何があろうと、試験は必ずやってくる。ハーマイオニーが緊張とワクワクが混じった顔をしてた。
筆記試験は大方問題ない……はず……うん、平気なはずだ。
実技試験はなんとかなった。スネイプ先生の試験での監視は緊張したけど。
「思ってたよりずーっと易しかったわ」
ハーマイオニーが羨ましい。
試験が終わり、あたしは湖畔に座ってた。湖に
夜、何かが気になって目が覚めた。この時間に起きてるのは校則違反だから、トンボの使い魔を作って談話室を覗いてみる。もちろん、色は黒に変えて。
「行かせるもんか」
ネビルの声だ。透明マント(だっけ?)を持って居るハリーたちとネビルが相対してる。
「〈
ハーマイオニーの呪文で、ネビルが金縛りにあう。大丈夫かな?
そのまま三人が出て行こうとしたので、使い魔をハリーの服の背中にくっつけておく。
三人はフラッフィーのところまで行って、彼を眠らせた後に仕掛け扉を開けた。あの先に用があるんだろう。スネイプ先生がどうとか言ってたけど、スネイプ先生、研究室に居るって通りすがりの野良ネズミから聞いたんだけど?
ハリーは扉の中に入って行った。もちろん、使い魔をくっつけたまま。
植物の上に着地した見たいだけど、嫌な予感がする。
「動かないで!私、知ってるわ!これは『悪魔の罠』よ!暗闇と湿気を好み、太陽を嫌う!」
「そこまで知ってるんだったらさっさと火をつけて!」
「でも薪がないわ!」
「君は魔女じゃなかったのか!」
火種がないなら杖を使えばいいじゃない。
「あっ……ご、ごめんなさい!〈
火を出して悪魔の罠を脱出する。ちゃんと鎮火はさせてた。
そのあとも、鍵が鳥として飛んでる部屋だとかチェスの駒として参加しなくちゃいけない部屋だとかがあった。使い魔越しに見て居るあたしからすればアトラクションみたいな感じだけど、実際にその場にいるハリーたちからすれば試練以外のなんでもないだろう。現に、チェスの部屋ではロンが脱落した。
次の部屋にはトロールが横たわって居た。誰かに気絶させられたのかな?
次の部屋には、七つの瓶が置かれて居た。どれか一つが前に進め、どれか一つが後ろは下がれる。他は毒かお酒。ハーマイオニーは少し悩んでから、答えを導き出した。すごいと思う。
……さて、このまま見てるだけってのもあれだし、この先に何があるのかわからないんだし、ハリーの手助けでもしてあげるとしよう。
「【キーパー、おいで】」
キーパーを呼んで、ハリーが進もうとしている部屋にネズミたちを突撃させる。ちゃんと保護呪文を掛けた上で。
「【お願い、友達が大変な目にあうかもなんだ。助けてあげて】」
キーパーは頷くと、ネズミたちを引き連れて消えて行った。
使い魔に視点を戻すと、ハリーがクィレル先生──それと、その後頭部についてる蛇顔と対峙してた。
気になること。
死の呪文は生きてるものにしか効かない。なら、生き物に死の呪文が当たる前に変身術で石像などに変えれば、死の呪文は凌げるのか?また、死体に変身術を使って物に変え、その後生き物に変身させたら生きているのか。それと、変身術で物を生きた人間に変身させられるのか。