ある日ダンまちの世界に行ったら   作:なて

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三階層

異世界に来てから1週間が経った。

 

二階層にまで到達したがモンスターに変わりはなく、1日目の遭遇率が高すぎたのかモンスターの湧きが少なく感じた。

 

それでも三階層からはモンスターの種類が増えると聞いていたから、ここで修行しようと思い、ひたすらゴブリンとコボルトを倒し、金と経験値を蓄えた。

 

今のステイタスは

 

 

 

力 I42→I73

 

 

 

耐久 I7→I24

 

 

 

器用 I32→I86

 

 

 

俊敏 I35→I69

 

 

 

魔力 I0

 

 

 

後は省略で結構成長した。

 

冒険者となって1週間でこの成長速度はやばいな。基本アビリティHからは伸びが少しずつなくなって来るけど、これなら半月でHにいくのも簡単だ。ていうことは俺は優秀な冒険者なんじゃ。

 

元の世界で内臓飛び出している猫とか鳩とかを見ていたからモンスター切って血が出ても何にも思わなかったけど、切った時の感触は今でも忘れられないぐらい気持ち悪かった。

 

話を変えるけど、基本アビリティの効果は顕著に表れていた。

 

2回目のダンジョン攻略をしている時にコバルトと戦ってみると、一歩目を踏み出した時に自分でもわかるほど速くなっていると感じた。

 

剣もまだ1日しか使っていないのに昨日よりもはるかに軽く感じ、連続斬りをする時の2回目の攻撃に入る時も少し楽に感じた。

 

でも、それは昨日よりはの話だけどね。

 

そこからはあまり変化は感じられず、僅かに戦闘がやりやすくなったと感じる程度だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は三階層に行こうと思う。ちょっと早いがもうコボルトとゴブリンは他のこと考えながらの片手間で倒せれるからな。恩恵の影響もあると思うけど、精神的にだいぶ強化されてちょっとしたアクシデントでも戸惑わないことが多くなった。

 

稼いだヴァリスを昨日のうちにバベルのヘファイストス・ファミリアの店に行き、金属製の青色の膝まであるグリーブ、鎖帷子にその上に着る皮の鎧、金属製の籠手に腕につけるバックラーでほとんど全部使った。そのおかげで借金がまだ返せないけど。

 

製作者はガーディー・クラリアと書いてある。うん、この人の作品は贔屓にしよ。他にも良い防具があったけど、この防具の輝きは違うって感じた。

 

服の色が全部青色に統一されてしまったが、これはこれでかっこいいので問題ない。目立つけど問題ない。

 

ダンジョンの構造はギルドにある地図のおかげで大体の道はわかり、後は感覚で覚えるだけと凄く準備周到だ。

 

携帯食料も買ったし、出発だ。

 

 

 

三階層についた。見た目は十階層まで同じため雰囲気自体は変わらない。

 

ここまでは、この装備で動けるか走りながら来たのでまだモンスターには遭遇していない。

 

よし、探索と行きますか。

 

 

 

「シャー」

 

 

 

おっ、早速新モンスターのご登場だ。

 

こいつはダンジョンリザードといい、見た目は俺よりでかいトカゲだ。力は強いけど動きは遅いので、硬い皮に攻撃が通れば倒しやすいモンスターらしい。

 

武器変えてないけど、ギルドの支給品の武器でもある程度は通るらしいのでそのままにしておいた。

 

ダッシュで迫って行き、しっぽの攻撃をジャンプで回避して剣で斬った。

 

うわっ、思ったより硬い。少ししか切れていないな。でも悲鳴は上げているからダメージは傷の割には入っているな。なら手数で勝負だ。

 

そして何回もダンジョンリザードを斬っていき、やっとの思いで倒した。

 

魔石を取り出して見ると、コボルトより少し大きいぐらいだ。苦労の割に稼げる金が少ないな、まったく。

 

まぁ、安全に倒せることは分かったし、攻撃が通りにくいからこれは力を育てるチャンスだな。でも耐久が育てれないのは嫌だな。一旦二階層に戻ってゴブリン相手に耐久の経験値稼ぎをしますか。

 

 

 

 

 

二階層に戻り、ゴブリン見つけたのでそのまま声を上げて驚かすと、体を震わしながら遅い速度で襲って来た。

 

ゴブリンの攻撃を右につけたバックラーで受け止めると、ゴブリンの爪がかけた。

 

 

 

・・・・・・は? いやなんでこうなるの。

 

ゴブリンは一番弱いモンスターだけど、盾1つで爪が欠けるほど耐久性はないはずなんだけど。とすると、この盾の防御力が高いってことなのかな。だったらガーディー・クラリアに感謝だな。

 

そこから何回か防御していると、コボルトが二体も来た。

 

倒すかそのまま耐久アップの練習をしようかと迷い、耐久アップの方にした。

 

ゴブリンの攻撃を防ぎながらそのまま押して倒し、コボルト1の噛み付くを回避、2の爪の攻撃を盾で受け止めた。あ、また欠けた。

 

そのまま防御を続け、疲れたので一気に攻撃をして戦闘を終了させた。

 

 

 

「ふぅー、これは思った以上にきついな。」

 

 

 

そうまじきつい。これは疲れる一方なので、再び三階層に戻ることにした。

 

 

 

 

 

戻ると、今度はスライムが二体いた。

 

うわっ、ドロドロしてる。でもなぜか頭の部分はきちんとつぼ形に形状を保っているな。見た目は、某ゲームのバブちゃんね。

 

そいつらは動きは早かったが、ステイタスで強化された俺にとってはゴブリンの方が強いと感じた。

 

攻撃は豆腐を切っているかのように簡単に通るし、たった一発で死ぬ。こいつがなぜか三階層以上にいるのかわからないな。

 

でも、魔石は今までのよりでかく、やっと石らしい形になった。それでもまだビー玉ぐらいだけど。

 

魔石を回収してダンジョンを進むと、ダンジョンリザードとコボルト一体が戦っていた。

 

結果はなんとコボルトが勝った。とは言っても攻撃を貰い、満身創痍になりながらダンジョンリザードを食べていた。

 

あれ?そういえばモンスターって魔石食べると強くなって強化種になるって聞いたよね。

 

すると「ギャー」という叫び声と共にコボルトの体が光りだした。そして、体が大きくなり、俺より、少し小さかったのが、俺の頭1つ分大きくなっていた。これってもう大型種だよね。

 

うわ、やば。これは退散した方がいいな。逃げようとしたが、もう遅かったらしく、コボルトが俺を見つけて走って来た。

 

それも通常より速く。

 

速!このスピードは尋常じゃない。

 

そう思いながら盾を構えて攻撃に備えた。

 

ガキン!

 

盾から火花が散った。あっつ。

 

そして盾をつけている右腕が震えていた。

 

やばいやばい。これはやばい。盾は相変わらず傷が付いていないけど、向こうも火花散らすほどの攻撃で爪が欠けていないから、相当頑丈なことがわかる。

 

ていうか、魔石食べただけで強くなりすぎだ。さっきよりも動きが数段良くなってるし。

 

敵の攻撃を盾で防ぎながら、剣で攻撃。最初の一発は当たったが、次の突きは避けられてしまった。

 

強い。初めての苦戦だ。この冒険でランクアップしないかな。

 

攻撃をしかけ、向こうの大きなバックステップで避けられるが、追撃をし、向こうに攻撃の隙を与えないように何回も攻撃をしてが、全て回避される。

 

少し体勢が崩れた。やばい、と思いコボルトを見るともう攻撃を仕掛けていた。

 

盾で攻撃をもらうと、今までにないぐらい腕を回しながら、ほぼ反射で剣でガードした。ガキンと音がして剣の端が折れた。

 

いけない、このままでは攻撃ができない。どうする。そうだ、こいつは避ける時はバックステップしかしない、なら!

 

そこで、さらに詰め寄り突きをすると、読んだ通りでバックステップで回避してきた。ふん、そこは俺の攻撃範囲内だ。

 

足を踏み込み、コボルトに詰め込んで縦斬りで攻撃しやっと攻撃が当たった。

 

だがそれだけでは死なず、最後の攻撃を仕掛けられたが、油断をせず、目を離していなかったので、簡単に対応し、トドメの一撃を入れた。

 

 

 

「はぁはぁ、これはいけん。相手強すぎだろ。」

 

 

 

攻撃を受け止めてた右腕は痙攣を起こしていて、まだ治りそうにない。

 

少しの間腕を振ると、痙攣が治まってきて、コボルトの攻撃の衝撃での痛みもだいぶ引いてきた。

 

この戦いは危なかった。もし、昨日の装備のままで行っていたらと思うと、いや、この考えはよそう。今は生きていることに感謝だ。反省はダンジョンを出た後でいい。

 

コボルト強化種の魔石を見てみると、大きさは普通のやつの10倍ぐらい大きかった。手で握っても手の中に入らないぐらいだ。それはお前の手が小さいからって。そんな訳はない、そんな訳は・・・・・・

 

 

 

コボルト強化種が灰となって消えるとき、ドロップアイテムも手にした。

 

その爪は前に手に入れた爪よりも大きく、長さは10cmもあった。

 

ようこの小さな盾でガードできたな。でも、少し引っ掻かれた跡がある。でも少しだ。これが普通の盾だったら多分腕無くなってただろうな。本当にありがとう、これからも大切に使うよ。

 

そして剣、敵の攻撃でもう使えなくなってしまった。

 

クソ、質の悪い武器だとしてもこうして壊れてしまうのは悲しい。こいつのおかげでモンスターを狩ることができていたからな。

 

買い換えないとな。そのためには金稼ぎだ! 今は剥ぎ取り用のナイフしかないが、これを使おう。

 

そう思い、地面を蹴った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

換金をすると、合計1万2千ヴァイスゲットした。何と昨日の防具買う前の所持金よりも多くなった。

 

強化種を倒してからさらに下層で十体以上は倒したけど、この額は異常だな。

 

レベル1の冒険者の五人パーティがこれのもう少し高い2万5千ヴァリスだ。

 

魔石が5千ヴァリス、爪は売らなかったのでわからないが魔石の倍の値段がするらしいので1万ヴァリスはくだらないだろう。

 

爪を売らなかった理由は武器の材料にしようと思ったからだ。

 

でも、武器は必要だからまた明日もバベル行かないとな。武器も出来ればガーディー・クラリアの作品が良いな。それよりも今は家に帰ることが先決だ。もう眠くて眠くてたまらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま。」

 

 

 

「おかえりユウタ、今日も遅かったね。」

 

 

 

「うん、まあ色々あってね。ステイタス更新を頼むよ。」

 

 

 

力 I73→I96

 

 

 

耐久 I24→I63

 

 

 

器用 I86→H113

 

 

 

俊敏 I69→I87

 

 

 

魔力 I0

 

 

 

魔法[][][]

 

 

 

スキル

 

 

 

「着々とアビリティが上がっているね。でも、この耐久の上がり方は何なのかな。」

 

 

 

「いや、それは耐久を上げるために、新しく買った盾の性能も確かめるついでで防御の訓練もしたんです。それにちょっとコボルトの強化種も出てきて。」

 

 

 

「強化種か。コボルトのならそんなに強くはないと思うけど、それでも相当苦戦したはずだよね。だったらこの上がり方もわかるけど。努力もいいけど、適度にだよ。」

 

 

 

「うん、分かってるよ。今日は疲れたからもう寝るよ。じゃあお休み。」

 

 

 

そして自分の部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

自分の部屋で眠りながら、今日のことについて考えていた。

 

俺ってみんなに心配かけてばっかだな。

 

ルミも強化種と戦ったと言ったら大丈夫なの。どこも怪我していないって心配されたし、みんなが心配しないぐらいには強くなりたいな。

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