科学力で神級ファンタジーに挑んで見ようぜ。 作:目力の強いコーラ
どうも。作者です。
スランプ続きでまたしても現実逃避しています。ちょくちょく書いてはいるんですが、なんか上手く纏まりません。この気持ち、分かる人いますかね……?
えーと、それで本題はですね、評価をして頂きたいという事、です。話が進んでからで良いので、是非評価してください。その際、本作の欠点をお教え願えれば、幸いです。
あ、それと最初は原作に関わんないです。ご了承ください。
ま、こんなくだらない話はこのくらいにしておいて。
本編、どうぞ。
突然だが、今俺は窮地に立たされている。何故だと思う? まあ答えは俺の目の前を見ればすぐ分かるが。
「で、何してんだよ、あんた。痛いじゃないか」
「う、あ……うぁあああああ⁉︎」
目の前の少年はその手に黒光りする物を手から離すと不安定な足取りで掛けて行ってしまった。全く、人に刃物を突きつけておいて救助も呼ばないなんて、いい度胸じゃないか。いや、この場合は突き刺した、という方が正しいか。
そもそも何故俺がナイフで刺されねばならないのだ? 別に大金を持っていた訳でも、知り合いに恨まれてたって訳でもない。だってあいつ、俺の知り合いじゃないし。恨みではないんじゃないかな?
それにここは住宅地。住民がいつ自分の家から出てくるか分からない場所で犯行に及ぶ理由が分からない。見られたら一瞬で終わるぞ。まあ実際に出てきて貰えれば俺は救急車を読んで貰えるんだが。
そうだ、住民がいるんだったら声を上げれば誰か気付いて助けてくれるかもしれない。今大声を出せば……
「と、思ったが事はどうもうまくいかないらしい」
先ほど刺された箇所からあり得ない程の血液が流れている。具体的にはナイフを突き刺して出来た穴から血液が絶え間なく流れ出る、溢れ出るという表現がぴったりなほど。擬音的には、ドゔぁドゔぁドゔぁ。
こんなんでは助かる見込みは無いだろう。大人しく死を待つしかない、か。
「というか……いい加減眠くなってきた」
ご丁寧に視界の端が曇ってきた。ついでにいえば目の終点まで合わない。俺は一体何処を向いているのだろうか。もしかして空、だろうか。
だとしたらそれはとても嫌な事である。今、俺の口元はぽかんと空いているという自覚もとい自信がある。それは周りから見ればさぞ間抜けなものであるだろう。そんな物が他人に見られる? しかも見ず知らずの人間に? はっはっは、冗談キツイぜ……。
冗談といえば、家に置いてきたゲームの事が気になるな。アーマードコアやメタルギア、ポケモンなど、種類は様々だ。特にこれらの種類はかなりヤバイ事になっているんじゃないだろうか。
アーマードコアはV系で続編が出されなくなってしまった。アーマードコアと言えばかなりのシリーズを誇る。その伝道を止めるのは実に悲しい事だ。
まあVのせいでどんな感じに仕上げれば良いのかなんて、俺にも分からないが。4からハイスピードになってしまった事もあり、現在ではPS2世代のようなゆっくりのゲームは流行らない。今の時代、スピードなのだ。
更にVでの再編成された新構造により、続編ではどんな操作性になるか分からなくなってしまった。旧作のようなすらっとしたACなのか、Vのような機動戦車タイプなのか。はたまた更に新しい形を生み出すのか。実に興味深い。
メタルギアに至ってはコ◯ミが監督を追求するに至っている。まあ拡大解釈ではあるが、こんなもんが世論の大体の見方ではないだろうか。
そのせいで続編の面白みは皆無だと言って等しい。何故ならメタルギアの面白みとは、はまり込め、考えさせるストーリー性とアクションによる爽快感、時たまに入るギャグやお馬鹿イベントが主である。
監督が居なければ、その内の二つ、ストーリー性とギャグ系統が消え去る事となるだろう。
確かに監督が居なくても続編は作れる。今まで同様面白いのかもしれない。だが……その可能性はとてつもなく低い。メタルギアに限った事じゃない。全ての作品、分野に対して、これは言えるんだ。
これからの時代は、今までとは違う。様々な分野に黄金時代を歩ませてきた偉大なる偉人たちはもう、居なくなるのである。波平の声優しかり、生きる人間国宝の同世代しかり……。時代は変わりつつあるのだ。
勿論、時代が変われば消費者が求めるニーズも変わる。昔は大きい事や、派手な事が要求された。戦争やCSゲームなど、様々である。
だが今は、効率が重視される。いかにして少ない掛け金で大きな利益を得るか。それが最重要なのである。
勿論、その理由は"金の為"である。まあその裏に社員を思う優しい気持ちがあるのか、金の魅力に取り憑かれたやましいものなのかというのは俺たちにはわからない。
だが、それでいい。
世界は分からない事だらけである。UMAやら、秘境やら、開拓がかなり進んだ今でもある所は存在する。
何か分からない物がある。場所がある。それはいつの時代も等しく、人に活力を与えるのではないか。俺はそんな自論を持っている。
例えば海賊たち。彼らは財宝を探し求め、海をまたいで居た。難破する可能性も、食料が尽きる可能性も、一生海の上で彷徨う可能性もあった。おとぎ話では伝説の魔物とも戦って居た。そんな危険な場所に、何故彼らは海で生きたのだろうか。
俺はそれこそが、未知の存在による希望なのではないか、そう思っている。
未知とは、不明である。???なのである。数値では測れないのだ。人がなんでも天秤で測ろうとするその行為を強制的に止める、そんな力を持ち得る。
だからこそ、人はこの正体を暴きたがる。天秤に掛けるため、わざわざ面倒な事までやって、答えを得ようとするのだ。その未知の正体という、答えを求めて……。
この、"面倒な行為"というのが、我々の人生に置いて重要な役割を持っている。それは概して、"修行"や"訓練"、勉強など、面倒で仕方ない事が主なものである。
これらを好んで行う者もいる。それら者も全て同じ志とは言えず、応酬のため、力を得る為、はたまたこの行為が好きだから、と理由は様々なのである。
だかそれはつまり、全く違った思想の人間を、一つに纏め上げたという事にはならないだろうか。"未知"の答えを得る為に、"面倒な行為"を行う。答えを得ようとする異なった思想の持ち主、これらに同じ道を歩ませて、背中を押す。これはつまり、とても素晴らしいものなんじゃないだろうか。
未知には、力がある。肉体的な意味じゃない。精神的な意味だ。人の心を動かそうとする、動かす、そんな力を持っている。
これは、人にはない、大きな力だ。
例えば自分達が学生だったとしよう。そんな中、委員長格の人間に朝はこの時間に必ずこい! と言われたら、やる気を出して登校するだろうか。
大抵の場合は束縛されるので、これを嫌がる。まあ変な奴もいる事にはいるが、それはまた今度話すとしよう。
つまり、"そういう事"なのだ。人間には、背中を押す力なんて、はたまた人を動かす力なんてない。無力な存在なのだ、人間とは。
確かに権力者達は、人を動かす事が出来る。人事移動や、転勤など。だかそれは、"上の人間の為に"なんだろうか?
いいや、違う。それらに従うのは、"上の人間が与える報酬の為に"、なのである。つまり、見返りの為、だ。
未知とは、ある意味この"見返り"の事なのだ。ただ違うのは、やる気の出やすや、である。
誕生日に、このゲームを買ってあげるね、と言われるのと、誕生日楽しみにしててね,とっておきのプレゼントがあるから、と言われるの、どっちの方がワクワクするだろうか。
勿論、大抵の場合は後者だろう。何故だ、と言われても、私は答える気はない。そう疑問に思った時点で、その者は"未知"を知りたがる人間の一人なのだから。つまりこの瞬間、ソイツは"未知"に触れているのだ。
ならば、答える必要はない。よく言うだろう? 感じるんじゃない、感じなさい、と。
……と、ここまで長々と考察を続けてきた訳だが、一向に死ぬ気配がない。どうなっているのだろうか。
何故か視界もボヤけから真っ白になっているし。結構怖いな、真っ白って。
《確認しました。
誰だ、この女の声は? いや、人と言うには無機質だな……合成音声と言ったところか。
《確認しました。『
ん? どうしたんだろうか。恐らく俺の最期に聞くであろう音声がいきなり途切れたんだが。
《エラー、エラーが発生しました。『
自動防御システム……突破。これより、システム防護の為自壊システムを作d——》
そこまで言って、ジリジリと電波妨害のような音声が聞こえ始める。それに先程のエラー、アレが何か関係しているんじゃないか? というか、それはまるで……ハッキングのようだった。
頭に直接話しかけてくるような音声のさきで、ガタゴトという物の中を泳ぐような音が聞こえる。一体何が……。
そして、声が聞こえてきた。
《あー、疲れたー。随分と堅いセキリティだったんじゃないか。ね、キャロり〜ん♪》
《主任、"種"を持つ者の前です。その態度は改めるべきです》
《えー、別にいんじゃないのぉ? どうせ死んじゃうんだからさぁ! ギャハハハハハ!!!》
先程の機械音とは打って変わり、今度は人間的な声が流れ混んできた。どっかのかっこいい中年オヤジのような声と、仕事が出来そうな女の声。この二つだ。
《主任……》
《あー、はいはい。分かりましたよぉ、ちゃんと仕事やらせて頂きますよぉ》
この二つの声には聞き覚えがある。それは先程の考察にも出てきたゲーム、"アーマードコア"のVシリーズに出てくる"企業"と呼ばれる勢力の機械人形、その中でも"主任"と呼ばれる者とキャロル・ドーリーと呼ばれる二人の声だ。
だが何故彼らの声が……
《あー! あー! 聞こえているよねぇ! ま、聞こえて居なくても話しちゃうけど。せいぜい聞き逃さないようにねー》
……いや、今はこいつらの話を聞く事にしよう。せめて、冥土の土産にでも、な。
《君は今から死んじゃうんだけど、どうやら異界に引き抜かれたようなんだよねー》
《我々はそれらを、"異分子"と読んでいます。可能性のある者も含めて》
《そうそう、ソレソレ!》
ふむ、引き抜かれる、つまりは異世界転移と言うやつか。最近ラノベで流行っていると言うやつだな。知ってる。
《そしてその異分子の中で、ごく稀に
《世界を滅ぼしちゃうくらいのねぇッ!! アハハハハ!!》
へえ、それは凄いな。世界を滅ぼせる人なんて本当にいるのか。知らなかった。……というか待てよ? その話を俺にするって事は、まさか……!!
《そう、貴方の思っている通り、それは貴方の事です、紅い鳥いや、黒い鳥とも言えますね、今の貴方は》
《全く、神様にも困ったもんだよねぇッ! まさか
……はい? 俺が黒い鳥? 紅い鳥? 何を馬鹿な事を言ってるんだ? 俺みたいな一般人がそんな危険人物の性質を持っているとでも言うのかよ。は、ははは……冗談キツイぜ。
《残念ながら、事実です。受け入れなさい》
《ま、その代わり俺もそれを手伝っちゃうけどねー!》
主任が……手伝う? 一体どう言う……?
《俺がお前をサポートするって事だよ、分かってるかぁい?》
《私達は貴方の肉体を宿として、様々なサポートをさせて頂きます。主任が戦闘に関する事、私が計算など演算系統に関してサポートさせて頂きます》
つまり、主任達が俺が生き残れるよう助けてくれるってこt——
《それは違います。私達はあくまで、私達の目的を果たすだけです》
《ま、そう言うわけなんだよねー!! 残念だけど、君が死んでも俺達的にはどうなっちゃってもいいんだよね〜》
……なんだか複雑な気分だ。
《ちょっと君たち、いい加減にしてくれないかい? 早く"種"に今回の目的を果たさせるんだ。時間がないよ》
この声はまさか……財団、か? 財団までいるなんて、これなんて二次創作?
財団の鼻を鳴らすような音が聞こえた。
《フン、僕は君の存在など、認めない。人の可能性など、認めない。だから……だから、証明して見せるよ、今回こそ、ね》
……そして数秒間、何も音が聞こえなくなった。なんなんだ、一体。
《ギャハハハハハ!! 怒られちゃったよ!!》
《主任、ふざけるのもいい加減に》
《……了解。"種"、君は今からありとあらゆる感情を生み出せ。特に願いだ》
願い……? どう言う事だ? それをして何になる?
《この場ではどうやら、貴方の願いを具現化して力として取得させる力があるようです。それを利用させて貰うのです》
《さっき財団が伝えに来たのは、この場に居られる時間が少なくなって来たって事を伝えに来たんだよ》
《だから、願うのです。貴方の"希望"とやらを……》
……希望、ね。それじゃあ、色々願って見ますかね。
俺が欲しいもの……そうだな、まずはアーマードコアなんてどうだ? 主任のサポートも受けやすそうだしな。基本的にパーツを生み出すような感じにすれば良いんじゃないだろうか。
《確認しました。取得したのは…『
ふむ、こんな感じで良いのか。ならば次は……先程のACのパーツを身体に纏えるようにする、とかか? ISみたいに。
《確認しました。取得したのは…『鉄纏』》
ならば次は……UNACだ。無人機運用出来れば楽が出来そうだ。いや、UNACに限らず
《確認しました。取得したのは…『
いや、そうなると俺自身がACに乗る事も考えないと。主任のサポートがあると言っても、それに頼りすぎるのはいけない。……まあこれも似たような事だけれども。
《確認しました。取得したのは……『
そうなるとネクストを使えるようにならないとな。ネクストとなりと必然的に強化人間か……。どうせなら生身での強さも強化して欲しいよな。
《確認しました。取得したのは…『
『
アマコア系はもう言い終わったか…? うーむ、他にも何かないだろうか……戦力になりそうな物……戦力…戦力……あ! メタルギア!
《確認しました。取得したのは……『機械竜』》
いや、そうじゃなくて……MSFみたいな組織系が欲しいんだよ。んーむ、GZのアプリみたいなのでいいか? いやでもそれでは自由度が……
《確認しました。取得したのは……『
『天獄狭間』と『機械竜』を結合、ユニークスキル『機械竜の楽園』を獲得しました》
よし、こんなもんか? 強化人間で身体も強くなったし……強くなったよな? 痛みとか遮断してくれるよな?
《確認しました。取得したのは…『痛覚遮断』》
……⁉︎ まじかよ、痛覚遮断は強化人間になかったのかよ。やべえ、どうしよう。他にもいるのがあるk……
《そろそろ時間だよ、君たち。準備は終わったかい?》
財団が話しかけてくる。や、ヤバイな、まだ終わっていない。どうしようか……
《あ、もう結構な数とったみたいだし、良いんじゃないのぉ?》
《そうですね、後はなんとでもなるでしょう。それに力を与え過ぎても、実験の結果に支障が出来やもしれません》
え、ちょ、それはつまり、つまり……⁉︎
《それじゃあ"種"、とりあえずのお別れです。また向こうで会いましょう》
そんな彼女の一声で、俺の意識は途絶えた。
ステータス
名称: ???
種族: 人間?
加護: ???
称号: "種"
魔法: なし
技能:
ユニーク— 『
アルティメット— 『
耐性: 『痛覚遮断』
やべぇ、最序盤でアルティメットとか、ヤバすぎだろ……。しかもユニーク9つって。バランスブレイクになりだ。
それと、死ぬまで長々と考察出来るって、おかしいだろと思っている貴方。それは仕様です。