黒尾家   作:輝飾

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やっぱり・・・

【in家】

 

光「たっだいまー!!」

「ただいまー!!ちゅーにぃ!みてー!可愛い猫飼ってもらったのー!!」

蛍「いや、ぬいぐるみデショ」

京「まぁ、いいじゃん」

◯◯元気そうだ。モールで、あんなにおーにぃとはしゃいでいたのに熱を出してない。よかった

 

鉄「おー、おかえりー」

ちゅーにぃが、キッチンで晩御飯の準備をしながら俺らに言ってくれた。

鉄「京治、◯◯熱出さなかった?」

京治「うん。大丈夫だった。俺も蛍も、細心の注意をはらって◯◯のこと見てたから。」

鉄「そっか。まぁ、兄貴だけじゃねーから、安心だわな」

蛍「いやそれが、おーにぃが1番役に立ったんだよ」

京治「うん、おーにぃが色々◯◯を振り回してくれたから点滴の後でも、◯◯元気そうだったし」

蛍「ちょっと疲れてたらすぐ抱っこしてたし。」

鉄「中学生なのに抱っこって、ww」

京治「◯◯、見た目小学生じゃん」

 

【in晩御飯】

 

「おにぃちゃん、◯◯もぅ、いらな、、、い、」

光「えー?まだ、味噌汁ちょっと飲んだだけじゃん」

蛍「あ、、、」

◯◯が、【お兄ちゃん】なんていう時は絶対体調が悪い時だ。学校で、体調崩した時によく使うから癖になっているのだろう。◯◯の顔が真っ赤なのに俺は気付いた。

京治「ちゅーにぃ!!◯◯顔真っ赤!」

鉄「兄貴!!◯◯ベットに連れてって!!」

光「おうっ!!」

 

 

【in◯◯room】

◯◯の顔が真っ赤だ。点滴したから、まだいい方だと思ったのにかなり咳き込んでいるし苦しそう。このままだと、また呼吸困難になりかねないから今の内に準備しておこう。使わなかったら片付ければいいだけの話だし。

 

蛍「◯◯、大丈夫?」

「・・・」

京治「蛍、病院に電話したから◯◯の冷えピタ変えて着替えさせて」

蛍「わかった。」

光「けーじ!けーじ!俺、何してればいい??」

京治「、、、おーにぃは静かにしてて」

 

光太郎⏬ショ゛ホクレモー゛ト

 

ちゅーにぃが、◯◯を抱っこして車に乗せた。俺の膝にぐったりとした◯◯が横たわっている。

 

【in病院】

放送「黒尾◯◯さーん、どーぞー」

◯◯は、ちゅーにぃに抱っこされている。やっぱり熱出した。◯◯にもっと注意するべきだった。俺は自分の力不足だと感じた。

 

ポンポン

急に、ちゅーにぃが俺の頭を撫でてきた。

京治「な、何?」

鉄「お前、自分の力不足だとか思ってんだろ。そんな事ねーからな。お前がいなかったら、お前がこんなに◯◯のことを見てなかったら◯◯をこんなに速く病院に連れてくることなんてできなかったから。」

京治「、、、うん。ありがと、ちゅーにぃ」

鉄「大体よー、京治が力不足だったら、兄貴はなんなんだよ。なんもやってねーじゃん、あいつ」

俺は少し楽になった気がした。


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