ある日ダンまちの世界に行ったら   作:なて

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久しぶりの投稿です。
色々あって時間がなくて書くことができませんでした。すみません。
これからも空いた時間に書いて投稿って形になると思います。
では、どうぞ。


新たな試練

 他のファミリアによる襲撃から10ヶ月、ユニ達は全員ランクアップを終えた。みんなにはそれぞれいい二つ名を貰ったようだ。

 

 多分俺らのファミリアがたったの2年半で全員レベル2になったから、新米ファミリアから卒業したからだと思う。

 

 そして、時間は少し巻き戻って3ヶ月前。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、準備完了だな」

 

 今日は久しぶりに20階層に行き、到達階層を上げようと思う。

 

 ここ半年の猛特訓のおかげで、俺たちのファミリアの強さはぐんと上がった。どの奴らのステイタスも最低一個はBに行き、パーティーを組んだ状態ならレベル2にも負けない力を持ったので、もう上層ならユニ達だけでも大丈夫だと判断し、今日から俺たちの冒険を進めようとしている。

 

 そして、俺やガルは日頃の鍛錬のおかげで、大体のステイタスをCからSにしたのでそろそろランクアップしようと思っている。てか、ガルに至っては俊敏がSSSいってるからな。俺も耐久と魔力がそろそろカンストする。

 ガルの超速攻攻撃に耐えるうちにどんどん耐久だけが上がっていく。回避の発展アビリティがあるのにそれを生かさないとは。

 俺の戦闘スタイルって相手の攻撃を読んでカウンターなのに、ガルだけは盾でガードするしかない。だってガルのスピードもう対応できないもん。次の発展アビリティで鉄壁とか出てきそうだな。いや、盾でガードばっかしてるから盾術とか出てきそう。

 

 そんなわけで、出発しよう。

 

 

「・・・・・・よし到着。今日はユニとロウとルウだ。サポートは頼んだぞ」

 

「任されたよ。今日は21階層にいって、そこで篭もるんだよね」

 

「うん、そうだよ。もうお前達だけでもこの階層は行けるから、しっかり前衛と後衛の交代をして休憩を挟みながらいくぞ。久しぶりの中層だからな。道中でもたくさん倒したけど、21階層からはさらに強くなる。油断するなよ」

 

「「ハイ!」」

 

 そして21階層への道を渡り、着いた途端に21階層初遭遇のモンスターはデッドリー・ホーネットだ。こいつは22階層が主な生息場所なはずだがこの階層を降りてきたようだ。

 

「よし、迎え撃つぞ。こいつは尻の針にさえ気をつければなんとかなるはずだ。攻撃を受けたらすぐに解毒用のポーションを使えよ」

 

「「了解」」

 

 三体の蜂達は、俺たちを警戒しながら列になってこっちに近づいてくる。中層からはモンスターが連携しだすから厄介なんだよな。

 

 こっちは威嚇用に魔法を打ち、三体が互いに離れたところを魔法で強化され、輝かしい光を纏ったガルが、俺の目には捉えられない速度で、蜂の一体を真っ二つにし、白い体液をまき散らした。

 

 それに続き、ロウとルウが一体の蜂を囲み、後衛としてユニが魔法の準備をした。

 

 魔法発動の間に、残った1体の蜂に攻撃を仕掛け、針攻撃をサイドステップで危なげなく避けると、がら空きとなった体に剣戟を食らわした。

 

 詠唱を終えたユニは水の魔法、流動する刃(フリュードブレイズ)を使った。これは水をカッターみたいにして敵を切る魔法で、やり方次第でゴライアスの肌も傷つけた。

 そんな魔法に蜂の体はバターのようなもので、いともたやすくその体は切れた。

 

 よっし、半年の特訓は22階層のモンスターでも軽々と倒せるようになったな。あれだけ強かったソードゴブランもステイタスに関係なしに技術で勝つことができたし。

 

 それから22階層への道に続くとこまで進み、中層だけありほぼ休みなく戦闘は続いた。その時俺はモンスターにある偏りがあることに気づいた。

 

「みんな、ちょっとモンスターおかしくないか?」

 

「やっぱり? 僕もこのモンスターの種類はおかしいって思ってたよ」

 

 ガルも気づいていたようだ。

 

 そのおかしな点とは、モンスターの種類がこの21階層に出るモンスターではなく、ほとんどが22もしくは23階層で生まれる、この大樹の迷宮では最高の強さを持つもの達の相手をしていたというところだ。

 

 モンスターは生まれる階層から動くことはあるが、それは結構レアだ。俺は数回しかそんなモンスターに遭遇していない。だが、今回はここで戦ったモンスターのほぼ全てがそんな下の階層で生まれるモンスターだ。嫌な予感がする。

 

「ちょっと今日はもうこれ以上進まない方が良さそうだな。みんな18階層まで引き返すぞ」

 

 そして、すぐに帰りの準備をし、引き返そうとしたが、それはもう遅かった。

 

 ドン!ドン!ドン!

 

 後ろに大きな足音に伴って濃い気配がただよってきた。

 

 これは本当にやばい。俺ら生きて帰れるかな。多分死を覚悟するくらいの強者の匂いがする。俺が他の世界からの転移者だからってこんなに戦いの展開が多いのは遠慮願いたいな。

 

 大樹の迷宮が軋むくらい音からどれだけ大きい、もしくは力強いモンスターが現れるのか。

 

 そうしてどんどん大きくなる音がやんだ。その時、俺たちの前にその怪物は姿を現した。

 

 それは普通の三倍の大きさがあるリザードマンだった。

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