ある日ダンまちの世界に行ったら   作:なて

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効果

「え! 魔法とスキルを二つずつ発現した!?」

 

「うん、そうだよ」

 

 魔法とスキルが発現した翌日、ガーディーにその報告をしていた。

 

「凄いな。僕はまだどっちも持っていないのに。いいなー」

 

「どうだ。羨ましいだろ」

 

「うわー、超ムカつくんだけど。でも、これでもっと深い階層に行けるね。9階層までは楽勝かな」

 

「いやいや、ステイタス的に行けるのはガーディーだけだろ。俺とガルはまだFにも行ってないから本当だったら6階層も行かないほうがいいんだからな」

 

「パーティー組んでるから大丈夫だよ。それに武器だったらキラーアントの硬殻ぐらいは難なく切れるし」

 

「そうだけど・・・・・・ラチがあかんな。それにどうせ今日は俺の魔法とスキルの性能を確かめるのが目的だからな。まぁ、7階層は行くかも知れんが」

 

「やっぱりその気があるんじゃないか。絶対今日は行くぞ。目指せ到達階層8階層」

 

「なんで上がってるんだ」

 

「はぁ、もう。2人ともずっと喋ってないで、ダンジョンに入るよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我の魔力、様々な形に変わり、敵を攻撃せよ、クリエイトアロー」

 

 氷柱の形をした白い物体は、ウォーシャドウの腹を串刺しにした。

 

「おー、強いねー」

 

「うん、予想以上だな。これだったら戦闘で活用できるぞ。これで10回ぐらい使ったけど、もうちょっと残りはあるから、連発も可能だし、有能すぎるな」

 

「そうだよ、形も自在に変えられるから、普通だったら魔導のアビリティがないと出来ない細かい魔力操作も可能、どれだけ強いんだよ」

 

「うん、僕もこんな有能な魔法使いたいな」

 

 ほんと、どんなチートをする使えばこんなに強いのが手に入るんだ。ステータスの伸びを見る限り、冒険者の才能はあると思うけど、それでもこの結果はおかしいよな。自分の願望を思うだけでそれが経験値になるとかどんだけ魔法欲しかったんだよ

 

「お? そうそう、魔法やスキルは自分の性格や心情を表しているから、強く願望をすると、それが経験値になって発現がしやすくなるらしいよ、ルニセが言ってた」

 

「本当か、だったら強く願わないとな」

 

「うん、僕はどんな魔法がいいかな。強いのが欲しいな」

 

「いずれ手に入ると思うよ、お前ら幸せはあるんだからさ」

 

「そ、そこまでのものは」

 

「お、僻みか。わかる、わかるよその気持ち」

 

「ガーディー、しめる」

 

「うおー、落ち着いてユウタ、そして挑発しないガーディー」

 

「悪かった悪かった、そういえば、もう一つの魔法はどうなんだ、あとはスキルの効果とか」

 

「あー、もう一つの回復する傷は低級ポーションより少し弱いくらいの回復効果で、ダンジョンに潜ってから使っているけど、あまり精神力は消費してないよ」

 

 うん、これは不思議なんだよな。どれだけ使っても減る気配がしないんだから。

 

「そういえばガルさっき怪我してたよな、治すよ」

 

「ありがとう」

 

「癒しの力、我ら仲間に授けたまえ、スカーキュアリング」

 

 そうして魔法を唱えた途端、急にめまいがして倒れた。

 

「おい、どうした。大丈夫か!」

 

「ユウタ、大丈夫!?」

 

 うわ、これが精神的疲労、マインドダウンか。凄い体がだるい、処理をした後みたいだな。いや、それの倍以上か。我慢はできるが、したくはないな

 

「すまん、多分マインドダウンだ。ちょっと休んでもいいか」

 

「ああ、それはいいぞ。でもなんで突然きたんだ。その回復する傷はあまり消費しないんだろ」

 

「多分、自分の体を回復していたからだと思う。精神力を回復する効果があるからだと思う、それと、ガル傷はどうだ?」

 

「え? それは・・・・・・凄い、少しずつだけど傷が治っていってる」

 

 それから数秒すると、ガルの傷の回復が止まった。

 

 よし、これで精神力を送った分の持続時間があることはわかったな。でも、今日はもう戦えないな。

 

「今日はちょっと早いけど終わりでいいか。ちょっと無理だわ」

 

「うん、それがいいな。じゃあ帰ろうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ユウタ、ガルからマインドダウンを起こしたって聞いたけど大丈夫かい?」

 

「それについてはもう平気だよ。今だったらゴブリンぐらいなら倒せる」

 

「それは大丈夫なのかな。それで魔法についてはガルから聞いたんだけど、スキルの方はどうかな?」

 

「魔力の循環の方は結構すごかったよ。どれも、ステイタスが五十ぐらい上がったぐらいの効果があったよ。共に歩むものなんだけど、まだ出てきてないんだ」

 

「やっぱりそうなんだね。これに関しては魔力が足りないからだと思うけど、これは今日中には解決すると思うよ」

 

「え?なんで?」

 

「それはお楽しみってことで、ステイタス更新するよ」

 

 力G240→G256

 

 耐久G256→G281

 

 器用G203→G217

 

 俊敏G247→G261

 

 魔力I1→I34

 

 以下略

 

「久しぶりに50以上上がったね。模擬戦の成果かな」

 

「うん、ダンジョンに潜るのに響かない程度には本気でしたからね」

 

 でも、この耐久の上がりようは凄いよな。多分、1番経験値が少なく上がっているのは俊敏だけど、ガルの速い双剣の攻撃のせいで時々防戦一方の時もあるけどな。今日もそうだったし。まぁ最後は俺が勝つけどね。

 

「じゃあ今日はマインドダウンしたし、早めの休息を取るようにね」

 

「了解」

 

 

 

 そして翌日

 

「ニャア」

 

 おれの体の上に猫が座っていた。

 え?まさか、これがおれの守護獣? すごく可愛いんだけど。

 

 頭を撫でてやると、その守護獣はおれの顔の方に来てスリスリして来た。

 

 ・・・・・・カーワーイーイ。

 やばい、俺これでも可愛い物好きだからこの猫にすごい癒される。

 

 ・・・・・・は! いかん、ちょっと暴走したな。

 

 さて、この子の名前何にしようか。

 真っ白な猫だから白でもいいけど、安直すぎるな。

 うーん、白、白、 そういえばこの子俺の守護獣なのよね。難しいな。白といえば天使とかかな。この子俺がついてないから女の子だと思うし、エンジェルからとったルジェとかどうかな。

 

「シャー」

 

 ダメっぽいな。だったら自然の守護するアリエルだったらどう?

 

「ゴロゴロ」

 

 お! 好反応っぽいぞ。

 

「じゃあ、これからお前の名前はアリエル。よろしくな」

 

「ニャア」

 

 そして、アリエルをみんなに見せると、

 

「天使の名前をとったんだね。うん、守護獣にはぴったりだよ」

 

「うわー可愛い! 触ってもいいかな」

 

「これがユウタのスキルの一つか。なんかお前のスキルってどれも凄すぎじゃない」

 

 という反応が返って来た。

 

 戦闘をさせてみると、俺の補助がありながらもゴブリンを倒すことができた。倒し方は全然天使らしく超グロカッタケド。

 

 そんなわけで、俺たちは新しい仲間を増やし、順調に冒険を進めていった。

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