先ほどテンプレよろしく、トラックに轢かれて死にかけたけどその後無事にスーパーの特売に間に合って食材や母さんが欲しいものはゲッツしました。
え?母さんが欲しかった物?牛乳だけど何か?(理由は聞くなよ?)
「間に合って良かったな」
「うん、そうだねお兄ちゃん。今日のご飯知ってる?」
「ん?確かシチューだった気がするぜ」
「ほんとに!?やった!」
奏音は母さんの作るシチューが非常に好きである。簡単にご飯3杯行く勢いでご飯を食べていく。
「ま、家に帰ってからお楽しみってやつだな……ん?」
家に着くとポストに分厚い封筒が投函されていた。
「悪い奏音。ポストの封筒取ってくれ」
「はーい」
「んで誰宛なんだ?」
「………」
「奏音?」
「……だ」
「だ?」
「飛び級だぁああ!!やったぁああああ!!!」
「ムグゥ!?」
奏音は嬉しさの余り俺に飛びついてきた。やめろ!せっかく買った食材が……。
奏音は母さんが出て来るまで俺に抱きついてきた。だがシスコンの俺のにとっては役得って奴だったがな。
「うぅ…なんで私あんなこと……」
さてその奏音さん。家に入ってから俺に抱きついていた事を先ほどから思い返し顔を真っ赤にしております。可愛い。
「それだけ嬉しかっただろ。ま、飛び級おめでとさん」
そうだ。飛び級について教えとこう。(一体誰に教えるのか分からないが)
『飛び級』とはこの世界で使用する魔法の強度や保有する魔法量によってランク付けされるという制度の名称である。
一番上が『
今回奏音はjokerの二つ下の
んでもってこの『飛び級』。king以上になると
「私も高校生生活できるんだなぁ…」
そう。中学生以上ならば高等学校の校舎での授業となる。内容は中学生の勉強だが。理由としては中学校の校舎が魔法の訓練中にぶっ壊れた過去があるから、らしい。
現在中学生二年生の奏音はその制度が適用される。因みにking以上は『魔法』という名詞では無くて『魔術』に変わる。
え?俺のランク?Pawnですらねえですけど?つかランクすらもらってないっすわ。だって魔法使えないし。
「はぁ〜これでお兄ちゃんと同じ高校だね」
「何故に俺の高校?」
「え?ダメ?」
「俺に聞くな。だが俺はウェルカムだ」
妹がいる高校生活とか。全くもって最高ですね、はい。
「そう言えばお兄ちゃんにもランク付与書来てるよ?」
ん?
「HAHAHA!妹よ!魔法使えないお兄ちゃんに冗談は言うもんじゃないぞ?」
「いやだってほら」
奏音はそう言って俺に封筒を渡す。確かに俺宛て。題名をしっかり『ランク付与書』と書かれている。
「おいおい。冗談だろ?魔法使えない俺に何のランクくれようってんだ?」
俺はとりあえず封筒の封を破り、中身を見る。
『嘉神原 零
上記の者に、jokerのランクを付与する。
WRA日本支部』
……………はい?
「なんじゃこりゃあああああああ!!?!!?」
魔法使えない俺。何故か最高ランクを頂きましたよ。
二話目です。
因みにWRAは
『World Rank Association』(世界ランク協会)
の略です。