俺の二つ名がケモナーという何とも感想の言いにくいものになった日の翌日、俺とルニセはギルドに来ていた。
理由はギルドに頼んでいた新規のファミリア人員の募集で3人の新人冒険者が来てくれたからその面接的なのをしに行っている。
ちなみにガルはここには来ていない。ガルもファミリアの人数が人数なため、立場的には副団長になるはずだから連れてこようと思ったんだけど、意味深な顔で、「僕はその人達のことよく知っているから行かなくていい」と言っていた。
多分、ガルの知り合いが来るんだろうなと予想はしているのだが、それなら情報交換はして欲しかったな。驚かそうとしているのが分かるので、そういう子供っぽい部分を含めて許すけど。
コンコン
では早速始めるとしますか。
「入ってください」
「「「失礼します」」」
お、冒険者になる奴らにしては礼儀正しいな。てか、うち2人は女性の声だな。よっし、これでむさ苦しい男から花が増える。この世界の女の子はほぼ100%可愛い子だからね。逆にブサイクな子の方が珍しいんだよな。異世界不思議だ。
その姿を見てみると、の女の子とキャットピープルの女の子と男の子で、年はヒューマンの子が俺より少し年下ぐらいでキャットピープルの方は俺より年上の印象だな。そして、3人とも美男美女だな。
・・・・・・なんか俺だけブサイクな気がする。いや、ルニセによると、顔凡人っていう二つ名の意見が出てたみたいだからおそらく神視点だと不細工までではないはず。わかんないけどね。
「じゃあ名前と一応年を教えて」
「うっす、俺はキャットピープルのロウ・ルレニアというっす。年は15っす。よろしくっす」
まさかの年下! 驚いたな。てか、喋り方どこの後輩だよ。それより、ガルのファミリーネームと一緒?
「私もキャットピープルのルウ・ルレニアっていうんだよ。ロウとは双子の妹なんだよ。これからよろしくね」
この子もか。俺、雰囲気から子供に見られないけど、この双子はすごいな。獣人は成人するまでが早いって聞くからそのせいかな。
「えっと、私はヒューマンのユニ・ルレニアって言います。年は17です。よろしくお願いします。それで、質問があるんですけど、このファミリアにガルがいるって聞いたんですけど、どうなのですか?」
こっちは年上! 俺の感覚麻痺ったかな?
でも、これで俺の推測は正解ってわけだな。うん、俺は鈍感系主人公ではない。それにステイタスの影響で難聴になるという事もないし。よし、これで俺の周りでハーレムが形成されても後ろから刺されるという事態は対処できるだろう。
それより、ファミリーネームが一緒なのは何でだろう?
「そうだよ。こっちも質問だけど、ガルとファミリーネームが一緒だけど、それって?」
「それは、同じ集落にいる者はみんな、同じファミリーネームにする決まりがあるからです」
それでか、なら納得。てか、ガルの野郎も隅に置けないな。こんな可愛い子達を幼馴染に持っているなんて。素直に羨ましいな。
「あの、ガルはどこにいるの? 私、ガルに早く会いたいんだけど」
「俺もだよ、ルウは半年前に会ったろ。どれだけ強くなったんだろ」
ガルに半年前って・・・・・・ははん。
「わがまま言わないの!すみません、騒がしくして」
雰囲気が変わってお姉さんみたいな感じになったな。あれは緊張していたからかな。
「いいよいいよ。その方が家族っぽいし。それと僕たちに敬語はいらないよ。これから家族になるんだから、そんな堅苦しいのは肩がこるだけだよ」
「そうそう、それにユニだっけ? はさ、ルニセをのぞいたら一番の年長者なんだから。俺の年は16だよ」
「え? 私よりも年下」
ん? なんか表情が暗くなったな。
「私、村でも1番年が上だったのに、ここでもだなんて」
あー、女の子はそこかにするよね。俺は年上だから気を遣わなくていいって思って嬉しくなるんだけどな。
「大丈夫だよ。僕が1番年上だから」
「あなたは神じゃないの! うー」
や、やばい。この子マジで可愛い。年上なのに、可愛いと思う俺は大丈夫だろうか、ああ大丈夫だ。
「やっと、普段の顔が見れたね。僕は嬉しいよ」
「は! いやこれは」
「別に無理して敬語使わなくてもいいよ。てか使うな。年はユニの方が上なんだから」
「むー。年上いうなー」
「はは、でも冒険者暦では俺の方が上だから先輩だよ」
「それでも、年が上なのは変わらないから」
「喧嘩はそこまでだよ2人とも。あって早々仲良くなるのはいいけど程々にね」
「別に仲良くなんか」
「はーい。じゃあらみんなはこのファミリアに入るんだよね」
「「「うん」」」
「よし、じゃあ僕たちのホームに向かおう。君たち個人の部屋も作れるから安心していいよ」
「やったー。俺、家ん中じゃ下の子達がいっぱいで雑魚寝してたから憧れてたんだ」
「えー、私はガルと一緒の部屋がいいかな」
おー、ガルは愛されてますなー。
そうして、静かだった俺たちのホームは賑やかになるのだった。