ハリー・ポッターと魔法生物の王   作:零崎妖識

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騒動のあと

しばらく進み、もう大丈夫だろうと思ったところで、ひときわ大きな悲鳴が近くから上がった。魔女が、空を指差している。

空には、緑色の靄でできた、蛇を口から出した髑髏が浮かび上がっていた。

 

「……何あれ。蛇は可愛いけど、気持ち悪い。……と言うよりも、なんか趣味が悪い」

 

ふと、爆音がもう聞こえてこないことに気がついた。仮面の魔法使いたちは撤退したのだろうか?

 

「キノ、帰り道わかる?」

 

キノに問いかけると、彼女は頷いてあたしの前を歩き始めた。

少しして森を抜けたけど、酷い光景だ。テントは燃やされ、地面は穿たれ、そこら中に仮面の破片が散らばってる。少し先では祝杯をあげるかのように酒盛りをする一団が。本当に何があったんだ。

ママがこちらに向かって歩いてくる。少し怪我をしてるけど、転んでついた擦り傷のようだ。

 

「闇の魔法使いたちは撤退したわ。あそこで酒盛りしてる集団のおかげでもあるけれど、『闇の印』が打ち上がったからね。意気地なしどもね」

 

「『闇の印』?」

 

「ええ。あの空に浮かんでる髑髏。あれは『例のあの人』の一派が何か事件を起こした時に打ち上げたマークなの。創り上げることができるのは『例のあの人』の部下──死喰い人(デス・イーター)と『例のあの人』だけ。

ところで、そのシュヴォルフどうしたの?」

 

「懐かれました。名前はキノ」

 

「……来年には伝説上の生物を連れて帰って来てもおかしくないわね」

 

さすがに伝説上の生物は連れて帰ることはしないと思うけどね。

あたしはママと一緒に、家に〈姿くらまし〉た。

 

 

 

「お早ウごザいます、お嬢様」

 

「んー……おはよ、サクヤ」

 

翌日、サクヤに起こされたあたしは朝食を食べ、日刊予言者新聞を確認した。何やら魔法省がボロクソに言われている。書いたのは……リータ・スキーター?

 

「リータ・スキーターってのは何でもかんでもこき下ろす性悪記者さ。魔法省に恨みでもあるのかって思うよ」

 

ヨハンナさんはリータ・スキーターについてこう語った。顔を見る限り、ヨハンナさんも毛嫌いしているようだ。

 

「リアス、スキーターには関わらないのが賢明だ。有る事無い事書き立てられるからな。それに、お前の代はネタになりそうなのが多いしな」

 

 

 

一週間後、あたしは荷造りしていた。明日にはホグワーツに向かうからだ。なぜか、今年の必需品にはパーティ用のドレスローブが含まれている。どんな色があたしには似合うんだろう。

 

「んー、リアスは綺麗な金髪だしなぁ。どんな色でも合うと思うんだが」

 

「もうちょっと伸ばしたほうがいいかな?」

 

「いやいや、肩までで似合ってるよ。てか、伸ばしたら鬱陶しくなると思うぞ。ドレスはこっちで決めて送ってやるから、今は別のモン用意してろ」

 

ヨハンナさんを質問責めして、なんとドレスを選んでもらえることになった。

けど、ドレスが必要になるなんて、今年のホグワーツでは何があるんだろう。あたしは、横でスヤスヤ眠っているキノを撫でながらそう考えた。




リアスの容姿は、肩まで伸びた金髪しか決まってません。あとはロリ気味ってところと、貧乳ってぐらい。麦わら帽子が似合う感じ。
そして作者じゃどんなドレスが似合うかわからないのですよねー。
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