仮面ライダーマーズ   作:銀河 流星

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《前回のあらすじ》
仮面ライダーポセイドンと激しい戦闘を繰り広げた仮面ライダーマーズ火野達也は、ランクAのポセイドンの実力に圧倒されてしまう。
そして、ベルトのバックルにある赤い球体を取られてしまった。
それから、達也は悪夢を見ることになったのだ……。


第6話「復讐の火花」

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

 

 

俺の呼吸は、激しく乱れていた。これで三回連続で見たゾンビ達に飲まれる夢……。

俺の身体や精神が凄い悲鳴をあげていた。

天空保育園は、園舎が壊れてしまいしばらく休業になるらしい。まぁ、建て直したらすぐに再開するらしいが……。

赤い球体が奪い取られてから3日という月日が流れた。先程も言った通り、ゾンビ達に襲われる悪夢を見るようになった。

 

 

「達也……」

 

 

俺は、視線を少し横にすると椅子に座りながらベットに頭を伏せて寝ている明里の姿があった。

 

 

「明里……。」

 

 

俺は、少し左手を動かして明里の頭を撫でる。全体ではないが、明里の寝顔が昔の明里にソックリで愛らしくも感じた。

 

 

「ごめんな、心配掛けて……。」

 

 

そう言って窓を見るとそこには、アルテミスがいた。

 

 

「アルテミス……。」

 

 

俺は、目の前に現れたアルテミスに少し驚くもアルテミスは、すぐ窓から別の所へ行ってしまった。

 

 

「待ってくれ!アルテミス!!!」

 

 

しかし、それは幻だと気づく……。

俺は、窓に伸ばした手で握り拳を作ると自分の膝を思いっきり叩く。

 

 

「くっそーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

 

俺は、静かな病室で大声で叫んだ。ポセイドンに負けて……自分にも負けて……オマケに球体も奪われて変身できなくなった……。

結局、誰も守れないじゃねぇーか!

俺は、そう考えると悔しくて……辛くて……。

マイナスな感情した残らなかった……。

 

 

「達也……どうしたの?」

 

 

さっきの叫びで驚いたのだろう……明里が目を覚ました。

 

 

「ごめん、せっかく明里が寝てたのに……」

 

「そんな事ないよ、私は達也が心配なの。何か、最近……達也が、達也じゃないみたい……。」

 

 

恐らく、明里の感じた事は大体正しいだろう。俺は、そんな明里にある事を質問しようと考えた。

 

 

「なぁ、明里。明里は、どうして仮面ライダーマーズって名前を付けたんだ?」

 

 

あの時……近くに居てピンと閃いたと言っていたが、他になにか理由があるはずと思った俺は、聞くことにしたのだが……。

 

 

「何でって言われても……仮面被ったバイク乗りだから?って言う簡単な事なんだけど……。」

 

「そうか……じゃあ、戦士の資格って何だと思う?」

 

「どうしたの!?急に……。」

 

 

と苦笑いしながら言う明里に対して俺は、真剣な面持ちで「良いから答えて?」といった。

すると、しばらく腕を組んで考える明里は、難しそうな顔していた。

 

 

「うーん……戦士の資格でしょ!?そんなの分からないよ〜……でも、私の思う理想の戦士は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

達也だよ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明里の答えに俺は、しばし固まってしまった。

 

 

「お、俺!?」

 

「うん!だって、みんなを守ってくれるんでしょ?」

 

 

その言葉とともに俺はある日の事を思い出した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「達也!達也!!」

 

 

ある日……幼かった俺と明里、火燐、柊優、奈々はいつもの様に公園で遊んでいたが息を切らしながら柊優と奈々それに火燐がやって来た。

 

 

「大変だよ!火野君!!明里ちゃんが……明里ちゃんが誘拐されたんだよ!」

 

「何!?」

 

 

奈々から知らされた俺は血相を変えて、自転車にまたがる。

 

 

「待って!お兄ちゃん、その犯人の車は黒のセダンでナンバーが〇□△Xだよ!」

 

 

「ありがとう、火燐。柊優、ここを頼めるか?暗くなったら先帰っても構わないから!」

 

「安心しろ!ここで待っててやるよ!」

 

 

そう後押しされると俺は、全力でペダルを回した。

誘拐の場合、人気のない所へ行くのが普通だ。

そう考えた俺は、方向を町の隅にある廃工場へと向かう途中に犯人の車である黒のセダンを見つけた。

 

 

「ビンゴだ!!」

 

 

見つけるとまた力を入れ、後を追いかけた。

 

 

 

 

廃工場に入るのを確認した俺は、携帯電話を取り出した。少年だった俺の心は、正義感で動かされていた。

警察に応援を要請したあと俺は、こっそり中に入った。両手には、頑丈な鉄パイプを持って……。

 

 

「おい、小僧!!良くもサツに言いやがったな!」

 

 

中に入ると待ち伏せていたかのように犯人がまっていた。しかも、手には拳銃を所持している。そして、犯人は2人組だった。

普通の子供なら本物と分かった瞬間、怯えるものだが……何故か、あの時の俺は怯えなかった。小さな体を活かし、犯人の攻撃を躱すと鉄パイプを叩きつけて拳銃を奪い取って構える!

 

 

「動くな!明里の場所を教えろ!!」

 

 

すると、犯人の男達は、大声で笑った。

 

 

「動くな!?良い気になるなよ、小僧。お前は、飛んで火に入る夏の虫な状態だ。どちらが上か……格の違いを見せてやる。」

 

 

そういうともう一人の男は、懐から拳銃を取り出した。

額から汗が滴り落ちる……。

 

 

 

 

 

 

 

 

本物の拳銃を持ち、尚且つこれから引き金を引かないと行けないと思うと……。

とてつもない緊張した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、敵の銃口が既に俺の頭を狙っている事がすぐ理解すると、俺は拳銃を下ろした。

 

 

「何だ!?撃たないのか???なら……遠慮なく……。」

 

 

そう言って男は、再び拳銃を握り直して銃口を俺に向けてきた。その拳銃の引き金を俺は、じっと見つめていた。

 

 

「死ね」

 

 

そう言い残して男は、引き金を引いた。その瞬間俺は、横へ転がると下ろした拳銃を構えて男達の膝に向かって

発砲した。そして、二つの縦断は見事に男達の膝を撃ち抜いた。

 

 

「警察だ!!そこを動くな!!!」

 

 

その後に来た警察に事情を説明して俺と明里は、病院に搬送された。

 

 

「明里、大丈夫か?」

 

 

俺は、今の明里の気持ちを心配した。俺は、それほどの精神ショックはないが、融解された明里の方がどちらかと言ったら心配だろう……。

 

 

「明里、もう泣くな。俺は、お前や火燐、それに柊優や奈々やみんながもしこれからも、危険な目にあう時があるのなら……俺は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前らを守る!!」

 

 

それが、8歳の時に決断した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【現代】

 

 

「そんな事あったな……。」

 

 

そう呟きながら窓に映る朝日を見る。

 

 

「私ね、あの時はうんしか言えなかったけど……もっと私たちを頼って。」

 

 

そう言いながら明里は、俺の手を握ってきた。

 

 

「明里……。」

 

「何もかも一人で抱え込まないで!達也に何かあったら私達が支えるから!」

 

 

その瞳には、涙が溜まっていた。

 

 

「分かったよ、どうしても困ったら……その時は……頼るよ。」

 

「本当に!?」

 

 

俺の答えに明里は、喜びをあらわにした。

 

 

 

 

 

 

身体もだいぶ良くなったので、病院から出ることが出来た。

 

 

「あ、達也!!」

 

 

病院を出ると柊優や奈々が待っていた。

 

 

「達也君、もう大丈夫なの?」

 

「ったく、心配かけやがって……。」

 

 

しかし、待っていたのは柊優達だけではなかった。柊優達の後ろでゆっくりこっちに来る青年がいた。その青年が、あの時死んだはずの獣神・シヴァだと気づいた。

 

 

「待っていたよ、火野達也。力をなくしたお前に仲間の復讐する時をな。」

 

 

そう言って青年は、獣神・シヴァへと瞬時に姿を変えた。しかし、近づくシヴァの前に仮面ライダーポセイドンが現れた。

 

 

「あの時の青い仮面ライダー!?」

 

「人間は、逃げろ!」

 

 

ポセイドンが現れて驚く人達に対してきつい口調で言うポセイドンは、シヴァと戦闘を開始した。両者は、組み合うと先に地面に倒したのは、シヴァだった。

 

 

「お前、Aランク何だってな〜。でもよ、俺は破壊の神だから……マスターランクだよ。」

 

 

そう言うとポセイドンを思いっきり蹴りあげて瞬間移動して背中に回ると思いっきり背中を叩いて地面に叩きつけた。

 

 

「青い仮面ライダーが……負けてる!?」

 

 

目の前でポセイドンがボロボロにされている姿に俺を中心に驚きていた。それと同時にこれ以上、ポセイドンが負ける姿を見てられなかった……。

 

 

「おい!ポセイドン!!」

 

 

俺は、繋いでいた明里の手を離し前に立っていた。

やられながらもポセイドンは、俺の方を見た。

 

 

「あの赤い玉、返せ!俺も戦うから!!」

 

「達也、何言ってるの!?無茶だよ!」

 

 

明里は、そう言って止めに入るがその明里の両肩を思いっきり掴んだ。

 

 

「男は、無茶でもやらないといけない時があるんだ!!大切な人達の涙を見たくないために……。だから……、だから見ててくれないか?……俺の、仮面ライダーマーズの変身を。」

 

 

俺は、そう言うと明里の前に立って左手をヘソの下にかざしてベルトを出現させた。

 

 

「早くしろ!お前も俺の大切な人の一人だ!!」

 

「ふん、お前って奴はそんな物の為に……。」

 

 

そう言うとポセイドンは、赤い球体を取り出して俺に投げてくれた。それをキャッチした俺は、シヴァを睨む。

 

 

「人間の可能性の力を見せてやる!!」

 

 

そう言うと俺は、左手を腰に球体を持っている右手を真上に掲げると、ゆっくり目の前に下ろして横へ右手を持っていくと腰の位置へ持っていくと同時に左手を斜め前に突き出すとゆっくり握り拳を作り左前へ持って来た。まるで、体内にある気を集中させるかのように……。

 

 

「変身!!」

 

 

と叫ぶ同時に再び左手を腰の位置へ右手を真上へ掲げてからベルトのバックルにセットした。

 

《チェンジ!マールス!!》

 

という音声と同時に俺は、全身に鎧を身にまとい仮面ライダーマーズに変身した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「破壊神、シヴァ!本当の戦いは……ここからだぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、そう言うとポセイドンを助けに戦場へ足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
マーズとポセイドン……。
2人が手を組み、破壊の神てあるシヴァに立ち向かう!
それと共に、達也はある決意をする……

第7話「決着の時」
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