ハリー・ポッターと魔法生物の王   作:零崎妖識

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日曜日の冒険-夕方-

ご飯を食べ終わり、再びバックビークにライドオン。

空へと飛び立ったけど、あとは普通の島ばかりのようだ。水中には何かいるかもしれないけど、さすがにバックビークに水の中へ進んでもらうのは無茶だろう。

ただ、このあたりに何か居そうな気がするんだよね。とっても珍しい生物とかが。あたしの魔法生物センサー(仮)がそう言ってる……!

そんなわけで付近の島々を散策してみたけど、怪しいものは何も見当たらない。強いて言うなら、アメジストみたいな眼の蛇が居たことか。あたしの方をジーッと見つめてたけど、一体何だったんだろう。

 

「んー、もう一周してみるかな」

 

やはり、何も見つからない。ただ、一つだけ変わっていた場所があった。アメジストの眼の蛇が居た場所だ。

 

「これは……ルーン文字?何にせよ読めない……」

 

蛇の居た地面に謎の文字列が残って居た。一応手帳に書き写しておいたし、帰ったら解読してみよう。

 

【見つけてみよ、我らの愛子よ】

 

「……え?」

 

立ち去ろうとしたその時、澄んだ声が聞こえた。振り返ってみても、周りを見渡しても何も見当たらない。今のは、一体……。

 

 

 

結局、夕方の収穫は謎の文字列だけだった。バックビークを群れに帰して、城へ向かう。……まだ夕食まで時間があるし、図書館にでも向かいますかね。

マダム・ピンスに、ルーン文字を解読出来る本を教えてもらう。『古代ルーン語の優しい学び方』と言う本が一番適しているそうだ。

何冊もの本を抱えた紺色の髪の少女とすれ違いつつ、本を探す。言語関連の書籍はここだから……見つけた。

適当な机に座り、手帳の文字を解読して行く。長い文章ではなかったから、解読は楽だった。

『全てがあり、全てを与える、存在しない部屋に龍は眠る』

……さっぱりわからない。でも、全てを与える部屋と言うのはわかるかもしれない。城を探索してたネズミの一匹が、ご飯いっぱいの部屋に迷い込んだと言っていた。出た時に、その部屋のドアは何処かへ消えたとも。ゴーストなら知ってるかもしれないし、ずっと昔からいるシャルロッテも知ってるかも。今度暇ができたら聞いてみよう。

……と、そろそろ夕食か。近くの机で一心不乱に本を読み漁っていた月のような金色の目のレイブンクロー生に夕食の時間だよと声をかけて、あたしは大広間へと向かった。

 

 

 

 

「ああ、ご飯食べ損ねる!ケリー!何で教えてくれなかったの!あ、マダム・ピンス、この五冊をお借りします」

 

【あの少女が教えてくれただろう。我らの英知を持ってしても、君の本好きは治せないようだな】

 

「そうに決まってるでしょう?わたくしは魔法図書館建設のためにホグワーツで勉強してるのですから!」

 

【……我らが愛子を見習ってほしいものだが……あれは生き物大好きだったか。似た者同士だな】




パロキャラ紹介
紺色の髪の少女/月のような金色の目のレイブンクロー生
本好き少女ローゼマイン。フルネームはローゼマイン・エーレンフェスト。レイブンクローの二年生。夢は魔法図書館の建設。
出展:本好きの下剋上

ケリウス
M.O.M.分類XXXX
魔法界ならどこにでも現れる可能性のある、アメジストのような眼の霊体の蛇。彼らが認めた者か、霊的な相性が良い者しか見えない。魔法使いが亡くなる時に現れる。死にかけている魔法使いには見えるもよう。
魔法に関する事柄を蒐集し、彼らしか行けない『図書館』に記録している。曰く、魔法使いの歴史全てが正しく記録されているとも。正しく縁を結べたなら『図書館』の英知を借りることができるが、敵対した場合は全ての英知を持って排除される。
見える者は少なく、滅多に人前に現れないために「人の知識を集める『英知の蛇』がいるらしい」と噂されているが、信じている者は少ない。また、文献に残ることも殆どなく、リアスは存在を知らなかった。ローゼマインには一匹が懐いているようす。
古い竹馬さんのアイデアです。ありがとうございました!
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