仮面ライダーマーズ   作:銀河 流星

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《前回のあらすじ》
忘れ去られていた天空祭の一般公開……
獣神の邪魔もあったが、何とか無事に終えることが出来た。

そして、数日後……事件は起こった。


第24話「海人の悩み」

 

 

「はぁ……」

 

 

また溜息……。

海人の溜息は、今に始まったことではない。

自分の力の源である海を見ながら海人は今日も溜息を吐く。

 

 

「どうしちまったんだ!?この胸のザワつきは……一体!?」

 

 

海を眺めながらそう呟く。原因は、今から三日前の天空祭の一般公開後に起こった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

【数日前】

 

 

「さて、風呂でも入るか!」

 

 

そう言うと海人は上着を脱いで上半身をさらけ出すと、そのまま風呂場へ直行した。

数分前までは、達也と明里が入っていたので(二人同時な訳ないだろ?……多分)、誰も居ないと思っていた。

風呂場の脱衣場で服を完全に脱ぐと俺は、風呂場の扉を手を置くと「ガラッ」と音を立てながら扉が勝手に開いた。

 

 

「……」

 

「……え!?」

 

 

すると、目の前に現れたのは火野達也実の妹である火野火燐だった。しかも、彼女はタオルを巻かずに裸で出てきたのだ。

 

 

「ちょ……え!?きゃ、キャーーーーーーーッ!!!!」

 

 

そう叫ぶと火燐は、座り込むとタオルで身体を隠す。

 

 

「どうした!?火燐!!」

 

「ひ、火野!」

 

「お兄ちゃん助けて!海人さんが!!」

 

 

すると、兄である達也はとてつもなく怖い目で俺を睨む。

 

 

「お前、そう言うのには興味無いんじゃなかったっけ?」

 

「いや、落ち着け海人。これには深い訳が……」

 

「うるせぇー!テメェな、人の妹の裸見て何が深いわけだ!話しならこっちで聞く!」

 

 

そう言って海人は達也にメチャメチャにされて今に至る。

 

 

 

 

 

 

 

 

【現在】

そして、海人はある物を内ポケットから取り出す。それは、開封してない白い封筒だった。

 

 

「俺も覚悟を決めないとな、火野の様に……。」

 

 

そう言って海人は再びそれを内ポケットにしまいその場から立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァァァァァァァァァァァッ!!!」

 

 

天界では、誰かの雄叫びが聞こえる。

そこは、既に戦場になっており何人の神様の死骸が転がっていた。

 

 

「クッ……マスタークラスの獣神は桁違いだ。」

 

「アポロ様!!このままでは……我々は負けてしまいます!」

 

 

そこには、神見習いの少女パンとゼウスの息子であるアポロが居た。しかし、マスタークラスの獣神だけあってとてつもないパワーで彼らを襲う。

 

 

「なら、私…私達が変身するしかまりませんね!」

 

「えぇ、行きましょう!ユーピテル。この天界の秩序を守る為に!!」

 

 

黒髪でパーマをかけた女性と金髪で青い瞳の女性がアポロとパンの前に立つ。

 

 

「パン、アポロを連れて早く逃げなさい!ここは、私たちがなんとかするわ!」

 

 

金髪の女性がそう言うとパンは慌てて逃げ出した。

 

 

「全く、ポセイドーンは何で期間命令を無視するの!」

 

 

怒り気味で黒髪の女性が言う。

 

 

「良く分からないけど、地上が気に入ったんじゃない!?行くわよ!ユーピテル。」

 

 

金髪の女性がそう言うとベルトを達也の様な方法で体内から出す。

 

 

「りょーかい!ウェヌス様!!」

 

 

そう言うとウェヌスは、両手を大きく回し左腕を右斜め下に右腕を左肩にの前に構える。

それを見たユーピテルは、溜息を吐いてからベルトのバックルを取り出すとへその所にバックルをかざすとレールが伸びて「カチャ」と音を立てながら装着すると懐から緑色の球体を取り出すと前に構える。

 

 

「「変身ッ!!」」

 

 

そう叫ぶとウェヌスは、構えた状態から敵を睨みながら両手を胸の前でクロスしてからゆっくりそれぞれ両腕を広げた。

一方、ユーピテルは緑色の球体を自分の方に持ってくると瞳をとじて唇を重ねると、ゆっくり瞳を開いて敵を睨むとそのまま球体を持ってる右手を大きく上に掲げるとゆっくり下に下ろしてバックルに填め込む。

 

《チェンジ!ウェヌス!!》

《チェンジ!ユーピテル!!》

 

それぞれ金と緑の色が眩しく光り出すと彼女達を包み込んで仮面の戦士へと姿を変えた。

ユーピテルの方は、仮面ライダーワイズマンのような姿で白い部分が黒色と金色の所が黄緑色になったスーツに身を包んだ仮面ライダーへと変身した。

ウェヌスの方は、仮面ライダーキバーラに似たスーツで胸の紫は金に変わっていた。仮面は、仮面ライダーアギトのような仮面をつけた仮面ライダーに変身した。

 

 

「クッ……女ごときが仮面ライダーになりやがって!」

 

「女だからって嘗めないでくれる?

私は、仮面ライダーヴィーナス。

邪悪な心を持ち獣神よ!その心を清めなさい!」

 

「おなじく仮面ライダージュピター。

聖なる力で貴方を癒してあげますわ!」

 

「うるさい!死ね!!」

 

 

こうして、天界の仮面ライダー達の戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、話ってなんだよ!?」

 

 

やっと登場!火野達也です(笑)。

俺は、海人に用事があるとわざわざ昼休み呼び出された。海人は火燐と同じクラスなので火燐のクラスに出向くと俺を発見した火燐がこっちへやってきた。

 

 

「お兄ちゃん、どうしたの!?」

 

「いや、海人が来いって……。」

 

 

そう言うと火燐は、海人の方を見ると頬を膨らまして何処かへ行ってしまった。

すると、海人は落ち込んだ表情をしながら俺の方へ来ると「取り敢えずこっちへ……」と言って俺を火燐とは反対の方向へ案内した。

 

 

「で、話ってなんだよ!?てか、お前落ち込み過ぎだって。」

 

「そう言われても……何か、俺の心がモヤモヤするんだ……」

 

「モヤモヤ!?」

 

 

そう聞き直すと俺は、海人の最近の心を聞いた。すると、海人は最近の悩みを俺に全て話してくれた。

 

 

「そうか……。火燐にな〜。」

 

「なぁ、俺はどうすればいいか分からないんだ。教えてくれ!頼む!!」

 

 

そう言って海人は頭を下げて頼み込んできた。

 

 

「海人、その件には俺はどうしようもできない。なぜなら、その答えは海人と火燐で見つけるしかないんだ。明日、休日だろ?火燐も暇してると思うからデートにでも誘ってみたら?」

 

 

そう言って俺は、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キャァァァァァァァァァァァッ!!」

 

「ウェヌス!!」

 

 

天界では、マスタークラスの獣神に押されている仮面ライダーヴィーナスと仮面ライダージュピターが居た。

彼女達は、天界と地上を繋ぐ所を最終防衛ラインとした。

 

 

「さぁ、トドメだ!」

 

 

そう言って獣神は、杖を前に向けると先から放たれた黒い稲妻で私達を縛り付ける。

 

 

「は、離しなさい!!」

 

「死ね!」

 

 

そう言って獣神は、ライダー達を地上への出入口に突き落とした。

落ちながら悲鳴をあげる彼女達をじっと見つめる。

 

 

「ふん。さて、この星のコアであるノアを貰いにでも行くか……。」

 

 

そう言って獣神のリーダーアレスは、宮殿へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、俺は家で叔父さんと修行部屋で修行していた。

 

 

「今日も精が出るね!」

 

 

そう言って休憩中にドリンクを渡してくれたのは、明里だった。明里は、部屋の外でずっと見ていたらしい。

 

 

「サンキュー。もっと強くなって街を守らないとな!」

 

「でも、海人さんも居るんだし無理しちゃダメよ!」

 

「いや、海人には地上にいる時間がもうないのかもしれないな。」

 

「何で!?」

 

 

明里は、不自然な表情で聞いてきた。

今まで一緒に戦ってきたはずの海人に対してもうじき居なくなるって言うのが信じられないからだ。

 

 

「てか、海人は??」

 

「海人さんなら火燐ちゃんと遊園地に遊びに行ったよ!」

 

「ふーん。」

 

 

明里は、嬉しそうにそう言う。

俺は少しゆっくりしてから家の外に出て外の空気を吸った。

 

 

「ねぇねぇ達也。」

 

「何だ!?」

 

「私達もまた遊びに行こうね!」

 

「そうだな。」

 

 

俺は、空を見ながらそう言うとある者が見えてゾッとした。

 

 

「明里、これを持っててくれ!!ちょっと行ってくる!」

 

「え!?う、うん!!」

 

 

俺は、そう言って明里に手に持ってたボトルを渡して空を飛び始めた。

 

 

「嘘……」

 

 

明里は驚きながらそう言う。

まぁ、それもそうだろう。普通人間は空を飛ばないからな……。

しかし、今の俺にはそんなこと関係なかった。何故なら先程まで見えなかったはずの空から二人の女性が落ちてきたからだ。

 

 

「頼む!間に合ってくれ!!」

 

 

俺は、そう言うと力を込めてスピードを上げると先に落ちてきた金色の髪をした女性を地面ギリギリでキャッチすると一旦降ろしてからまた空を飛びもう一人の女性を助けると金色の髪をした女性の隣に寝かせた。

 

 

「間に合って良かった。」

 

 

俺は、そう呟くと尻餅ついて地面に座り込む。

そして、女性達の方を向くと金髪の女性がゆっくり目を覚ました。

 

 

「ここは……地上なのか!?」

 

 

金髪の女性はゆっくり上体を起こすと当たり見回しながら聞いてきた。

 

「そうだけど……あんた達は??」

 

「私は、ウェヌス。隣で気を失ってるのがユーピテル。貴方が助けてくれたの!?」

 

「あぁ、俺は火野達也。」

 

「……ならお礼をしないといけないね!」

 

 

そう言ってウェヌスは、完全に立ち上がり俺に近づくと急に倒れ込むかのようにハグしてきた。

 

 

「あの……これは!?」

 

「しーっ!いいから黙ってて。」

 

 

ウェヌスは、耳元でそう呟く。彼女の生ぬるい息が少しくすぐったいがウェヌスは俺の両頬に自分の唇を重ねてきたのだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
再会した海人に怒りをぶつけるウェヌスとユーピテル。
その訳が分からない達也だったが、目の前で海人がこの地上にいられる期間に限界があることを知らされる。
そして、遂にあの人達が地下からやってくる!!





第25話「ダーク閻魔大王降臨!地上最後の時!!」

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