バカテスやISの方のネタが思いつかないのでこちらを書きました。SAOの方も今度の土日には投稿できると思います。
感想板でボロクソにされたのと、自分でも駄文だと感じたので書き直しました。
プロローグ
プロローグ
ここはハイスクールD×Dの世界・・・・・・の本来の運命の筋書きからは外れた世界。
この世界はまだ出来たばっかりで、宇宙すらもまだ出来ていない。
なのにもう既に、この後に宇宙が出来る場所であるここに存在しているものがいた。
その者はの名は兵藤一誠。ハイスクールD×Dの本来の歴史の主人公だ。
しかしこの世界の一誠は宇宙が出来る前に、この世に存在してしまった所為で本来の歴史からは外れてしまった存在。
彼の本質は正史より変わっているのか。それとも正史の彼と同じなのかそれは誰にも分らない。
何も見えない。何も聞こえない。何も感じない。
見渡す限りの闇、闇、闇。
気が付くと俺はそんな闇の中に居た。
気が付いたのはついさっきの筈なのに、俺は此処が何処だか知っている。それに俺の名前が兵藤一誠なのも知ってるし、その他の色々な事を知っている。
魔女扱いされた聖女
愛されたい堕天使
個人にみられたい令嬢
復讐に溺れる騎士(ナイト)
血に悩む巫女
気持ちがすれ違う姉妹
大好きな人の力になりたい兵(ポーン)
故郷に帰りたい龍神
流れ込んできた情報の中にはそんな正史では救われる人達の情報も入って来た。だがその救う側の主人公は居ない。自分の代わりの主人公は居るかもしれないが、正史で彼女達を救った主人公はこの世界には居ない。
それにこの世界の主人公はどんな人物かは分からない。もしかしたら何事にも無関心な奴で彼女達を救おうとしないかもしれない。
そんなのは嫌だった。彼女達には否生きとし生きるものの全てが幸せになる権利がある筈だ。
だから俺は先程気が付いた時に俺の頭に流れ込んできた”情報”を元に行動を開始する。
まず初めに俺がしたことは体作りだ。いくら俺が色々な力を持っていたとしたも体が出来ていなければ意味がない。肝心な時に何もできませんでした、は嫌だ。
そしてそれと同時進行で体が出来ていなくても出来るような、魔術や気やその他の異能の力等の使い方も練習しだした。
全ては彼女達を厄災から守るために。
一誠が修行を始めて四、五年程が経った。
あれから一誠は就寝も飲食もせずにずっと修行をしていた。幸いにも一誠の体は就寝も飲食もしなくても平気だったので気兼ねなく修行をした。……というより寝るのは兎も角、飲食は飲食するものが無いのでしようがなかった(まあ能力で創ることはできるが)。
そして並行してやっていた異能の修行も八割方が終わった。やはり体作りの様に簡単にはいかず、手こずったものもあれば簡単に習得したものもある。
やはり一誠は正史の世界じゃなくても一誠だったようで、いつも修行の原動力は『彼女達の為』だった。
しかし彼にも悩みがあった。その悩みは—————————
「……暇だ」
そう暇なのだ。此処は”知った”知識によると後に宇宙が出来る所らしい。そして今ここには一誠しかいない。つまり必然的に一誠は一人になる訳で、やることも修行と睡眠ぐらいしかない。
修行は苦ではないが、四、五年も連続してやって来たので流石に飽きた。
「! そうだ、能力で異世界を見ればいいじゃん」
その世界に行くことはできなくはないがメンドイ、しかし見ることは簡単にできる。
この力は”知った”時には使えていたのだが、こういう事以外に使いようがなかったので特に修行もしておらず、放っておいたのだ。
「んじゃ、久々の休憩という事でちょっと異世界を拝見しますか」
そう言って指を鳴らすと、一誠の前の空間に幾つもの丸い窓の様な物が現れそこに次々と色々な世界が映しだされる。
人を知らない男と心をなくした女が刀を求めて旅する世界
不幸と引き換えに神も殺せる右手を持つ少年が奮闘する世界
女性にしか使えないパワードスーツを使えてしまった白い騎士がいる世界
科学とオカルトの偶然によりできた召喚獣がいる世界
魔術師とその従者が何でも願いを叶える杯を巡り争う世界
一誠は他にも正史や正史以外の世界と数多くの世界を見た。
「おっ、あいつは……」
ある世界を見ていた一誠は気になる存在を見つけた。
「……呼んでみるか」
そう呟くと目の前に魔方陣を展開させる。
魔方陣が一瞬強く光ると魔方陣の中心には一匹の強大な狐がいた。
「……小僧、お前が儂を呼んだのか?」
「ああそうだ。俺の名前は兵頭一誠。よろしくな九喇嘛(クラマ)」
「小僧! 何故儂の名を知っている!」
「見たからだよ」
「見た?」
「ああ、ここはお前がいた世界とは違う世界だ。と言ってもまだ宇宙すらできていないがな」
「その事はお前が儂をここに口寄せする際に流し込んできた知識で知っている。儂が聞きたいのはどうやって見たのかという事だ」
「ああそれは、こうやって」
そう言って一誠は九喇嘛にも見える様に大きめの窓を出し異世界を見せる。
「ほう、中々面白い術だな。だがどうやっている。チャクラではないのだろう」
「ああ、気お前の言う所のチャクラでは無く魔力の方でやっている。知識はあるだろう」
「ああ。それで小僧、お前は儂に何をしてほしくて呼んだ?」
いつでも戦闘が出来る様にしながら九喇嘛は一誠に問いかける。
しかし一誠の答えは九喇嘛の予想外のものだった。
「特にこれと言ってしてほしい事は無い。しいて言うなら俺と一緒にこの世界で暮らしてほしい」
「クックク、中々面白い事を言うじゃないか小僧。よかろうお前と居ると退屈しなさそうだ。飽きるまでは一緒に居てやろう」
「じゃあこれからよろしくな九喇嘛。それと俺のことは小僧じゃなく一誠もしくはイッセーと呼べ」
「フン、貴様なんか小僧で十分だ」
「……まあいいや」
そう言って一誠は九喇嘛に言い直させるのを諦めた。
「なあ九喇嘛、ちょっと手合せしないか?」
「何故だ、儂がお前と手合せをする理由は無いぞ」
「いや、今まで一人で修行してきたからさ、対人経験等が皆無なんだよ。だからちょっと付き合ってくれないか」
「……まあいいだろう。だが死んでもしらんぞ」
「……お手柔らかに頼むよ」
一誠は九喇嘛のマジな宣告に冷や汗を流しながらも返答した。
九喇嘛を出してみました。口調がおかしかったら教えて下さい。