仮面ライダーマーズ   作:銀河 流星

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《前回のあらすじ》
天空祭初日に現れた獣神達をやっつけた達也と海人だが、明里を助けようとした時に物凄い電気で気絶してしまう。そして、彼らの下に穴が開くとそのまま穴に吸い込まれてしまった。


第17話「ようこそ地獄へ!(前編)」

ここは、神の集いし空間。

そこには、ゼウスが下界の様子を見ていた。

 

 

「はやりか……。最近地獄の奥底で閻魔大王の様子がおかしいと思ってたら……。」

 

 

そう言うとゼウスは、ある事を心配していた。龍玄や千鶴と言ったゴルゴ人の血を引き継ぐ達也に地獄はそこそこ問題は無いが……。

それと道連れになった地球人……明里の生命力に不安を感じていた。

生きてる人間が地獄に迷い込んで死ぬケースは、最近多くなっている。その場合、地獄の民として無関係なのにも関わらず、地獄で罪を償うようにっている。

 

 

「達也……今回は、君の動きを見させてもらうよ……。」

 

 

そう言ってゼウスは、映像を達也達のいる地獄へ変えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん!?ここは!?」

 

 

俺は、目を覚ますとそこは、空気が薄く湿度が高い場所だった。緑はなく、変わりに土や岩、マグマなどがあった。

 

 

「地球の地下か!?」

 

 

そう考えるが、足元に人の骨があるのを見て一発でここが地獄だと分かった。

そして、少し離れた場所に明里が気を失っているのを確認した。

 

 

「明里!明里!!」

 

 

俺は、そう言いながら鎖を引き剥がして明里を十字架から解放すると何度も明里を呼びかけた。

 

 

「……ん……、達也!?」

 

「そうだ、俺だ!!大丈夫か?」

 

「うん……ありがとう。また、助けてくれて……。」

 

「そんなの問題ないって。それより、ここをどう出るかだ!」

 

 

俺は、そう言うと天井の方を見るが、あるのは地上で地面になってる部分だった。それに、今起きた明里は自分の近くにある人の骨にビックリしていた。

 

 

「ここって……地獄!?」

 

「らしいな。とにかくここを出る方法を探そう。」

 

 

俺は、そう言うとベルトを体内から出現させると右手を大きく上にあげるが……あるものがないことに気づく。

 

 

「あぁーーー!!四神ブレスがない!?」

 

「四神ブレスってパワーアップアイテムの?」

 

「そう……それそれ。」

 

 

俺は、そう言うと出現させたベルトも消えてしまった。

 

 

「ど、どうして!?どうしてマーズの力が使えないの??」

 

「多分、明里の言う通りここが地獄だからだろうな。元々、マーズの力は神から渡されたと言っても過言ではないから、地獄だと無効化されるんだろう……。」

 

「じゃあ、私達ここからでれないの??」

 

「それは……分からない……。」

 

 

俺は、そう言うと辺りを見回した。死の世界に居る自分が少し不安になっていた。

 

 

「おぉ!火野達也じゃん!!」

 

「何!?」

 

 

俺は、振り向くとそこには今まで倒した獣神や怪人が居た。

右から順番にタピオ、アハティ、ラウ二、ミエリッキ、ルドラ、シヴァ、ラゴン、トート、セベク、セクメト、イシス、セトと言った総勢12人の獣神や怪人が待っていた。

 

 

「さぁ、第二ラウンドの開幕だよ!」

 

 

イシスがそう言うとその場にいた12人は、俺に向かって走り出した。俺は、明里から離れると獣神達全員の攻撃を腕や足を使って受け流すも数の多いせいか、全部は受け流せなくて数発俺に命中した。すると、タピオがムチで俺の身体を縛り付けるとアハティ、ラウニ、ミエリッキが一斉にエネルギー弾を放ちそれを受けた俺は、岩に吹き飛ばされると、その場に倒れ込んだ。

 

 

「クッ……数では、圧倒的不利ってやつか……。」

 

「お前の負けだ!仮面ライダーマーズ。」

 

「何もしないよりはマシか……。」

 

 

俺は、そう呟くとゆっくり立ち上がると、へそより気持ち少し下の部分にひだりてをかざすとベルトが出現した。そして、そのまま左手を左腰に右手を真上に掲げると、ゆっくり目の前に下ろしえ横へ右手を持っていくと腰の位置へ持っていくと同時に左手を斜め前に突き出すとゆっくり握り拳を作り左前へ持って来た。まるで、体内にある気をその球体に集中させるかのように……。

 

 

「変身!!」

 

 

と叫ぶと赤バックルにある赤い球体が眩しく光り出すと

 

《チェンジ!マールス!!》

 

と音声が響き渡る。

それと同時に俺は、全身眩い光に包まれると仮面ライダーマーズに変身した。

 

 

「ふん、ココを何処だと思ってるんだ!?」

 

「地獄だろ?こんなハンデも振り切ってやる!」

 

 

俺は、左手にあるマールスブレスレットを変形させて爆炎カリバーを強く握る。

 

 

「喰らえ!爆炎斬ッ!!」

 

 

そう叫ぶと爆炎カリバーを振り下ろして爆炎斬を放つとそこに命中したアハティ、ラウ二、ミエリッキ、ルドラに命中するとその場から姿を消した。しかし、数秒後彼らは地面にあるマグマから見事復活した。

 

 

「な、何!?」

 

「だから、言ってるだろ?ここは地獄だって一度地獄行きが決まったのは、地獄で死んでもすぐに生き返るんだよ!」

 

 

タピオが丁寧に地獄を説明してくれた。

俺は、不死身の敵にどう立ち向かえばいいのかわからなかった。だから、明里の近くに行き手を差し伸べる。

 

 

「明里、ここは逃げるぞ!今の俺じゃ悔しいけど……アイツらには敵わない。」

 

「そんな……。」

 

 

俺の発言に少しショックを受ける明里だが、そんな事より逃げる事を優先した。

 

 

「どちらへ行くのかな!?」

 

 

彼は、そう言って俺達の目の前に現れた。

彼から発せられる邪悪なエネルギーは、これまでの獣神や怪人、ましては宇宙人より酷かった。

 

 

「誰だ!?」

 

と言うと同時に俺の変身が強制解除された。

それを見た彼は、大声で笑った。

 

 

「人間がそれほどのパワーを持つとは……恐ろしい時代になったものだな。良いだろう、我が名を教えよう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我が名は、閻魔大王。

ここ、地獄を司るマスターランクの大王である。

仮面ライダーマーズ、火野達也を葬り獣神達の人間ZERO計画に協力する為にやってきた。」

 

 

そう言うと少し武者震いがした。

伝説の閻魔大王と戦わないといけなくなるとは思ってもいなかった。

しかし、俺は気づいていなかった……。

この地獄にいる時間が長ければ長いほど……。

 

 

 

 

 

明里に悪影響が及んでる事を……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
閻魔大王の圧倒的なパワーの前になすすべもない達也……。そして、時間だけが過ぎていき、
遂には、明里にまで異変が!?

第18話「ようこそ地獄へ!(中編)」

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