Fate/ぐだぐだ転生〜カルデア・アフター〜   作:ギルス

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カバディとは。

熱い熱いスポーツである。



第1話【湖の騎士で、カバディ戦争】

ご注意。

この作品はFate/GrandOrderの二次創作物であり、且つ他所様のカルデアのマスター様との会話から着想を頂き、創作されたものです。

 

カオス前提。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、あり得たかもしれない未来のお話。

幸せな未来、幸せな夢を。

 

泡沫の夢と知ってなお求めて止まぬ。

誰か、ああ…誰か。

 

この幸せを壊さないで下さい。

いっそ、永遠にーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー人が恋をし始めた時は、

生き始めたばかりの時であるーー

 

フランス人女性作家 ー スキュデリ ー

(1601〜1667)

 

****************

 

 

 

 

 

昨夜までは、特に何でもない日常の筈だった。

人理焼却も、特異点もない日常。

 

あり得ざる非日常で出会いを果たした私達は、そのあり得ざる力を持ったままに日常に帰ってきた。

 

いや、私の場合はーー日常に、出会いを果たしたと言えるかも知れない。

非日常に生まれた私はデザイナーズベイビーであり、デミ・サーヴァント。

人である時、人を知らず。

人から脱したあの時から私の日常は非日常にあって生まれ出でたのだ。

 

だから、私は先輩以外を知らない。

知ろうとも思えない。

 

だが、人理焼却を防いだ英傑たる彼は、ごく普通の人間に過ぎない。

 

ソロモンなんて相手を前にしても一歩も引かず、戦い抜いた彼はしかし。

結局はただの人。

サーヴァントみたいな力はない。

礼装を用いて漸くサポートをこなせただけの、半端な魔術師で、マスター。

 

けれど、その絆を紡ぐ在り方は。

世界を変え、救うほどに尊いものだったから。

 

「大好きですよ、先輩。」

 

可愛らしい寝顔、その頬にキスを落としてから一糸まとわぬ姿だった事を思い出し、昨夜の情事を考えてしまい、身体が熱くなった。

 

「まったく、いつもは控えめなのに…こんな時だけはバーサーカーみたいなんですから…」

 

正直、初めてだったのに先輩ってば…荒々しすぎてまだ身体が怠いし、いろいろ痛い。

と、先輩が身じろぎする。

 

「ん〜…朔弥ぁ?まだ、寝かしてくれ…もう種火周回は嫌だぁ…」

 

寝言か。

朔弥、って言うのは彼、九重 九狼(ここのえ くろう)の双子の妹だ。

これが他所の女の子の名前なら宝具で圧殺するところだけど、まあ…朔弥なら仕方ない。

 

「でもーーどうせなら私の名前を…呟いて欲しかったです、先輩。」

 

今度はその、意外に逞しい胸に唇を這わす。

…先輩のせいですからね?

 

*****************

 

【湖の騎士で カバディ戦争 】

 

「ーーで?申し開きはあるのかね、九狼君?」

 

仁王立で、正座した九狼を睨みつけている刈り込まれた紫の短髪、イケメンなおじ様。

彼はランスロット。

かのアーサー王伝説に登場するアーサー王の忠臣にして親友ーー気高き「理想の騎士」サー・ランスロット卿(剣)その人である。

 

(剣)ってなんだと突っ込むなかれ。

彼はセイバーだから仕方がない。

 

「え、えぇとですね…ほら、その若気の至りと言いますか、今までは…カルデアにいた頃は邪魔しか入らなかったけど…こちらに転生して以来…二人きりでいられる時間も学校以外では増えた、からーー」

 

「若気の至り?君はマシュが…娘の純潔は過ち故だと?遊びだとでもっ!?!?」

 

あ、やばい地雷踏んだ。

そう、今自分は体育館で正座させられて超・御説教をされている。

今、自分は18歳だ。

カルデアに行って既に18歳だったし、終わる頃には二十歳を迎えてたような気もするが戸籍上だけは今、自分は18に戻りました。

 

人理焼却の危機を救い、終わって見れば世界の歴史は修正され、僕らがしたことは「無かった」事になったわけで。

 

しかし、紡いだ絆は奇跡を起こした。

カルデアで自分と朔弥が契約していたサーヴァント全てと自分達は…新たに構築され直した歴史に、転生したのである。

しかも力はあるままに。

基本的に自分と朔弥が令呪で抑えるから世界をまた、危機に落とすようなことはない。

たとえキャスターのジルとか、Pさんとか、クロケアモースさんが居るとしてもだ。

多分。

 

で、自分は今…大学を目指して勉強中の一受験生であり、マシュは同じ高校の後輩にあたる。

 

因みに、住んでるマンションは同じで…自然とカルデアにいた頃から憎からず思っていた自分とマシュは付き合い始めるに至り、昨晩一線を超えたのである。

 

そ、して。

先ほど昂ったマシュと自分が、第二回戦に朝から凸入しかけたところに今生に於いてはマシュの父親で、我が校の体育教師でもあるランスロット卿(剣)が帰ってきて中断。

 

日曜日だというのに体育館に猫の子の様に首を掴んで連れ出され、現在に至るのである。

 

知っているか 湖の騎士からは 逃れられない。

 

サーヴァントの怪力に勝てるはずが無い、逃げられ無かった。

 

あれ?なんだかーーランスロット卿の足元に不穏な暗い影が見えるんだけど?

 

《ーーArーーSurーー》

 

バーサーカーのランスロットだあれぇ!?

しかも、ひーふーみー…いっぱいいる!?

 

「さて、覚悟はよろしいですか、元マスター?」

 

元っ!?

待って、絆は!絆が起こした奇跡ぃ!?

そんな脆いのっ?

人理焼却を救った絆は!?

 

「ーーひぃ!?」

 

ランスロットが増殖中。

両手をわきわきしながら躙り寄る黒い狂戦士の群れ。

包囲された光景が異様である。

やばい令呪が足らない。

死ぬ!?

 

「ちょっと待ってください!」

 

バァン!とドアを開き、飛び込んできたのは聖女様だった。

ジャンヌ!助けてジャンヌ!!

後ろにはマシュがいた、そうか助けを呼んでくれたんだね!?

 

「なにかね、聖女様…私はマスターにお仕置きという名の死連を与えねばならんのだ邪魔はしないで頂きたい。」

 

「ちょっと待て、字面がおかしく無いっ???ーー死連って何!何回殺されんの俺!?」

 

言う間に、ランスロット(凶)の数は増え、見る間に囲まれた。

 

「ーーさあ、御覚悟!」

 

ランスロット卿(剣)が手を振り下ろせば、忠実なる狂犬は放たれ、俺は死ぬ。

が。

 

「きっと聞いて頂けないと思いましたので彼女にも来ていただきました。」

 

聖女様がそう言うや、さらにマシュの後ろから金髪の美少女が現れた。

ーー美しい金髪を頭で綺麗に巻いて仕上げている帰国子女(笑)のアルトリア・ペンドラゴン(剣)であった。

 

「まあ、待ちなさいサー・ランスロット。」

 

「お、王!?」

過去、円卓の騎士であった頃の主君に止められ、流石に躊躇する湖の騎士。

 

「ーーどうせならマスターにも勝ち目がある様に正々堂々スポーツで勝負をつけてはいかがですか、円卓でも喧嘩はそうして収めた事もあったでは無いですか。」

 

救いには違いなくて、すごく助かったんだが、明らかに今さっきまでハンバーガー食べてましたって証拠がアルトリアの口に張り付いている、ピクルスだ。

誰か突っ込めよ、取ってやれよ…

 

「ーースポーツ、そうかランスロット卿、貴様はカバディで決着をつけるというのだな!」

 

多分、包囲したバーサーカーランスロットの躙り寄る姿にそれを見出したのか。

嬉々として大仰な語り方でいるのは、アヴェンジャー…巌窟王、エドモン・ダンテス。

…生徒会長のジャンヌの金魚の糞。

復讐会長ーーおっと間違えた、副会長だ。

 

「カバディ…?」

きょとんとするランスロットを他所に、知らぬならば教えてやろう!!

と、ルール?を開設し始める巌窟王。

 

カバディとは二つのコートに分かれた複数人が、攻撃側が送り出した攻撃者(レイダー)を守備者(アンティ)が迎えてレイダーはアンティにタッチし、素早く自陣に戻ればタッチした人数分の得点となり、この時レイダーは「カバディカバディカバディ…」と呟きながら攻撃を行わねばならず(キャント)一息分で呟ける時間内だけが攻撃時間となる。

 

また、守備側は相手チームのレイダーに逃げられ無い様にレイダーの胴体や四肢にしがみつき、引き倒すなどして帰投を防げば(キャッチング)守備側の得点となる。

タッチされたアンティやキャッチングされたレイダーはコートの外に出て待機となる。

 

「ーーと、言うものだ、では続けて編成をせねばな…マスター、審判役とチームメンバーを呼んでくれ。」

 

カバディは1チーム10〜12名で行うスポーツで、コートには7名が入る。

その為にチームランスロットはランスロット卿(剣)とランスロット凶が複数人。

…カルデア当時に召喚器で総勢11人ランスロット引いたからか…バーサーカーランスロットが大増殖した挙句なんか軍隊みたいに統率されてるんですけど、何あれ怖い…

こちらは当時のサーヴァントメンバーから強そうな人を選りすぐってみた。

後、半分くらいは無理矢理編成にねじ込んできた。

逆らえば死ぬ。

 

バーサーカー、クー・フーリン・オルタ。

 

ルーラー、ジャンヌ・ダルク。

 

アヴェンジャー、巌窟王エドモン・ダンテス。

 

以降は、どから聞いたか沸いてきて…ねじ込んできたメンバー。

 

バーサーカー兼ランサー、清姫。

 

アサシン、静謐のハサン。

 

アサシ…セイバー、謎のヒロインX。

 

んで、自分。

マシュは今回の騒動の中心だし、ランスロットがダメというから不参加。

 

審判役にはルーラー、マルタ。

何故か不満気だ。

…参加したかったのかな?

 

 

お祭りと聞いて!と謎のヒロインXが来た。

口にピクルスついてる。

何故かしら、アルトリアさんが姿を消した。

いやーなんでかなー(棒)

 

「さて、では始めましょうか…ルールとかあまり詳しくはわかりませんが…まあいいでしょ。」

 

まて、マルタ!今駄目な発言が聞こえたぞ!?

ルール!ルール無いとバーサーカーのランスロットとか止まらない!

俺が死ぬ!

 

「ーーはい、始め♡」

 

可愛いく誤魔化したーーー!?

 

こうして、俺の地獄は始まった。

まず、サーヴァントの動きについていけるはず無いだろ。

見えないんだけど!

 

ピヒョー!、と吹き損ねたホイッスルの音で試合?が始まる。

 

「先ずはこちらがレイダーで死ね、大丈夫先ほど渡したその体操服は特別製ーーダヴィンチ女史が開発した、痛みは感じるが怪我はしない、魔力を代わりに持って行かれるけど最悪気絶ですむ礼装ですから!」

 

「まて、レイダーですね、が死ねって聞こえたぞ!?」

 

後なんだその説明するためみたいな礼装名!?

 

「さあ、行きなさい私(凶/狂)!!」

 

「ーーAr…カバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディーー…Surーー!?」

 

ぎゃあー!!

怖ぇっ!

超怖ぇ!!

鎧の一部が笑うみたいに形変えて眼が爛々と真紅の光を放って残光を残しながらカバディ、だけ正確な発音で連呼して迫るCV置鮎。

そのあまりの速さに身体が幾つにも分かれたように、多重影分身みたいにして迫ってくる。

ナル◯かよ!

 

こちらのコート内に浸入したかと思えば尋常でない速度で駆け抜け、分身しながら俺に突進してきた。

ナ◯トかよ!!

 

 

「早いっ!?」

 

バーサーカーの速度、さらには真逆いきなり俺に突進とは考え無かった為に指示が遅れた。

誰も反応できない、いや、唯一見えていたらしいオルタニキは欠伸していたが。

 

エドモンも見えてたみたいだが、彼の場合速さは宝具頼りな為に一瞬タイムラグがあるのを突かれた格好だ。

 

「ーーげっふ!?!?」

 

鳩尾に衝撃。

死ぬ!死なじゃう!!

 

「ゲハゴホがハゲふ!?」

 

咳き込み、ふらついたが倒れーーない。

心配したジャンヌが、抱きとめてくれたからだ。

ふかふかのクッション(柔肉)に癒される。

あ。マシュ止めて、そんな目で見ないで!

違うよ!俺はマシュ一筋だから!信じて!

と、アイコンタクトしたら伝わりました。

頬を染めて目をそらすマシュ。

しかしそこで緊張感が切れた。

 

「大丈夫ですかっマスター!」

 

「ーー聖女様や…」

 

「きゃあー!マスターの口から魂が出て!」

 

「ち、倒れなければ得点にはなりませんね。」

とは、なんか嬉しそうなランスロットの声。

 

「え、そうなの?」

 

と、信じちゃうマルタ。

違うよ!タッチするだけでいいの!

もう退場させて!俺が痛みでショック死する前にいぃ!?

 

「ーー待て、しかして希望せよ。」

 

ぽん、と歪な笑みを浮かべて肩を叩いてきたエドモン、顔がジャンヌに触るなと語っている、ジルかお前は、お前も敵か!!

 

魂が危険察知的な本能で身体に慌て帰還する。

 

「ーーぜえはあ…よ、容赦ないですねランスロットお父さん…」

 

「誰がお義父さんか、まだ認めてはいない!」

 

吠えるランスロットお父さん。

バーサーカーがまた増えた。

 

「ふ、ふふ…マスターは、私、の…」

コートの隅で呟きながら体操座りの静謐ちゃん…助けてくれよ…

 

「マスターがおケガをしたら…保健室に運び込んで…あんな事やこんな…きゃー!」

何しに来やがった、中等部に帰れ、ロリ蛇!

 

「マスター、気がつけば昼だ…ご飯にしないか?」

お前もお前でマイペースだな、こっちは命の危機なんだが!?

 

「食べたけりゃ助けてくれよ!?」

 

「ーーおっと、祭りの最中でしたね…では役にたてたらイカ焼きと焼きトウモロコシを所望します。」

 

祭りを履き違えてないか、エックス。

 

「ーーふ、如何に王に似た容姿だからと…邪魔立てするなら容赦しませんよ、アサシン!」

 

「私は全てのセイバーを屠る者…断じてアサシンではない!セイバー死すべし、ランスロットっ、覚悟!」

 

そう、今度は此方がレイダーである。

バーサーカーランスロットは早々に帰投し、点数には彼方の発言からなってはいないが、ランスロットは俺をとことんいたぶる気らしい。

騎士道は何処にいったんや…

 

「ふ、行きますよーーセイバーッ!!」

 

奇妙な掛け声と共に敵陣に斬り込むエックス。

 

「ーーふ、速さ頼みでは私は破れませんよ…」

 

「何を世迷言を!」

 

「アロンダイトにはーーこういう使い方もあると言う事です、頭を垂れよ、アロンダイト!」

 

おい、ソレブリー◯、ブリ◯チのパクリーー!?

 

「縛鎖・過重湖光ーー!!」

 

アロンダイトから放たれた蒼く美しい光がエックスを照らしたかと思うと、いきなり床にめり込んだ。

 

「なっ、重力ーー!?」

 

「ふ、王に似た者を斬るのは忍びないのでねーーそうそうに退場して貰いましたよ。」

 

あ、ルール上これでエックスは退場か…

しかし、エックスはもとから体操服にブルマで違和感ないが…湖の騎士の赤ジャージ姿でアロンダイトを構えたドヤ顔はあまりにもミスマッチである。

 

「ーーだせぇ。」

 

あの光を浴びたら即アウトとか大ピンチだが、ダサい。

 

「さあ、私のターンです!」

ニヤリ、と笑いこちらを見るランスロット。

ひぃ!

 

「さあ、行きなさい私(凶/狂)!!」

 

「ーーAr…カバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディカバディーー…Surーー!?」

 

「ま、また来たーー!!」

 

今度はあまりに速度が乗りすぎて俺の目からは頭が8つに分かれたみたいに見えた。

身体はブレブレでもうまともに見えない。

八岐のランスロット、爆誕!?

 

「危ない、マスターッ!!」

 

またも猛スピードで飛びかかるバーサーカーランスロットに対し、俺を身を挺して護る者がいた。

 

「ーージャ、ジャンヌ…!!」

 

バーサーカーランスロットの一撃をその胸に受け、膝をつく。

バーサーカーの手は、ジャンヌの胸を鷲掴みにしていた。

 

「…っ、あっ!?」

 

赤面し、その拍子に倒れて絡まるバーサーカーランスロットとジャンヌ。

 

「き、貴様っ…」

慌ててバーサーカーを剥がそうとしたエドモンだったが、ある事に気付いた。

そう、たゆんたゆん言いそうな豊満な胸部柔装甲を掴んだバーサーカーの手と、セイバーランスロットの手が同じ動きをーー思わず揉みしだく動きをしていた事に。

 

「き、きしゃまーーー!?(涙声)」

 

あ、うん(察し

悔しかったのか…アヴェンジャー…

 

そのまま、バーサーカーランスロットを超える動きでランスロット(剣)に突っ込んだ。

 

「ステイ!!」

 

バシーーン!と感電したようにアヴェンジャーの身体が跳ねて、止まる。

スキル、神明裁決の擬似令呪効果である。

 

「何故だジャンヌ!何故止める!?(鼻血)」

 

「ルールです、今のエド…おほん、アヴェンジャーはレイダーではありません。」

 

と言う訳で、ジャンヌとエックスは退場、エドモンも反則で退場になった。

 

やばい。

味方ばかりが減っていく!!

 

「では、次のレイダーは誰ですか?」

 

ニヤニヤしながらランスロット(剣)がこちらに問う。

 

「く、ど、どうしたらーー」

 

「は、全く見ちゃいらんねぇな…マスター、てめえ一度は俺とメイヴを負かしたんだ…こんなくだらない争いで負けてんじゃねえぞ、あ?」

 

そう言いながら、オルタニキがアップを始めた。

 

「おぉ!おぉ!行ってくれるの!?」

 

「言ったろうがーーお前が裏切らない限り俺はお前の槍だ、その限りに於いて俺がお前を背後から刺す事は無えだろうよ、それにーー」

 

「カバディには、ちと覚えがあってな!!」

 

「自信がおありですかーーしかし、私の過重湖光をかわせるかな?」

 

「ハ、舐めるな若僧。」

凶悪な牙を覗かせて笑うクー・フーリン・オルタ。

 

「そちらこそーー円卓の騎士を舐めるな、無頼漢如きが!」

 

なんかシリアスしてるけど、お前どう見ても騎士失格の行動したばかりだからなランスロット!?

 

「ーー全種解放ーー加減は無しだ、さぁ、絶望に挑むがいい。」

 

え?なんか…不穏な詠唱が…ちょ、ま!?

 

「最果てに至れ、限界を越えよ。彼方の王よ、この光を御覧あれ!」

 

お前もか、ランスロットーー!?

待て、死人が出る!君ら、生身だからな!?

 

「カバディカバディカバディーー『クリード』カバディカバディカバディ『コイン』カバディカバディカバディ『ヘン』ッ!!!」

 

「『縛鎖全断・過重湖光』アロンダイト・オーバーロード!」

 

蒼く美しい刃の輝きと、黒い獣と化したクー・フーリン・オルタがぶつかり合う。

 

「さあ、絶望に、カバディカバディ、沈めーー円卓のカバディカバディカバディ騎士ーー!!」

 

シリアスに「カバディ」ぶっ込むなwwww

いや、ルールだけど!?

 

蒼い光は、オルタの脇腹を掠って外れる。

矢除けの加護が、飛び込んできたランスロットを飛び道具とみなして回避させたらしい。

 

「ガハッーーみ、ごとーー」

 

突き刺さった紅い槍の先が、ランスロットの腹にめり込み、内部から爆ぜた。

紅い棘が幾重にも体内を突き破ってランスロットを破壊する。

 

「い、言わんこっちゃないーー!?」

 

「あ、安心して、九狼君、ランスロットが着てるジャージも特別製だから♪」

 

いつの間にか観戦していたダヴィンチちゃんが後ろからそう付け足した。

 

「あれ?」

 

確かにスプラッタな光景だった筈なのだが。

ランスロットの身体に傷は一つも無かった。

 

「お、お父さんっ!!」

取り乱したマシュが走り込んできて。

床に大の字になって横たわるランスロット(剣)に駆け寄りーー絶句した。

 

「ダメージを負いすぎると衣服の方が弾けて死を回避する様にできてるからーー?」

 

「WHY?」

 

「いっ…嫌あああああああーー!?」

 

ドスッ。

 

それは、ランスロットの宝具(笑)を暫く再起不能にする音であった。

 

ーーこうして、痛ましい結果を生んだ体育教師全裸事件は幕を閉じた。

 

しかし、油断してはいけない。

油断すればーー第二、第三の犠牲者がーー

 




【後書き的なもの】

皆様こんにちはこんばんはおはようございます。
酷え話書いてしまった。
ライダーです。

もう、下ネタすぎたのと、冒頭がえちい内容だったから直接的な描写は無いけど、R15にしときました。
下ネタ嫌いな方にはゴメンなさい。

勢い、まさに勢いです。
最初はフレンドさんとの会話で、マシュが次はどんな強化されるんだという他愛無い会話をしていた筈なんですけど。

どうしてこうなった。

いや、ランスロットに囲まれますね、って冗談から、カバディポーズで躙り寄るバーサーカーランスロットの群れ、とか言った話になって。

気がついたら書いていた。
飯も食わずに馬鹿な話を書いていた。

反省はしない。←

と、言った経緯から真逆の転生ネタ書いちゃいました。
あ、本筋やオルタニキで聖杯戦争シリーズとは一切関係無いイフの世界線ですので悪しからず。

気が向いたら学園ものとして書くかも、しれません。

それでは、この辺で!
しーゆー!
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