もう少しの間クリスマス休暇は続くけど、あたしの興味はパイプの中で消えたネズミたちに移っていた。
ネズミが消えると言うことは、多分何かしらの生き物が居ると思うんだけど、何が居るのかわからない……まあ、来年調べれば良いか。
休暇が終わり、ホグワーツに生徒たちが戻ってきた。あたしは勉強の他に、憑依を完全にしようと頑張ってたけど、調子が良い時は一時間ぐらい、悪い時でも十分ぐらいは憑依できるようになった。
小さな虫の使い魔に憑依して、フラッフィーに会いに行ってみたりもした。気がつかれなかったけど。そしたら、足元に扉があるのに気がついた。まだその先は調べてないけど、ニコラス・フラメルが関係してるのかな?
グリフィンドールがクィディッチで首位に立った!でも、その後でハリーやロンが何か深刻そうな顔をしてるけど、何かあったのかな?
……ハグリッドの怪物好きは知ってるし、あたしも怪物とかは好きだけど、まさかここまでするとは。ハグリッドがノルウェー・リッジバックの卵を持ってた。本来はドラゴンキーパーという、魔法省が認めた人物しか扱えない。あとは、何故か魔法省から許可をもぎ取ってきたママ(それとあたし)とか。ママは一体何者なんだろう。
「とりあえず、その卵が孵ったら校長先生に報告すること!ノルウェーに送ってもらわないと。ドラゴンの赤ちゃんは楽しみだけど、それはそれ、これはこれ。ハグリッド、わかった?」
「あ、ああ、わかっとる。だが、少しの間ぐらいなら育てても構わんだろう?」
「だ・め・で・す!法律違反!ママがここにいたら大変なことになってると思うけど?」
「エリザには言わんといてくれ。嬉々としてお仕置きに魔法を繰り出してきそうだ」
あたしがここまで注意するのには、法律以外にも理由がある。リッジバック種が危険だからだ。ハンガリー・ホーンテイルよりは安全だけど、陸上に住むほとんど全ての大型哺乳類を襲い、水中生物すら襲ってみせる。子鯨を攫ったとすら言われてるの。それに、ドラゴンの中で一番早く火を吐くことができるようになる。
で、結局今の内に校長に報告することになった。ハリーたちにもバレたけど、ダンブルドア校長が、
「まあ、卵が孵って一ヶ月ほどなら構わんよ。なにせ、貴重な生命の神秘を見れるのじゃ。それに、リアスが居るのなら、安全じゃろう」
とのこと。信頼されてるのはわかるけど……はぁ。
ハグリッドから卵がそろそろ孵ると手紙が来た。
薬草学が終わった途端、四人でハグリッドの小屋に向かう。途中でドラコに聞かれた可能性があるけど、こっちは校長から許可もらってるし大丈夫。
テーブルの上に置かれた卵は、すでに亀裂が走っていた。中から叩くような音が聞こえる。唐突に、卵が割れた。中から出て来たのは黒いしわくちゃのドラゴン。あら、結構可愛い。
「よしよし、ちゃんとママがわかっとるな。こいつの名前は……そうだな、ノーバートだ」
「ハグリッド、この子女の子だからノーベルタの方が良いよ?」
赤ちゃんドラゴンを抱き上げ、性別の確認をする。ちゃんとメスだった。突然、ハグリッドが窓に駆け寄った。誰かが覗いていたらしい。おおかた、ドラコだろう。ツンデレなのか構ってちゃんなのか……。
一ヶ月の間に、ノーベルタはだいぶ大きくなってた。これなら、一匹でも生活していけるだろう。
ドラコは先生に報告したらしいが、事前にダンブルドア校長に報告していたことをその先生から言われたようだ。意気消沈していた。
ハリーたちの罰則フラグが折れました。
しかし、ハリーたちは残念ながら罰則を受けました。ギリギリまで図書室で勉強してて帰ろうとしたら太った婦人が居なかったので。
罰則メンバー
ハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ドラコ