「最近魔法生物の王らしきやりとりがない」との感想をいただきまして──少しはっちゃけることを決めました。具体的にはリアスのペットがさらに強化されますね。
うん、
大広間では、普段並んでいる各寮のテーブルと教師用のテーブルは壁に立て掛けられ、中央に円卓が置いてあった。円卓の中央には大きなローストされた七面鳥が鎮座し、周りには様々な料理が陳列されて居た。
「メリークリスマス、リアス。気に入ってくれたかのう」
「メリークリスマス、ダンブルドア校長。あの、なんで円卓を?」
「いやはや、今学校に残っているのは先生方と少しの生徒だけじゃからのう。少人数なのに分かれて座り、寂しい思いをするよりは、生徒も教師も関係なく、一緒に食べた方が良いじゃろう?それに、ここで食べるのはちょうど十三人。これほど円卓という席が似合う人数はあるまい。そうじゃ、グリフィンドールの剣でも置いてみるかのう」
「いや、剣を置くのはやめて置いた方がいいんじゃ?」
でも、確かに十三という数字は円卓にあっているだろう。特にこのイギリスでは。かのアーサー王の円卓、その席の数は十三だったらしいし、ホグワーツが城だということも相待ってふさわしく見えてくる。
「できれば、城を純白にしてみたいところじゃが。ほれ、かのキャメロットの城は純白じゃったからの」
「キャメロットって妖精が一日で作り上げたんでしたっけ。あの妖精たちに城を一日で作り上げるほどの才能は感じませんけどね」
「古代の妖精たちは今の妖精とは違い、賢く、したたかじゃったそうじゃ。根本的なところから違うかもしれぬ。今のように、生物として確立された妖精ではなく、まさに幻想とでも呼ぶべき存在、いわば精霊などと同等じゃったのかもしれん。
おお、生物と言えば一つ二つ、面白い話を耳にしてのう」
「面白い話、ですか?」
「そうじゃ。一つ目はホグワーツよりも南、ブリテン島の南端付近での話じゃ。とある巨大な猪が目撃されたそうでの、魔法省がマグルたちの記憶を消して回り、その猪を探しておるそうじゃ。ただ、その後は一度も目撃されてないそうでのう、北に向かったとしか分かっておらん。
二つ目はホグワーツよりもさらに北、北端付近じゃ。ある老魔女が白くモコモコとした生き物を見たそうで。リスよりも少し大きく、小型犬よりかは小さく、フォウフォウ鳴いておったと話してくれた。その生き物はどこかに行ってしまったようじゃがな」
「それ、片方はアーサー王物語の猪じゃ……」
イギリスで猪と言ったらそれぐらいしか思い浮かばない。トゥルッフ・トゥルウィスとか言う猪。……あ、コインヘンが言ってた猪って、トゥルッフ・トゥルウィスのことじゃないかな?会うのが楽しみだ。
少しして、他の先生方、なぜか燕尾服を着たフィルチさん、一年生二人とスリザリンの五年生一人が集まり、後はハリーたち三人を待つだけとなった。
「おお、待っておったぞ、三人とも!さあ、席にお座り。みな、お腹がすいておるからのう」
ハリーたちが到着し、戸惑いつつも席に座る。ダンブルドア校長がふざけてクラッカーをスネイプ先生に渡して、彼は渋々クラッカーの紐を引いた。大きな音がして、何かが飛び出してくる。あたしの頭に着地したそれは、ハゲタカの剥製がついた三角帽子だった。よし、貰おう。
ダンブルドア校長の合図で食事が始まり、みんなが料理を取り分け始めた。
ええ、例えそれがどこぞの吸血姫の配下の狼、もしくはそれになりうる存在だったとしても、この作品なら出して平気でしょう。