何だって!?あんな奴と対等にやりあったのか!?」
俺がゴルゴの王子と言うと叔父さんは、驚いた。まるで、その正体を知っているかのように……。
「叔父さん、俺は……本当に地球人何でしょうか?」
「え!?達也君、それはどういうことだい?」
「俺……今の自分が嫌いなんだ……。
最近、戦うことに少しだけワクワクを感じてしまったんです……。それが一番理解出来たのは、惑星ゴルゴの王子ウルスとの戦闘でした……。何故か、自分が自分ではないような気がして……今までの自分が乗っ取られそうで……怖いです……だから、教えて下さい!!俺は……俺は……、地球…人……ですよね!?」
今自分の中にある不安などを叔父さんに打ち明けた。
自分じゃない何かになってそうで怖かった……。しかし、叔父さんから返ってきた返事は、驚愕な真実だった。
「じゃあ、この際はっきり言うよ……。
君や君達家族と俺も含めて地球人ではない。」
全身に恐ろしいくらいの震えが生じた。
今まで何も感じなかったが……、人並外れた身体能力や頭脳は、それが原因なのか!?
「今日ここで教えるのは、どうして俺と君のお父さんリュウ兄さんや君のお母さんマヤがあの殺戮しか考えない星から抜け出したのかを説明するよ……。」
そう言って叔父さんは、ここまで来た経緯を教えてくれた。そして、俺の本名も……。
「俺は……シンって名前だったのか……。」
「うん、でも今は火野達也って地球ネームがあるじゃないか!そこまで落ち込む事は無い。それに、向こうは君の潜在的パワーに恐れたんだよ……。だからゴルゴ人だ!何て名乗らなくても良いんだよ。」
「でも……じゃあウルスも俺の事を知ってるのですか!?」
「多分ね……トレーニングの時散々組手やらされて負かされてるからね……。」
ていう事は、俺がこの星地球で育っている間にあいつは、何年かけてトレーニングを続けてあの強さまで上がってきたのか……。そう思うと、ウルスの強さの秘密が少し分かった気がする。
「叔父さん、俺と組手をして下さい!」
「え!?俺も戦士ってのは、数十年前の話で……多分達也君の方が凄い戦闘力のはずだけど……。」
そう言われると少し悲しい気持ちになった。
向こうは、強くなろうと思えばいくらでも強くなるのに……俺は、ここが限界なのか!?
あれだけギリギリの戦いをしてるのに……あれ以上の強さを持たれたら……確実に敵わない……。
そう考えていると、叔父さんは奥の部屋からウルスも着けていた謎の装置を付けてやってきた。
「叔父さん、ウルスも付けていたけど……それはなに!?」
「これは、戦闘力測定マシンって言うんだ。でも、みんな面倒いからマシンって言ってるけどね。でも、これは旧式。ウルスが付けているのは最新型だろうな。
どれどれ達也君の戦闘力は……ん!?戦闘力……450か。これで良くウルスと対等に戦えたな。」
「あ、叔父さん違う違う。ウルスとは、別の姿で戦ったんだ!」
「別の姿!?」
疑問に思う叔父さんの前で俺は、左手を添えてベルトを出現させた。
「何だ!?戦闘力が上がり始めた!!」
ベルトの出現により次第に上がっていく戦闘力に驚く叔父さん……。
俺は、雄叫び上げながら左手を左腰に右手を真上に掲げるとゆっくり目の前に下ろしえ横へ右手を持っていくと右胸の所へ寄せるとベルトの左腰にある四神フォルダーから赤い朱雀のメダルを抜き取ると右手首より少し下にたる四神ブレスにセットした。
《Are you lady?》
という音声が流れると両腕を大きく回して右手を斜め右下に左手を右肩に構えると
「変身!!」
と叫ぶと右手を右斜め上に左手を左腰に移動させる途中に左手で四神ブレスを擦ると右手を右斜め上に持ってくると気を貯めるように握り拳を作って右胸に持ってくると同時に左手も握り拳を作った。
《チェンジ!マールス!…スザク!!》
ベルトがいつも通りに光輝くと四神ブレスから赤い炎の鳥朱雀が出てきて俺の体を包み込み、
仮面ライダーマーズ・スザクフォームに変身した。
「い、1万!?戦闘力1万…だと!?」
「でも、既に数値だけではウルスに超えられてました……だから、俺をもっと強くしてください!!」
そう言って俺は、叔父さんの前で土下座した。
「俺は……みんなを守りたいんです!!」
頭を地面につけながらそう叫ぶと叔父さんは、にっこり笑顔になった。
「君は、立派な地球人だよ。ゴルゴ人の戦士は、他人に土下座はしない。もしかしたら遠回りになったかもしれないけど君は、この星に来て正解だったのかもしれないな……」
そう言った叔父さんは、俺を地下の部屋に案内した。
俺は、変身を解いて立っていた。
「良いか!これは、ゴルゴ人の基本のトレーニングだ。戦闘離れしていた身体を昔の様に動かすにはこれが一番だと言われている。それじゃあ、腕立て伏せから始めろ!回数は、1万で良いだろう。」
「はい!!」
こうして、俺の地獄の特訓が始まった。叔父さんから言われた数の筋トレを行い、更に途中から重力を変えて負荷をかけたりして凄くしんどいくらいだった……。
しばらくは、学校に休学届を出して毎日特訓に没頭した。
一方、学校では天空祭の準備が着々と進む中、
生徒の8割は……
「やはり、火野達也は死んだ。あれは、俺達の幻ではないのか!?」
と言う事で納得していた。しかし、執行部のメンバー達は、そんな事を思ってもなかった。
「天空祭まであと2週間か……。」
「早いね……。」
時は流れて7月に入って天空祭まで残り2週間前になったある日、柊優と奈々は学校から帰る途中にバイクに乗り通り過ぎるポセイドーンの姿を見つけた。彼なら何か知ってると思い近場にいるタクシーを捕まえてポセイドーンの後を追った……。
「良し、今日は終わりだ。後は、あのポセイドーン君と組手をやったらどうだ!?」
「はい!」
俺は、そう元気よく返事した。あれから丸々一ヶ月が過ぎると俺の身体は、細身だった身体から細マッチョの身体へと姿を変えていた。
「悪いな、火野。遅れた……って、お前凄いなその筋肉……。」
「あぁ、全身から溢れんばかりの力が漲ってくるぜ。」
「面白い、表へ出ろ!」
そう言われると俺達は、叔父さんの家の庭に出るとポセイドーンは、構えて戦闘態勢に入る。それを見ると俺も戦闘態勢に入ると、先に仕掛けたのはポセイドーンだった。激しいパンチの嵐を放つと全て受け流し左手で張り手を放ちポセイドーンの動きを止めるとそのままポセイドーンを蹴り倒した。
「ふむふむ、肉体での戦闘力……ポセイドーン君…8000か。そして……達也の方は……8500か。一ヶ月で8000も上げたのは大したものだ。」
叔父さんは、そう呟くと俺達は、それぞれの距離を置く。
「じゃあ、そろそろフルパワーで行くか!」
「イイだろう!」
そう言うと俺は、左手を添えてベルトを出現させると、ポセイドーンは、バックルを取り出してへそから下の部分に取り付けるとレールが伸びて、腰を一周すると「カチャ」と言って装着した。
ポセイドーンは、懐から球体を取り出すと持っている左手を前に突き出して円を描く様に回してから一旦伸ばした腕を自分の方に戻してから真上に掲げるとそのままバックルの部分に球体をセットした。
対して俺は、左手を腰の位置へ右手を真上に掲げてからゆっくり自分の前へ下ろすと右手を左胸の前まで持ってくると左腰にあるメタルフォルダーから朱雀メダルを取り出すと右手につけている四神ブレスにセットする。
《Are you lady?》
という音声が流れると両腕を大きく回して右手を斜め右下に左手を右肩に構えると
同時にポセイドーンは、セットした左手を右胸に持ってきて握り拳を作る……。
「「変身!!」」
そうお互いと叫ぶと、
俺は、右手を右斜め上に左手を左腰に移動させる途中に左手で四神ブレスを擦ると右手を右斜め上に持ってくると気を貯めるように握り拳を作って右胸に持ってくると同時に左手も握り拳を作る。
対してポセイドーンは、左手を左斜め下に広げてポーズを取る。
《チェンジ!マールス!…スザク!!》
《チェンジ!ポセイドーン!》
ベルトがいつも通りに光輝くと四神ブレスから赤い炎の鳥、朱雀が出てきて俺の体を包み込むと俺は、
仮面ライダーマーズ・スザクフォームに
ポセイドーンは、ベルトの球体から溢れ出てきた水を身に纏うと仮面ライダーポセイドンにそれぞれ変身した。
「おぉ!!ポセイドンの戦闘力が1万を超えた!!マーズの戦闘力は、四神ブレスの力があって2万か。まぁ、これだけ出来れば上等だろう。今日の修行は、ここまで。さぁ、風呂の準備してあるから先に浴びなさい。」
俺達は、変身を解くと返事してお風呂場へ直行した。
《次回予告》
それから更に二週間たって天空祭が始まった。
しかし、初日から獣神達が襲いかかってきて天空祭が、滅茶苦茶に!?
果たして達也は!?
ポセイドーンは!?
天空祭を成功へ導く事が出来るのか!?
第16話「やって来た天空祭!!」