仮面ライダーマーズ   作:銀河 流星

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《前回のあらすじ》
楽しいはずの修学旅行のはずが、柊優の野望によって180度変わってしまった。柊優の正体は、何と獣神のリーダーであるカオスだった!?
そんな中、達也を斬った柊優は翌日の昼12時にローマの有名な闘技場コロッセオでの人類の運命をかけた決闘を提案するのであった。



第34話「魂の大激突!!達也対柊優」

時と言うのは実に意地悪だ。

心の準備が出来てないのにも関わらず勝手に進みその時を向かえてしまう……。

そう、決闘前の朝が来てしまったのだ。

俺は、窓から差し込む朝日によって目を覚ました。日本と違い冷たい風が気持ちいい朝だった。俺は、少し身体を伸ばしてから部屋着から私服へと着替えた。胸から腰にかけて沢山の包帯がぐるぐる巻きにされていた。

 

 

「もう行くの?」

 

 

着替え終わった俺の前に明里が寂しそうな顔をしてやって来た。まるで、戦争に行ってほしくない妻の様な顔だった。

 

 

「あぁ、柊優は必ず助ける。そうじゃなかったら仮面ライダーを名乗る事は俺には出来ない。」

 

 

そう言って俺は、明里の横をすれ違うように通り過ぎて部屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ナレーション:作者】

 

 

そんな中、柊優はある敵と戦っていた。その名は、ジャグラーだった。腰には、日本刀らしき物が鞘にしまった状態で所持しており目の前にいる柊優を睨んでいた。

 

 

「いやいや、これはどうしたのですか?」

 

「お前……惑星侵略連合か?」

「おや、バレてしまいましたか……。流石は人を超えた存在の一人だ。だが、お前の頭脳的な作戦もここまでだ。」

 

 

そう言うとジャグラーは、鞘から刀を抜き取り刀身の先を柊優に向けて構えた。そして、ある言葉を口にする……。

 

 

「唸れ!……ッ!!」

 

 

柊優は、その呪文を《唸れ》しか聞こえなかった。ジャグラーの持っている剣《レディオ》の本当の能力……

それは、催眠効果だ。その呪文を唱えたら時点から相手を洗脳すると言う恐ろしい武器だ。

 

 

「あれ、達也……。」

 

 

柊優はそう言うと戦意を喪失させた。彼は、既に洗脳にかかってしまいジャグラーが達也に見えているのだ。

 

 

「柊優、お前はジャグラーを倒すんだろ?ジャグラーは闘技場に居る。だから、闘技場へ急げ!!」

 

「あ、あぁ!」

 

 

そう言うと柊優は、ローマの闘技場へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ナレーション:達也】

 

12時……。

時計が現在時刻がそう指していた。俺は、闘技場の中央で柊優が来るのを待っていた。

 

 

「遅いな……。」

 

 

そう呟いた時、1つの銃弾が俺の太股にかすった。

 

 

「何!?」

 

「待たせたな……お前との争いもここで終わらせてやる!!」

 

 

そう言ってフィールドに現れた柊優は、目の前にいる俺を睨むと右手をへその所へ持っていくとベルトが出現した。そのベルトは俺のと形が似た色違いだった。

 

 

「やっぱり、戦うしかないか……。」

 

 

そう言うと俺は、ベルトを出現させると左手を左腰に右手を真上に掲げゆっくり目の前に下ろしえ横へ右手を持っていくと右胸の所へ寄せるとベルトの左腰にある四神フォルダーから赤い朱雀のメダルを抜き取ると右手首より少し下にたる四神ブレスにセットした。

 

《Are you lady?》

 

 

という音声が流れると両腕を大きく回して右手を斜め右下に左手を右肩に構えると

 

 

「変身!!」

 

 

と叫ぶと右手を右斜め上に左手を左腰に移動させる途中に左手で四神ブレスを擦ると右手を右斜め上に持ってくると気を貯めるように握り拳を作って右胸に持ってくると同時に左手も握り拳を作った。

 

《チェンジ!マールス!…スザク!!》

 

ベルトがいつも通りに光輝くと四神ブレスから赤い炎の鳥朱雀が出てきて俺の体を包み込み変身した。

そして、マーズブレスレットを変形させて爆炎カリバーになるとそれを両手で持ち構えた。

 

 

「柊優……決着の時だ!」

 

「来い!!」

 

 

俺は、構えると柊優の方へ向かって走り出すとフィールド中心で俺の左拳と柊優の右拳が激突した。衝突時に発生した威力が周囲に広がった。柊優は、すぐ右足を回し蹴りしてくるが両腕を使ってそれを受け止める。

 

 

「柊優……お前は、どうして???」

 

「何が聞きたいんだ!?」

 

 

そう言って力で押そうとする柊優だが、膝を腹部に入れてヘットバットを決めると柊優と距離を置いた。

 

 

「お前は、悪に堕ちるような人間じゃねぇはずだ!何で……何で、変わっちまったんだよ!」

 

「……何を知ったような口を聞くんだ!?ジャグラー!!」

 

 

その一言で俺の身体は氷の様に固まってしまった。柊優の視界に映る俺は、ジャグラーにしか見えないというのだ。

 

 

「何を……言ってんだよ……。俺だ!達也だ!!」

 

「達也だと……そんな訳あるものか!!」

 

 

そう言って柊優は、俺を蹴り飛ばした。そして、地面に着地すると俺を睨みながら背中にから漆黒の羽が出現した。

 

 

「羽!?」

 

「まだ、名乗ってなかったな……。俺の名は、ルシファー。世界の秩序を正す者だ!!」

 

 

そう、柊優は獣神のリーダーであるルシファーだったのだ……。

 

 

「つまり……柊優がラスボス……。」

 

 

俺は、そう呟いた。それは同時に柊優を助け出すということはほぼ不可能だと言われてるようなものだった……。

ルシファーの左右に謎の空間が発生するとそれぞれから剣を取り出して構えた。二刀流だ。

 

 

「ツイン・ルシファーソード!!!」

 

 

そう言ってルシファーは、右手に持っている剣をベルトにかざした。

 

《ルシファー!スラッシュドライブ!》

 

すると、刀身が黒く光り出すとゆっくり構えた。

 

 

「ダークネス……ストリームッ!!!」

 

 

そう言うとルシファーは、俺に向かって走り出して彼の技であるダークネス・ストリームを放とうとした……。

 

 

 

 

 




《次回予告》
人類の運命をかけて戦う達也と、それがジャグラーにしか見えない柊優……。

果たして、彼らの運命は!?

勝利の後に見えるものとは!?

そんな彼らの前にジャグラーが現れる。


第35話「ジャグラー介入!最初で最後の共同戦線」

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