ハリー・ポッターと魔法生物の王   作:零崎妖識

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最後の生徒の組分けが終わって、マクゴナガル先生が巻き紙と帽子を片付けた。料理まだかなとか考えてたら、中央のお爺さんが立ち上がった。あの人が校長──アルバス・ダンブルドアらしい。フルネームは凄く長いんだって。

「おめでとう!ホグワーツの新入生、おめでとう!歓迎会を始める前に、二言、三言、言わせていただきたい。では、いきますぞ。そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!以上!」

あの人、頭大丈夫?病院行った方が良くない?

あ、料理が出てきてる。普通の料理に、一度だけ見たことのある中華料理、それに日本の料理も。ママが昔、日本に何度か行ったことがあって、その時に食べた日本食が、ブリテンの料理よりもとっても美味しかったって言ってたわね。

そういえば、日本ってどうなってるのかしら?日本のアニメやマンガとかは時々見ることはあるけど、どうしたらあんな考えができるの?魔法少女だとかそれがゾンビだったとかケモミミだとか。トムさんから聞いたけど、日本人って妖精(フェアリー)みたいなんだって。いつのまにか来ていて、いつのまにか消えている。居る時は繁盛してるけど、気に入らなかったらいつのまにか来なくなっていて、その店は潰れちゃうって。ママは妖精(フェアリー)じゃなくてザシキワラシだって言ってた。あ、この魚フィッシュ&チップスより美味しい。マグロのスシだっけ?

デザートは料理よりも凝ってるんじゃないかしら。スコーンや日本の駄菓子、フォーチュンクッキー、ケーキにチョコレート、パフェ、その他色々。校長先生の思考回路って日本人に近いのかな?

横を見ると、ハリーが額を押さえてた。視線の先には後ろを向いたターバンの人と、意地悪そうな鉤鼻の先生。

 

 

しばらくして、料理が完全に消えた。美味しかったしまた食べたいけど、どこに行ったら食べれるのかな?キッチンぐらいはどこかにあるはずだけど。

ダンブルドア校長が立ち上がった。

「ふむ、全員よく食べ、よく飲んだことじゃろうから、また二言、三言。新学期を迎えるにあたり、いくつかお知らせがある。一年生に注意しておくが、構内にある禁じられた森には立ち入らないよう。上級生も、何人かの生徒たちには、同じことを特に注意しておきますぞ。そこの、ウィーズリーツインズなどにのう。

管理人のフィルチさんから、授業の合間に廊下で魔法を使わないようにという注意がありました。

今学期は二週目にクィディッチ選手の選抜があるので、寮のチームに参加したい人はマダム・フーチに連絡するよう。一年生は参加できませんがな。

最後にじゃが、とても痛い死に方をしたくない者は、今年いっぱい四階の右側の廊下には入らぬことじゃ。

ああ、それともう一つ。わしが発行する特別許可証があれば、条件付きで禁じられた森に立ち入っても良いことにする。もちろん、森番のハグリッドの引率が必須じゃがのう。森には危険じゃが神秘に満ちた生き物たちがおる。許可証が欲しい者は、それぞれの寮の先生に打診することじゃ」

よし、貰おう。グリフィンドールの寮監はマクゴナガル先生だって。

「では、寝る前に校歌を歌いましょうぞ!」

途端に、先生方の笑顔がこわばる。ああ、この感じは、野生動物が危険を察知した時の感覚だ。

ダンブルドアの杖から金色のリボンが飛び出て、空中に文字を描いた。あれが、ホグワーツの校歌なんだろう。

 

 

せめて、リズムぐらいは統一して欲しいです。歌詞も酷いし、ウィーズリーツインズは葬送行進曲で歌ってるし。

「ああ、音楽とは何にも勝る魔法じゃ!

さあ、諸君、就寝時間じゃ。駆け足!」

みんな立ち上がり、それぞれの寮の監督生についていく。

グリフィンドールの寮はとても高いところにあるらしい。変なところを通ったり、吹き抜けの階段が気分で動いたり、変な仕掛けが多かった。

パーシーが合言葉を言い、太った婦人(レディ)の肖像画の裏を通り抜けると、そこがグリフィンドールの談話室だった。女子寮に入り、ベッドを探す。同室は……あれ?いない?あたし一人?ベッドにはマクゴナガル先生からの手紙が置いてあった。

『Dear Ms.Crimea.

すみません、人数の関係上一人部屋が出来てしまいました。貴女の召喚呪文や動物言語を自由に使うには、一人部屋の方がいいと思い、貴女が一人部屋になりました。

エリザによろしく言っておいてください。

良いホグワーツ生活を。

From M.McGonagall』

うん、同室がいないのは寂しいけど、みんなを気兼ねなく呼べるのなら問題ないね!

「〈おいで、キーパー(インヴォーカレ・キーパー)〉」

ネズミのキーパーを呼び出して、城のネズミの統率と地図作りをお願いしておいた。明日の夜には地図が完成するかな?完璧な地図とはいかないだろうけど。




ホグワーツの料理事情
ダンブルドアの趣味により、世界各国で料理修行してきた屋敷しもべ妖精たちが働いている。彼らの料理は日本食から中華、フランス、ドイツ、スペイン、さらにはブリテン自慢のマッシュポテトまで。お菓子、デザートも完備。素材はそれぞれの場所に屋敷しもべ妖精を派遣し、姿現しで直送してもらっている。それでもマホウトコロの料理人には敵わず、毎月何人かが料理研修に行っているらしい。また、お菓子類は変装した屋敷しもべ妖精たちが各国のコンビニやスーパーなどで買ってきたもの。

日本人が妖精(フェアリー)
知り合いから聞いたこと。日本人の店に関しての観察眼は異常。日本人の発想はもはや世界の一歩先を行っている。

魔法少女だとかそれがゾンビだったとか
うろぶっちー時空の魔法少女アニメ。「もう何も怖くない!」
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