火野達也の前に落ちてきたのは、
ウェヌスとユーピテルだった。
そして、海人に残された時間とは!?
天界で起きた事実が公開!!!
「って言うこと。私たちは、天界からやって来た神々なんだ。それにしても、貴方凄いね!あんな高いことろから落ちてきた私達を傷一つ付けずに助けるなんて……」
「まぁ、一応こっちの世界で人を救ったりしてるからな。でも、空を飛べたのがやはり奇跡かな?」
「嘘!?今の人間って空まで飛べるようになったの!?」
意識が戻ったウェヌスと会話してるとウェヌスは、俺が空を飛んだことに驚いていた。
まぁ、普通の人間なら空は飛べないけどね……。
「まぁ、俺だけさ。生身の状態で空を飛ぶのは。」
「へぇー、貴方凄いね!」
「まぁ、凄いのか分かんないけどね。」
苦笑いしながらそう言うと俺の元へ閻魔大王がやって来た。
「達也!達也!!遊ぼー!!」
「お待ちください、閻魔大王様。達也さんの隣と少し後ろから神の気を感じます。」
閻魔大王の秘書的な立場のエルがそう言うと閻魔大王もウェヌスも身構える。
「閻魔大王!?地獄の主である貴方がどうして地上に!?」
「それはこっちのセリフだ!何で天界の神が地上に居る?達也から離れろ!!」
「いいえ!離れません。閻魔大王が地上の人と仲良くするなど異例すぎて受け入れられません。」
二人は火花を散らしてるかのように睨み合う。
ウェヌスもユーピテルも神だったらしい。
俺は、二人のやり取りに苦笑いして見ていると上空から邪悪な気を感じた。
「何だ!?この邪悪な気は……」
「え!?貴方気まで感じれるの!?」
俺の言葉に驚きながらウェヌスも空を見上げる。
「結構弱い気ですね。天界の方でしょうか!?」
「ふん!だいたい、見守るはずの天界の神が何故、内戦を起こしているんだ!?」
「それは……」
閻魔大王は、全ての原因である天界の神であるウェヌスに聞こうとするがウェヌスは答えれなかった。
てか、知らないと言った方が良さげだ。
「来る!!」
俺は、そう言うと空から赤い目をした鳥みたいな怪物が大量に飛んできた。
「閻魔さん、今はコイツらを頼む!!俺は、あの怪物達を何とかしないと!!」
「分かった!!」
そう言って閻魔大王は、ウェヌス達の近くに行く。この光景に信じられないウェヌスは、「嘘!?」と呟く。
俺は、空に居る鳥の群れを睨みつけるとゆっくり1歩を踏み出し大群に近づく。
「待って!生身の状態であのバードの大群に立ち向かうだなんて、無謀にも程がある!今すぐ引き返しなさい!」
あの鳥の名がバードって言う名前であることが判明した。獣神の鳥バージョンみたいな感じなんだろう。彼らは、俺を見つけると鳴き声をあげながら次々と集まって戦闘態勢に入る。
「なら、こいつで十分かな!?」
俺は、そう言って左手をへそより少し下にあるマールスベルトを出現させると左手につけているマールスブレスレットを右手で触る。マールスブレスレットは、左手から外れて光を放つと俺は、右斜め下に右腕を展開するとその光は、炎を放出しながら銃の形へと変形した。
「爆熱銃!!」
俺は、そう言うと爆熱銃を右手でしっかり握りベルトの前へ持ってくる。
《シューター!!》
という音声がベルトから鳴ると危機感を感じたバードは、その集団で俺へ急接近してきた。
「引っ掛かったな!これでも喰らえ!!」
俺は、そう言うと引き金を人差し指で引くと銃口から放たれた炎がバードを丸焼きにしていった。
数分後、バードの大群は丸焼きになって地面に落ちてきた。それを一匹残らず粉々にして撲滅完了した。
「嘘!?貴方が……仮面ライダーマーズ!?」
「待たせたな。とりあえず家が近くにあるからそこでゆっくり話してくれる?」
俺は、そう言うとウェヌスはうんと頷く。それを見た俺は、ユーピテルをおんぶして叔父さんの家へと帰宅した。
「お!達也帰ってきたみたいだ。」
「本当だ!!達也ーー!!」
家に着くと心配してたのか、明里と叔父さんが玄関前で立って待っていた。明里と目が合うと彼女は、全力疾走で俺の近くにやってきた。
「どうだった!?」
「あぁ、空から降ってきたのはこの二人だ。どっちも神様らしくてここに連れてきただけだから。」
「ちょっ!私達が神であることは……「良いではないか」
俺がウェヌス達を神だと説明するとウェヌスは、睨みながら注意すると隣にいた閻魔大王が止めた。
「この子は、火野達也の正体もポセイドーンが神であることもこの僕が閻魔大王であることも知ってるのだ。隠す必要性はない。」
その一言でウェヌスは、黙り込むと俺は、リビングに彼女達を招いた。ウェヌスは、礼儀正しくお辞儀してから椅子へ座る。俺は、そんなウェヌスの様子を見ながらユーピテルをベットに寝かせるとリビングへ戻り椅子に座る。
「では、教えてくれ!女神・ウェヌス。何故、今神々が争っているのだ!?」
「はい、あれは今から数年前の話……。」
そう言って説明が始まった。
【ウェヌスの説明】
今から数年前の話……。
それは、人類が同種である人類を無差別に攻撃する時代の時であった。
「……また、あったのか!?」
ある神、ルシファーは争いしかしない醜い人間を見てられないと言ってゼウス様に申し上げたのです。
「ゼウス様!人間はこの星を滅ぼすだけです!!だったら、破壊した方がマシです!!」
しかし、ゼウス様はその意見に反対しました。
「それではお前は、人間を作った伝説の神そして、この星のコアであられるノア様に逆らうのか!?」
その一言はあまりにも重く当時のルシファーは、何も言わずにゼウス様を後にしました。
しかし、地上の人間が数回にわたり使用した核兵器が再び天界を揺るがします。
「ルシファーの言う通り、やはり人間と言う生き物を消した方が地球の繁栄に繋がるのでは!?」
「人間が犯した罪は非常に重く辛いもの。」
「自分たちの種族の争いに他の生物を巻き込むものではない!」
こうして、ルシファーを獣神界の最高神として、いくつもの神々が味方になりました。
その中でルシファーの右腕になる4人を中心にして獣神達をまとめていきました。
・荒ぶる神「城壁の破壊者の神」リーダーのアレス
・魔術を得意とする「全知全能の神」オーディン
・変身を得意とする「ずる賢い者の神」ロキ
・人でありながら神の力を持った仮面の戦士
そして今から13年前……。
彼らは、平和だった天界を奇襲してきました。
「聞け!ゼウス。我らは、この天界を支配して地上にいる人間を撲滅させる!!」
ルシファーを筆頭に彼らが天界の中心へ攻めてきた。
本脳を丸出しにして戦う彼らとの戦闘力の違いは、凄まじいものだった。
私や、ユーピテル、ポセイドーンも戦闘へ参加したが戦況は、悪化するだけだった。
そんなある日……。
金と黒の鎧を身に付けた仮面の戦士が私達の前に現れた。
「下がってろ!」
そう言うと彼は、金色のオーラを身にまとい戦闘へ参加した。彼の戦闘力は凄まじく、当時の獣神達を半分まで減らした。
「貴様、何者だ!?」
「俺か!?俺は平和を愛する
天界で彼が一番強く、無敵だと思っていた。
でも、それを上回る位に同じ姿をした仮面の戦士は、強くて……。
仮面ライダーは、行方不明になった。
「そして、我々は彼を参考にライダーシステムを使うようになった……それが私とポセイドーンとユーピテルの3人だった……。」
「そうだったのか……。じゃあ、俺の力は何なんだ!?」
俺は、そう呟くと腕を組んで考えた。
アルテミスもそんなに教えてくれなかったし……。
今は亡き戦神、マールス……。
「あ、お兄ちゃん!ただいま!!」
「火野、今帰った……ウェヌス!!」
そんな中、海人と火燐が帰ってきた。
すると、ウェヌスは目の色を変えて立ち上がり海人に近づく。その瞳には、涙が溜まっていた。
「パチーン!!」
叩く音だけが響き渡る。
ウェヌスは、海人の顔面を思いっきり叩いたのだ。
「あんた何やってるの?帰還命令無視して地上の女の子と遊んで……そこまで堕ちたの?
あんたは、エリート戦士だからって言ってゼウス様が地球に派遣したのに……。
今、天界でアレス達がコアを奪おうと宮殿に向かってるの!ルーナやマイア、ユーノ、ラファエナなどの神々が死んでいった……あんたが早く帰ってきてれば変わったかもしれないのに……バカ!!」
「すまない……ウェヌス。でも、俺……。」
海人は、回答に困ってしまい黙り込んでしまった。その姿を見たウェヌスは、その場にしゃがみ泣き始めた。
それは、悔しさの感情が大きかっただろう。
「閻魔様、この気は!?」
「うん、達也!!」
俺は、閻魔大王の方を振り向く。そして……。
全身が震えるような勢いの気を感じた。先程の海人への怒りをあらわにしたウェヌスの気で隠されていたが、街にとてつもない気を感じた。
「閻魔、これは!?」
「恐らく、もう1人の僕だと思う。」
「あの闇の閻魔か!?」
俺は、そう聞くと閻魔大王は、コクリ頷き答えた。
それを見た俺は、慌てて家の外へ出た。
「達也……」
「ちょっと行ってくる。明里は、ここで待っててくれ。」
「でも、凄い強敵何でしょ!?もし、死んだら……。」
涙目になる明里の頭に手を添えると笑顔を見せてる明里の頭を撫でる。
「俺は、そう簡単に死なない。だから、待っててくれ。」
「うん……分かった。」
そう言うと俺は、明里の頭から手を離すと彼女に背を向けた。すると、明里は俺の背中に抱きついて頭を寄せる。
「気をつけてね。無茶しちゃダメだからね。それと……、必ず生きて帰ってきてね!」
「あぁ、約束する。」
俺は、そう言いいながら瞳を閉じる。
それを聞いた明里はゆっくり俺の背中から離れた。
「ありがとう……明里。」
俺は、そう言うと同時にゆっくり瞳を開くと、隣には海人が、居た。
「……行くぞ!海人!!」
「OK!」
海人がそう言うと、
左手を添えてベルトを出現させると、海人は、バックルを取り出してへそから下の部分に取り付けるとレールが伸びて、腰を一周すると「カチャ」と言って装着した。
海人は、懐から球体を取り出すと持っている左手を前に突き出して円を描く様に回してから一旦伸ばした腕を自分の方に戻してから真上に掲げるとそのままバックルの部分に球体をセットした。
対して俺は、左手をへそより少し下にあるマールスベルトを出現させると、そのまま左手を腰の位置へ右手を真上に掲げてからゆっくり自分の前へ下ろす、右手を左胸の前まで持ってくると左腰にあるメタルフォルダーから朱雀メダルを取り出すと右手につけている四神ブレスにセットする。
《Are you lady?》
という音声が流れると両腕を大きく回して右手を斜め右下に左手を右肩に構えると
同時に海人は、セットした左手を右胸に持ってきて握り拳を作る……。
「「変身!!」」
そうお互いと叫ぶと、
俺は、右手を右斜め上に左手を左腰に移動させる途中に左手で四神ブレスを擦ると右手を右斜め上に持ってくると気を貯めるように握り拳を作って右胸に持ってくると同時に左手も握り拳を作る。
対して海人は、左手を左斜め下に広げてポーズを取る。
《チェンジ!マールス!…スザク!!》
《チェンジ!ポセイドーン!》
ベルトがいつも通りに光輝くと四神ブレスから赤い炎の鳥、朱雀が出てきて俺の体を包み込むと俺は、
仮面ライダーマーズ・スザクフォームに
海人は、ベルトの球体から溢れ出てきた水を身に纏うと仮面ライダーポセイドンにそれぞれ変身した。
「え!?本当の姿じゃない???」
俺の変身に驚くウェヌス。しかし、それを無視して俺と海人は、街の中心地へ飛んでいった。それを追いかけるかのように閻魔大王とエルも向かった。
俺達は、街に着くとゆっくり辺りを見回す。人は、誰もいなくてとても静かだった。
「久しぶりだな!火野達也。」
その声とともに地面に細かい亀裂が入り吹き飛ぶとともに地下から闇の閻魔大王が出現した。
「前より、闇の力が増大してる……。」
「こんな恐ろしい敵と3日間戦ったのか!?」
闇の閻魔大王の前に逃げ腰になりつつある海人。しかし、そんな闇の閻魔大王を見ていた閻魔大王は、口を動かした。
「貴様……地獄の住人を喰ったな!」
「流石は、私だな。その通り、闇の力が満ち溢れてる地獄の住人を喰い尽くしてさらにパワーアップした姿。
名づけるなら、ダークエンマとでも言っておこうか。」
ダークエンマ……。
閻魔大王とは、パワーが違いすぎる。
すると、ダークエンマは指を鳴らすと地下から白骨の骸骨達が大量に出現した。
「行け、骸骨軍。仮面ライダーを蹴散らせ!」
すると、骸骨軍の骸骨達はゆっくりこちらへ近づいてきた。
「海人、逃げたいのは分かるがやるぞ!」
「わ、分かってる!!」
海人は、そう言うと構えると俺達は、骸骨軍に向かって走り出した。
《次回予告》
遂に始まるダークエンマとの決戦……。
彼が送り出した骸骨軍は、いくら斬ったり倒しても集合して復活する……。
簡単そうで手強い……。
第26話「無敵の骸骨軍!?」