うーむ、うむむむむ…
駄目だぁ、全然思い出せない。私がどういう人物でどういった日々を過ごしていたのかがほとんど覚えていない。一般常識的な記憶はあるんだけどね。
こうなってくると誰かに私の事を聞いてみたいけど周りには湖と木がでとてもじゃないが人なんて1人も居ないし、来そうにない。
気づいたらいきなり少し湿った土と草に寝転がってて、周りは湖と森、そして記憶喪失…辛くないですか?少なくとも私は辛いです。記憶がないって自分がどうやって生きたのか分からなくて、まるで暗闇の空間に取り残された感じで不安なんですよ?知らない?あっ、そっかぁ…
ところで今の私と似たような状況で平然としている物語の主人公とかが居ますけど、よくこの状況で耐えられますよね。精神がとても頑丈かもう壊れてるんじゃないかと思います。
そういえば、ほとんど覚えてないって言いましたけど、一つだけ思い出した事というか覚えていた事があるんですよね。それは名前。私はの名前は九条 桜。
ただそれだけ。まぁ、名前だけでも思い出せて良かったかな。名前も知らないなんてそれじゃ、全くの別人になったみたいで悲しい。
なんで記憶喪失なのかとかなんで知らない場所に居るのかとか疑問に思う事はたくさんあるけど、記憶喪失だからそういうものとして受け入れよう。
さて、近くに水があることだし、顔でも洗ってこようかな。
ん?今気付いたけど私マスクしてたんだ。デカイ、マスクが。なんでこんなにマスクデカイんだろう。まぁ、顔洗う時邪魔だよね。外しておこう。
そうして湖に近づき、顔を洗おうとする時、水面に映る私の姿が見えた。見えてしまった。
――水面に映る私は黒髪が胸元まで伸びており、他の色なんて混じっていない真っ赤なコートを着ていた。そして、口が耳まで裂けていた。
いや…もうこれ誰がどう見ても口裂け女じゃないですか…
そうかー私、口裂け女だったのかー。てっきり、普通の人間だと思ってたよ。でも、まだ口裂け女と決まった訳じゃない。そういう病気かもしれないし、事故で出来たのかもしれない。顔洗った後に色々確かめてみようかな。
そう思いながら私は顔を洗い、大きなマスクをつけた。
◆
確かめた結果、やっぱり口裂け女っぽいです。はい。
軽く走っただけでも私が驚くぐらいものすごく速く走れた。多分ボルトもびっくりの速度だったと思う。
後、口裂け女って空も飛べるらしいから飛ぼうと思って何回か試みたら飛べてしまった。口裂け女ってスゴイ!もうなんでも出来そうな気がしてきた。やらないけどね。
それと空を飛ぶのはいいよね!記憶があった頃の私は毎日飛んでいて何も思わなかったのかもしれないけど、今の私にとってはすごく新鮮だ。飛んでる時にあたる風が気持ちよくて、高いところの景色を見た時の気分がとてもいい。馬鹿は高いところが好きなんてよく言うけど私、馬鹿じゃないよね?馬鹿じゃないとそう願いたい。
さて、私が口裂け女って確信が持てたところでこれからどうしましょう?もちろん私の家なんて覚えている訳ないですし、このままここで立ち止まる気なんてないですし。
…とりあえず森の中入って歩いてみますか。
とりあえず書いてみました。
なかなか小説らしきものを書くのは難しいですね。3000文字も書いてる人は化物じゃないかと思います。
また合間合間を縫って書きたいと思います。
ここまで見て下さりありがとうございました。次があったらよろしくお願いします。