ハリー・ポッターと魔法生物の王   作:零崎妖識

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時間は流れ

使い魔が帰ってきたけど、なんか解雇させられたらしい。より正確には、解雇してもらったって感じ?しもべ妖精にしては珍しく、自由に憧れる子だったみたい。

それと、ロックハートが長期の休みを取った。もともとはスリザリンの怪物を退治しようとしてたらしいけどその必要がなくなったから、別の怪物──最近海で目撃されるようになった謎の巨大生物を倒しに行くと自慢していた。

その次の日、ロックハートの行方が分からなくなったと日刊予言者新聞が報道した。

 

 

 

バレンタインの日、ロックハートが見つかったと報道があった。海岸に打ち上げられていたらしい。杖は折れて、下半身付随、重度の錯乱。多量の打撲痕に切り傷、右腕は喰われたかのように削り取られていたそうだ。

本人曰く、

 

「私はこれまで幾度となく魔法戦士たちを相手取り記憶を消してきた。だがアレだけはダメだ!誰にも倒せない!なんであんなものが生きてるんだ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

 

とのこと。開心術師が記憶を見た結果、荒れ狂う海と巨大な生き物、そしてそれに翻弄される視点、ブラックアウトしたかと思ったら海岸に打ち上げられていたと。

間違いない、コインヘンだ。太平洋からケルトの方に戻ってきたみたい。

ロックハートは聖マンゴに入院、闇の魔術に対する防衛術は以後自習となった。

 

 

 

四月のとある日、アラゴグにシャルロッテを紹介した。バジリスクは蜘蛛の天敵だからなのかアラゴグはとっても嫌がったけど、話してみて案外気のいいやつだとわかったらしい。苦手なのは変わらないけど。

そもそもアラゴグがこの森にいる理由は、ハグリッドが放したからだそうだ。ハグリッドが秘密の部屋を開けて、生徒を殺したと疑われ、トム・リドルに追い出された。ちょうどその時に、アラゴグはハグリッドに育てられてたらしい。

 

「わしの命は残り数年だろう。もし、その時が来たのなら、子供らをよろしく頼む」

 

アラゴグは見えてないはずの目であたしをしっかりと捉え、そうお願いして来た。あたしは、もちろんと頷いた。

 

 

 

期末試験は滞りなく行われ、寮対抗杯もゲットできた。ミセス・ノリスも元に戻り、フィルチさんは泣いて喜んでた。その日はウィーズリーズが何をしててもフィルチさんからお咎めはなかった。

 

 

 

ホグワーツ特急に乗って帰るその日に、ママから手紙が届いた。『ルルイエ(仮)の前にコインヘン(仮)をなんとかするから、明日から海に行くよ』と。

神話の怪物、コインヘン。一角獣やバジリスクとはまた違う、神秘の生物。あたしは、彼もしくは彼女に会うのが待ち遠しかった。




ロックハートにコインヘン(仮)の討伐依頼が来たのはエリザの根回しです。ロックハートは海に出たところでトンズラしようとしていたようですが、その前にコインヘンに遭遇、攻撃され、下半身は付随となり杖は折れ、打撲切り傷右腕欠損重度の錯乱。記憶を失ってないだけマシかな?
発見したのは地元民。その時のロックハートは出血多量で衰弱、死にかけていてまるでゴミのようでしたとさ。
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