人外教師兵藤一誠   作:隆斗

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夏休み中なので早く投稿できました。
出来れば休み中にもう一話投稿したいと思ってます。


話し合いの結果+軽いイチャイチャ

 話し合いの結果+軽いイチャイチャ

 

 

 

「それで、これはどういう事なのかしら? ライザー」

 

「どうもこうも、俺は迦楼羅と結婚する。だからお前とは結婚しない。ただそれだけだ」

 

 グレモリーの言葉にライザーは淡々と返すが、その言葉は何処か投げやりに言っているようにも感じた。

 

「だから私が聞いてるのは、何で婚約者の私を差し置いてその人と結婚するのかって事よっ‼」

 

 テーブルを強く叩きながらグレモリーは問いかける。いや『問いかける』というよりは『問いただす』と言った方が正しいかもしれない。

 

「俺はリアスより迦楼羅を愛しているし、迦楼羅も俺を愛している。だから迦楼羅と結婚するんだ。そこに何も問題はないだろう?」

 

 確かに愛する者同士が結婚するのには何も問題はない。その結婚する者に厄介な事情が無ければ、の話だがな。

 そしてどうやらこの世界のグレモリーは、原作と違いライザーの事をちゃんと愛しているらしい。惚れた理由なんかは知らないが、それだけは見ていれば分かる。故に今回の結婚を楽しみにしていたのだろう。今まさに破談になろうとしているが。

 

「お二人とも落ち着いて下さい」

 

 いつまでも平行線をたどるライザーとグレモリーの話し合いにミレイフィアが待ったをかけた。

 それにより、一旦口を閉じる二人。

 

「一先ず皆様の意思を確認させていただきます。リアスお嬢様はライザー様と結婚したい」

 

 ミレイフィアは確認するように言う。そしてそれにグレモリーも頷く。

 

「ライザー様はそこにおられる迦楼羅様と結婚したい」

 

 ライザーも頷く。

 

「そして最後に、一誠様もリアスお嬢様と結婚する気は無い、という事でよろしいでしょうか?」

 

 最後に俺を見ながらそう言ってきたので俺も頷く。……って、え……?

 気づけば部室内に居るほとんどの者が俺を驚きの表情で見ていた。まあ、かくいう俺も驚いてるんだけど。多分こんなに驚いたのはヴァーリを拾った日にあったあの出来事以来だろう。

 取り敢えず俺は俺の後ろで静かに佇んでいるグレイフィアにどういう事なのか聞いてみることにした。

 

「なあ、お前なにか知ってるか?」

 

「とゆうかあなたも知っているはずよ。昔グレモリー卿からお手紙が来てるって言ったでしょう。あれの中身が『いつか生まれてくるかもしれない私の娘と結婚しないか?』って内容だったのよ」

 

 そう言われてみれば、確かにグレモリー卿から手紙を貰ったかもしれない。

 

「だが、俺は返事を返していない筈だぞ」

 

 何せ存在自体を今の今まで忘れていたからな、とはカッコ悪いので口には出さない。

 

「返事を寄越さないのをグレモリー卿が肯定と受け取ったんでしょう」

 

 何でだよっ‼ そこは保留しとくところだろう‼ と、声を大にして言いたかった。まあ、空気読んで言わなかったがな。

 

「それで一誠様、あなたはリアスお嬢様と結婚する気はありませんね?」

 

「ああ、勿論ない」

 

 俺の両手はすでに埋まってるからな。これ以上愛する人が増える事は無い。

 

「それでは現在問題があるのは、リアスお嬢様とライザー様という事でよろしいですね」

 

『問題』という言い方にグレモリーは不満そうだったが、彼女は素直に頷いた。

 

「両家の方々はお二人の話し合いが、どちらも譲らずに平行線をたどることは分かっておられました。ですので最終的にレーティングゲームで決着をつけてはどうか、とグレモリー・フェニックス両当主から言伝を預かっております」

 

「まあ……このまま決着がつかないよりはいいわね」

 

「俺も賛成だが………。俺とリアスの眷属じゃあ地力が違いすぎるんじゃないか?」

 

 それは慢心からではなく自信から来る発言。実際ライザーの眷属は上級悪魔の中でも上位、下手すると最上級悪魔レベルの実力者まで存在する。

 対してグレモリーの眷属は、はぐれ悪魔狩りで実戦を経験しているとはいえレーティングゲーム自体は初めてだ。その上グレモリーを含め七人と数も少ない。

 比べるまでもなく両眷属の差は明らかだった。

 

「それは私も分かってるわ。だからライザー、私に二週間くれないかしら?」

 

「準備期間という訳だな。勿論オーケーだ」

 

「それでは二週間後の深夜0時からレーティングゲームを始めます」

 

 ミレイフィアがそう締めくくってこの話は終わった。

 

 

 

 ミレイフィアが帰った後もライザーは部室に残っていた。

 

「なあリアス、ここにいるのがお前の眷属でいいのか?」

 

「ええ。一応自己紹介しておくわね。そこのソファーで爆睡してるのが柔汪雷花。そしてあそこで膝枕をされているのがジャンヌ・ダルクで、膝枕をしているのが木場佑斗。最後にそこにいるのが兵庫一翔とアーシア・アルジェントよ」

 

 兵庫たちは名前を呼ばれるたびに会釈していく。

 

「それじゃあ今度は俺の眷属を紹介しよう」

 

 ライザーがそう言うと彼の後ろに魔方陣が展開され、数人の男女が現れる。

 

「お前ら順番に挨拶しろ」

 

 ライザーがそう言うとイケメンが一歩前に出て自己紹介し始めた。

 

「主(あるじ)の眷属のディルムッド・オディナだ。よろしく頼む」

 

 一礼して下がるイケメン——ディルムッド。勿論彼もクー達と同じ世界出身だ。

 

「ユーベルーナです」

 

 次は魔女の格好をした女性が名乗った。

 原作では『女王』の立場だった彼女だが、この世界では殆ど『僧侶』の駒らしい。

 

「レイヴェル・フェニックス。お兄様の妹です」

 

 金髪ツイン縦ロールの美少女が一礼する。

 この子は原作とたいして違いがみられない。

 レイヴェルの後もライザーの眷属たちがそれぞれ自己紹介をしていったのだが、詳しい事はレーティングゲームの時に紹介しよう。

 

「そして最後に鳳迦楼羅だ」

 

「よろしくお願いね」

 

 〆に迦楼羅がもう一度挨拶した後、ライザーたちは帰って行った。

 

「じゃあ、俺達も帰るわ。俺とグレイフィアはちょっとぶらついてから帰るから、黒歌と白音は先に帰っててくれ」

 

 そう言って俺はグレイフィアを伴ってオカルト研究部を出ようとしたが、グレモリーに呼び止められた。

 

「兵藤先生、ちょっと私の頼みを聞いてくれないかしら」

 

 問いかけている割に、拒否は許さないくらいの強い口調だった。

 お前、そんなにライザー好きなのかよ。

 原作でライザーを毛嫌いしていたグレモリーを知っている俺からすれば、爆笑ものだが表面には出さない。代わりに心の中で爆笑するけどな‼

 

「何だ? ものにもよるぞ」

 

 一応こいつ等の先生ではあるので聞くだけは聞く。

 

「二週間後のレーティングゲームまでに私達に修行を付けてくれませんか」

 

「…………」

 

 正直に言ってメンドクサイ。いくらこいつ等の先生だとは言ってもこんな個人的な事は手伝いたくない。が、断ったら断ったで後々面倒な事になりそうだ。つまり受けても断っても面倒くさい。

 そして自身の思い人が誰かも結婚するかもしれないのに、兵庫の奴はさっきから黙り込んでなにやら考え事してるし。ジャンヌは明らかに面倒くさそうな顔してるし。

 う~む……どうしたものか。

 

「『困った事や分からない事があったら遠慮なく先生を頼れ』と、以前仰っていたんですから当然受けてくれますよね?」

 

「確かに言ったが、それはあくまで学校関係とかだ。結婚騒動なんて個人事情(プライベート)すぎるものは範囲外だ」

 

「へえ、そういう事言うんですか……」

 

 明らかに不機嫌そうになるグレモリー。

 つーかコイツ、俺がこの頼みごとを受けると当然のように思ってたのかよ。流石箱入り娘。世界は自分を中心に回ってると思ってやがるだけはある。

 

「だがまあ、このままではライザー眷属とお前達じゃレーティングゲームが蹂躙戦にしかならないからな。……いいだろう。今から二週間俺が稽古つけてやる」

 

「ありがとうございます」

 

 ちっともありがとうと思っていない声でお礼を言われても嬉しくない。

 

「ただし、この二週間の間は俺の指示には絶対に従ってもらう。これを守れないようなら俺は下りるぞ」

 

「……ちょっと待って下さい。いくらなんでもそれは横暴では? 先生は私達の戦闘スタイルも知らないのに————」

 

 グレモリーがそう言って来るがそれを遮って俺は口を開く。

 

「じゃあ俺は下りる。師事を仰ぎたいんなら他を当たるんだな」

 

 一方的にそう言って部室から出て行こうとする。

 

「待って!……下さい。……分かりました、その条件でいいので私達に、修行を付けてください」

 

 振り返ると頭を下げているグレモリーがいた。だがそれは頼み込むためのものでは無く、悔しそうに歯噛みしている顔を俺に見せないためのものだとは一目見て分かった。

 全く……。いくら俺の『正体』を教えていないからといって、コイツは俺の事を下に見過ぎだろう。

 確実に魔王並の実力があるグレイフィアとか、彼女に数段劣るものの最上級悪魔でも上位にはいる実力をもつ黒歌と白音が俺に従ってる時点で、ある程度は気付いてもいいと思うんだがな。

 

「分かった。じゃあ明日の朝四時ごろにここの校門前に集合しろ。合宿所に連れて行く。勿論宿泊の準備とその他必要な物も持ってこいよ」

 

 そう言い捨てて俺は部室から出た。

 

 

 

 一誠とグレイフィアが部室から出た後、それまでなにやら考え込んでいた一翔がリアスに声を掛けた。

 

「いいんですか、部長。兵藤先生のあんな条件呑んでしまって……」

 

「今は他に師事してもらえる人がいないから仕方ないわ。はあ……すでにいくつか練習メニュー考えていたのに無駄になったわ」

 

(部長、そこまでしてもあいつと結婚したいんですか……。部長の為に最強の兵士になるって誓った。その為にはどんな奴でもブッ飛ばさなきゃいけない。いけない、けど勝ったら部長があいつと結婚。あぁ———ッ! 俺はどうしたらいいんだ——ッ!)

 

 ため息を吐くリアスを兵庫は複雑な顔で見ていた。

 

「何でもいいわ。取りあえず明日の朝四時に校門集合って事でしょ。だったら私と佑斗は帰るわ」

 

 いつの間にか起きていたジャンヌは、それだけ言うとさっさと部室から出て行ってしまった。

 

「全く……。部長、明日の準備もありますので僕とジャンヌはこれで失礼します」

 

 佑斗もそう言い残して部室を出た。

 

「ぶ、部長! 二人ともあんな態度ですけどいいんですか……?」

 

 ジャンヌはいつも通りだったのだが、佑斗までリアスにぞんざいな態度になったのを見た一翔が動揺する。が、肝心のリアスはどこ吹く風だ。

 

「別にいいわよ。あの二人は何だかんだで負けず嫌いだから本番は全力でやってくれるだろうからね。それに佑斗は私とジャンヌだとジャンヌを優先する子だから、普段は私にある程度の敬意をはらっていてもああいう場面では私にもぞんざいな態度になるのよ」

 

 リアスの説明を聞いても納得のできない様子の一翔だったが、アーシアと共に「明日の準備をする」と言う名目で無理矢理リアスから部室を追い出されてしまう。

 

「それで朱乃と黒歌と白音はどうするの?」

 

「勿論私達は日中は学校にいますわ。私はまあ……気が向いたら夜はいきますわ」

 

「私は多分ほとんど行かないにゃ」

 

「私も姉様が行かないので行かないと思います」

 

「そう、分かったわ」

 

 リアスが頷いたのを見て三人も部室を出て行った。

 

 

 

 一方その頃一誠達はと言うと、メイド服からゆったりとした白のロングスカートと紺色のカーディガンに着替えたグレイフィアと共に町の中を散策していた。

 

「清楚な格好も新鮮味があっていいな」

 

「いつもはメイド服ばかりだものね」

 

 腕を組みながらそんな会話をする二人は、熟年夫婦のような雰囲気が出ていた。いや、実際に熟年夫婦なのだが。

 現在二人があるのは、駒王町の中でも駒王学園とは反対方向にある駒王町が誇る二大ショッピングモールの一つに来ている。ここは学園と反対方向という事もあって生徒はほとんど見かけない。

 

「なんか食べるか? 久々に来たから目新しいものばっかりだろう」

 

「そうね、じゃああそこにあるクレープでも食べましょう」

 

 そう言って二人は近くのクレープ屋に入っていく。

 一誠は無難なチョコを、グレイフィアはイチゴとブドウのミックスベリー味をテイクアウトした。

 

「久しぶりに食べたけど、やっぱり甘くておいしいわね」

 

 そう言って優しく笑うグレイフィアを見て、一誠は連れて来てよかったと思った。

 

「それじゃあ、今度はいつも頑張ってくれてるレイナーレとか、意外に甘い物好きなアルマとか誘ってまた来るか」

 

「あら、『おいしい』の理由の中には『あなたと二人っきりだから』と言うのも入っているんだけど……」

 

 悪戯っぽい笑みを浮かべて一誠に言うグレイフィア。彼女の気持ちを察せられなかったことに気まずさを感じて彼は顔を逸らす。

 

「あ~………じゃあ、また二人で来るか」

 

 しかし伊達に長く生きている訳では無い一誠は決める時はしっかり決める。

 

「ええ、楽しみに待ってるわ」

 

 望んでいた言葉を言われて、花が咲いたような笑顔でグレイフィアは頷いた。

 その後も二人はタイ焼きやたこ焼き等のジャンクフードを食べ歩きして、久しぶりのデートを楽しんだ。

 




ちょっと息抜きに考えてみた第四次聖杯戦争。サーヴァントが全員他原作の主人公だったら、という内容です。ですが私の趣味でこの作品の兵藤一誠(弱体化版)だったりをいれています。
読みたいと思った方だけ↓にスクロールしてください。















これは本来の運命からは外れた物語。もしかしたら全員が幸せになれるかもしれない物語。
何故なら召喚されるサーヴァントは過去に偉業を成し遂げた英雄では無く、いつも誰かを救おうともがいた或いは皆が幸せになれる様に戦った少年たちだから。



「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
 祖には我が大師シュバインオーグ。
 降り立つ風には壁を。
 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

遠坂邸にある地下の工房で、遠坂時臣は英霊召喚の儀式を行っていた。そしてそれを見守るのは彼の友人である言峰璃正と元弟子の言峰綺礼だ。

「へぇ~、俺が呼ばれた時もこんな感じだったのかい」

三人しか居ない工房に第三者の声が響く。
綺礼が振り向くとそこには着物を着て腰に長ドスをさした鋭い目付きと棚引く長髪の男がいた。

「アサシン、表の警戒はどうした」

「カラスたちに見張らせてる」

綺礼の非難するような声にも、アサシンは物おじせずに簡潔に答えた。
そして綺礼はアサシンが来る前から魔力の消費量が増えたことの答えが分かったので、そうかといってまた時臣の方を向く。
そんな時臣が私用している触媒は世界で一番最初に脱皮した蛇の化石である。
だが彼らはまだ気づいていない。時臣がしてしまったとんでもない「うっかり」に。



時臣が英霊召喚の儀式をしている同時刻。ウェイバー・ベルベットも冬木市深山町にあるとある雑木林の奥の空き地で英霊召喚を行っていた。

「 閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
 繰り返すつどに五度。
 ただ、満たされる刻を破却する」



アインツベルンの礼拝堂で衛宮切嗣もまた英霊を召喚するための呪文を紡ぐ。

「―――――Anfang(セット)。
 ――――――――――――
 ――――――――――――
 ――――――――――――
 ――――――――告げる
 ――――告げる。
 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」



そして遠く離れたアーチボルト家でも、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが婚約者のソラウ・ヌァザレ・ソフィアリに見守られながら詠唱を紡いでいた。

「誓いを此処に。
 我は常世総ての善と成る者、
 我は常世総ての悪を敷く者」



間桐邸にある光の届かない蟲蔵では、召喚したサーヴァントに『狂化』の属性を付与するために間桐雁夜はもう二節詠唱挟み込む。

「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。
 汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者――」



そして冬木市内のあるマンションの一室では、連続殺人鬼である雨生龍之介も何の偶然か儀式を執り行っていた。

「汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――! っと。これでいいのかな?」

そして召喚する現場に居合わせた全員の視界が、魔方陣から放たれる光によってホワイトアウトする。



衛宮切嗣が視界を取り戻してから最初に見たのは、真っ黒なズボンと彼自身が来ているようなロングコートだった。それが召喚されたものの下半身であると分かった切嗣は徐々に視界を上げてゆく。

「サーヴァント・セイバー召喚に従い参上した。
 なあ、あんたがオレのマスターか?」

目線を上げた先には黒のインナーを着た、黒髪黒目の少年がいた。
その少年を見た時切嗣は絶望と歓喜に震えた。
絶望はその少年が何処からどう見ても日本人———つまり、彼が呼びだそうとしていた彼の騎士王ではなかったという事。
歓喜は目の前の少年が、武術に疎い切嗣でも分かるほどの武術家だという事だった。

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【クラス】セイバー

【登場作品】ソードアート・オンライン~桐ヶ谷和人の幼馴染~(作者の駄作)

【真名】桐ヶ谷和人】

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目の前に召喚された男を見て時臣は愕然としていた。
目の前に召喚された男は、白髪に色黒の肌といった、どう見ても時臣が呼び出そうとした英霊ギルガメッシュではなかったからだ。
そんな時臣を他所に、男は触媒のある所まで行きそれを手に取り何度か角度を変えてみる。

「言いずらいが先に言っておこう。これは贋作(フェイク)———偽物だ」

「なっ⁉」

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【クラス】アーチャー

【登場作品】Fate

【真名】エミヤシロウ

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目の前に現れた青年を見てケイネスは満足気に頷く。
あの忌々しいウェイバーに触媒を盗まれる、というアクシデントはあったもののこうして無事に英霊を召喚する事が出来たのだから。
だから彼は失念していた。触媒として使った五㎝程度の木の棒の正体を。彼はこれがディルムッドが使っていた剣の持ち手だと思っているようだが実は違う。これは杖の一部分だ。
そして呼び出された赤髪(・・)の青年が口を開く。

「初めまして、サーヴァント・ランサーです。召喚に従い参上しました」

妙に子供っぽいあどけなさの残る笑みだったものの、ケイネスは気にしない事にした。

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【クラス】ランサー

【登場作品】魔法先生ネギま!

【真名】ネギ・スプリングフィールド

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「ぼぼぼボクが、いやワタシが、オマエのマスターのウ、ウェイバー・ベルベットです。いや、なのだっ! マスターなんだってばッ!」

明らかに挙動不審なウェイバーをよそに、見た目東洋人——日本人の二枚目の少年は口を開く。

「いやー、面白そうなマスターで良かった。俺はライダー。よろしくな、マスター」

「あ、うん。よろしく」

思ったより友好的で、ウェイバーは緊張がほぐれた。
そして二人は握手を交わす。その時に見えた白い機械的なブレスレットが、ウェイバーの印象に強く残っていた。

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【クラス】ライダー

【登場作品】IS

【真名】織斑一夏

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「ほう……これはこれは」

臓硯が感嘆の声でそう呟くのを、床に這いつくばりながら雁夜は聞いていた。
元々急造の魔術師である彼は、英霊召喚で魔力を殆ど使い果たしてしまったのだ。

「のうお主、さぞや名のある英霊とみたが、どうじゃ儂のサーヴァントとならぬか?」

「な——ッ⁉」

臓硯の言葉に雁夜は驚愕する。だが現在の自分に止める力が無い事は彼が一番分かっていた。最早令呪に頼る気力もない彼は、ぼやけた視界に見える黒いズボンと黒いロングコートの主が臓硯に靡かない事を祈るしかなかった。

「どうじゃ? こんな若造よりもうまくお主を使えウギャッ⁉」

突然臓硯の悲鳴が聞こえた。続けてコツコツと召喚いた者が雁夜の元へと歩いて来る。
そしてその者が雁夜に手をかざすと彼を襲っていた痛みが和らいだ。

「これは……」

ちゃんと見えるようになった視界にそいつを捉えてみると、彼は雁夜と同じ日本人の男だった。

「大丈夫だ。俺はお前と桜を必ず幸せにする」

その言葉を聞いて雁夜は安心したのか気を失った。

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【クラス】バーサーカー

【登場作品】ハイスクールD×D~彼が変えていく世界~(作者の駄作)

【真名】兵藤一誠

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「うっひょー。スッゲー、マジで召喚出来ちゃったよ」

龍之介は目の前に現れた無表情な青年を見て、子供の様にはしゃいだ。

「ねね、君の力でさこの子をCOOLに殺して見せてよ!」

「ヒッ⁉」

室内に居た男の子を指さして青年に頼んでみる龍之介。
青年は拳銃の様なものを取出しゆっくりとそれを向けた。

龍之介に向かって。

「え……?」

何が起こったか分からないまま、雨生龍之介はこの世を去った。
そして青年は今度は男の元に近づいてゆく。

「い、いやだ‼ 死にたくない‼」

腰が抜けて動けない男の子は叫ぶことしかできない。
そして青年はゆっくりと手を挙げて、男の子の頭の上に置いた。

「もう大丈夫だ。後は警察に行って保護してもらいなさい」

「………」

先程までの無表情とは違い、比較的柔かい笑みで青年は男の子に告げた。
数秒間は訳が分からずに混乱していた男の子だが、言葉の意味が分かると一目散に部屋を出て行った。

「さて、新しいマスターでも探すか」

青年以外誰も居なくなった部屋に、彼の呟きだけが響いた。

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【クラス】キャスター

【登場作品】魔法科高校の劣等生

【真名】司波達也

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「さて、どんな奴らと戦えるんだろうな」

言峰教会の上で着物姿のアサシンが呟いた。

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【クラス】アサシン

【登場作品】ぬらりひょんの孫

【真名】奴良リクオ

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と、いった様な感じです。

キリトと一誠が私の駄作からなのは、完全に私の趣味です。一応一誠は弱体化させます。それと一夏も原作基準だと他のキャラに比べて弱すぎるので(私の妄想を入れて)魔改造させます。
ちなみに一誠召喚に使われた触媒は黒い金属の欠片です。ですがこれは元々は赤い色をしていました。つまりそういう事です。じゃあなんで原作一誠が呼ばれなかったのかと言うと、原作一誠よりドライグとの付き合いが長いからです。
次に達也ですが、彼は龍之介自身が触媒となっています。龍之介の感性とかの異常性が達也の異常性と結びついた感じです。

最後に言っておきますが、この作品は八割以上の確率で全員がハッピーエンドもしくはトゥルーエンドになります。だって主人公が七人もいますから(笑)。






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