Inm/extra kiss   作:キルカ

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前回よりは早かったと思う(小並感)
それでもまだまだ遅いから反省して、どうぞ

段々淫ク要素があり薄まってきて無いか?(振り返り)
反省しなきゃやばいやばい…

今回も駄文だけど今年中になんとか2回戦は終わらせてぇなぁ…


聖杯戦争 〜2回戦 ③〜

アリーナ・二の月想海

 

「…」

 

「…」

 

「…」

 

「…」

 

「…なあ、マスター…」

 

「セイバー、分かるよ、分かる

いいだろお前うら若き少女の頼みだぞ(意味不明)」

 

隣にセイバーを携え月の海を往く

前回は敵のサーヴァントに急襲されたこともあり

ほとんど何も出来なかったが今回は準備もしてきた

 

後協力者も用意して…協力者…問題はその協力者なんだよなぁ

 

 

『お2人はこれからアリーナに行かれるのでしょう?

それでしたら敵のサーヴァントに会合することもあると思います』

 

『では仮にその時に余裕があればそのサーヴァントが所持している

「持ち物」を何か一つ、お持ち下さい』

 

『そうして頂ければ敵のサーヴァントに対しての情報を

多少ならお知らせ出来るかもしれないですから』

 

『…こういった様にいうのは少々変ですが必ずお勝ち下さい

でないとーーー』

 

 

『ビデオの撮影が困難になってしまいますからーーー』

 

 

俺はアダルトビデオ業者か何か?(困惑)

まずそう言うビデオを撮るなら誰でもいいと思うんですけど

個人的な集団が撮った物なんて有名になることもまずないだろうし

実写ビデオでも声だけの作品でもまさかそこからサーヴァントも産まれないだろうしーーー

 

「…てか良く考えたら誰のそういう…その…

ちょっとあれなビデオの主役になるんだよ…?

!わ、私はいやだぜ!そもそもふつー人に裸を見せるのはな!

生涯忠誠を誓った相手にだけだと私はーーー」

 

ーーーーーーー…

 

「てゅわあああ!忘れてたああああああああ!」

 

「ちょっとマスター!声デカい…」

 

その通りだよ!忘れてた!誰だよ!そんな恥を書く羽目になるのは!

 

「僕はいやです(断固)なんで脱ぐ必要があるんですか?(正論)

せめてやるにしてもカメラ係とか…」

 

「…ん?でもそうなると後脱ぎそうなのはラニ位じゃないか…

…ラニの裸を…?撮影して?」

 

チョットー顔赤セイバートカシテンヨー

てかそもそも女の子やぞ、異性関係も守らなあかんし…

 

ーーーこの悪魔の計画を実行させてはいけない

いくら役得であろうともそもそも社会的にまずい

なんとかラニには他の提案で紛らわせてもらわなくては、

そうラニに思い留まる様に言おうと貴方は決意をーーー

 

 

「おや…?大きな音がしたかと思えば…

君達だったのかい?」

 

「…!!!あっ、やばっ…」

 

その、なんかすいません…

こんな話…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一般さん…てかまあそりゃそうだよな

ここはアリーナ、いつ敵に会合してもおかしくないだろう

そしてそれは一般通過エネミーだけではなくーーー

敵の陣営共だ

 

「…岸波君、そのーーー

こないだの一件は大丈夫だったかな?もう喧嘩は治まってーー?」

 

ーーー本当、いい人なんだよなぁ…

今も敵の事心配してるし…でもーーー

 

「心配ありがとうございます。でもあれからはーーー」

 

 

「おいおいおいおい、そこのマスターさん

あまりウチのマスターに近づかないで下さいますかね?

一応敵同士なんだし…ねぇ?」

 

「ーーーお前こそウチのマスターにそれ以上近づないでくれよ?

ウチの大事なマスターだからな」

 

相打つ2騎のサーヴァント

お互いに武器こそ出さぬ物のーーー

肌で感じられる程の殺気を秘めている

 

ーーーそうなのだ、ここは学校とは違う

美しく、綺麗で、穢れない、そうそんなーーー

どちらかの墓場であるのだから

 

「…そうだね、ここはアリーナ

私達の…戦場かぁ…」

 

そう一般さんが漏らす

 

「…なるべく君とはアリーナでは会いたくはなかったんだ

出来れば…そうだね、本番だけ…

君も歯医者に行く前に歯医者さんとは会いたくないだろう…?」

 

そう言うと優しく此方に微笑んで来た…

…ああ…戦いたくねぇ…でも戦わないと生き残れない!

 

「…マスター?早い所やっちゃいましょうよ?

…その…ね?あんまり話し込んでも…」

 

「…?どうしたんだい?アーチャー?

何も焦って戦う事もないだろう…?

ほんの少しぐらいなら話しても…」

 

「いやいやいや!やっぱりそうやって隙を見せるのは

どうかと思うんですよ!ね?そこはばっさり…」

 

 

「…なあ、マスター

なんかあれお取り込みっぽくないか?

…今なら不意打ち出来そうな気もするんだが…」

 

(いや不意打ちは)いかんでしょ。

それに相手は奇襲に富んでるアーチャーだし…

…ん?そういや奇襲…?

 

 

「…てか思い出したけどウチらあのアーチャーに奇襲されたよな?」

 

 

 

「…奇襲?」

 

「あっ…(察し)」

 

そのセイバーの台詞に一般さんとアーチャーが反応する

…いや、でも反応ちょっとおかしくないか?

一般さんは良く分かってない顔でアーチャーは狼狽え…

…なんで?(疑問)

 

「…アーチャー?これは…?」

 

「あー↑あー↓あー?

いや…彼らが何を言ってるのか良くーーー」

 

「おいおい惚けんなよ?お前いきなり襲ってきたよなぁ?

この前のアリーナでの事忘れてはないぜ?

今日こそは落とし前をキチンとーーー」

 

 

「おい!マスター!早く!アイツらの事をやるぞ!

とりあえずこいつをーーー」

 

アーチャーがなにかを構える

かなりいきなりなんですけど戦闘態勢に入ったんですかね…?

兎に角この前では不味い、なら此方も…

 

「セイバー!戦闘ーーー」

 

ヒュン!

 

 

「…すまないねぇ、ちょっと止めてくれるかい?」

 

ハイワカリマシタ!

わかりました!わかりましたからいきなり槍を飛ばすのやめて下さい…アイアンマン!

ほら見ろよそれぇ!そっちのアーチャーに刺さる寸前だったんだよなぁ!アーチャー震えてんじゃねーよ!

 

「…ごめんねぇ、手荒な真似して

それでおじいちゃんの我儘なんだけど…剣を納めて貰えるかな?」

 

「…い…いや、マスター…

このまま戻っても何の面白味もないじゃない…?

とりあえず戦ってからでも遅くはーーー」

 

「それじゃあね、白野くん

…帰って話をしようじゃないか…アーチャー?」

 

「ちょっと待ってくださいリターンクリスタル出さないでまだ帰る準備が足りて」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それで戻ってきたのですか…」

 

「…普通はあんな終わり方しないと思うんだがな〜

なんなんだ〜…?」

 

…よくわかんにゃいけどね…

まあ戦闘にならなかったからあの後アリーナ探索も出来たし

1枚目のゲートキーや経験も積めた

後でTISの所にも行っておこう

だがそれ以上に収穫があったのはーーー

 

「こんなんでも大丈夫かな?かなり小さいけど…」

 

「問題ありません、これはサーヴァントが使用しようとしていた物でしょう?

なら恐らく問題無いはずです」

 

ラニに渡したのは1枚のトランプーーー

あのアーチャーが去り際に落としたものだ

自分は感じなかったがセイバー曰く魔術的な道具らしい

 

「ではこれは私が調べておきます

恐らくそこまで時間は取らせません」

 

そう無表情で彼女から確約を得る

その姿は無表情ながらも実に頼りになる姿でーーー

 

 

「ーーーで例の件ですが」

 

いきなり目キラキラしてウキウキすんのやめろ

いや、これはラニの為にも言っておかなくては…

映像に残る形だと一生晒されかねない

ネットは怖いのだ、何年も前のアダルトビデオが未だに話題になる事もありえるからね…

 

「あのそれについてなんだけどせめてーーー」

 

 

「せめてーーー何かしら?面白い話?

私にも聞かせていただきたいのだけど?は・く・の・く・ん?」

 

 

「…多分貴方が聞く話じゃないと思うんですけど」

 

振り向いた先には凛がいた

…そういえば向こうから話かけられる事なんて初めてかもしれない

 

「おや、ミス凛お久しぶりですね

そういえば貴女が答えられなかったあの問いですがーーー

彼が見事に答えてくれました」

 

「それは私の貴女への考えを180度変えて下さったあの問いの事かしら」

 

「ええ、どうですかミス凛貴女も教えてもらってはーーー」

 

「とても有り難いお誘いですが断らせていただきますわ

まだ人間として新しい世界への開拓は早いと思いますので」

 

3人の美少女に囲まれて嬉しそうにみえるけど話してることは

AVに関してとかやめたくなりますよ…

ってまあこのままだと目立つしそうだなー…

 

「せめて…屋上で…話してかない?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

屋上

 

「それで?ミスター一般についての情報は掴めたのかしら?」

 

まあ凛が興味あるのはそれだよね…

取り敢えず下で買った4人分の飲み物を渡す

アイスティーだったけどいいかな?

はい、凛

 

「…あんた、こういう細かい所は気が効くのね…

ありがと」

 

「それで?リンは何が聞きたいんだよ?

…私達だってまだ分からない事だらけなんだぜ?」

 

セイバーがペットボトルを傾けながら凛に問う

その光景がどーもよく似合っているのは気のせいだろうか

 

「ま、始めから素直に話すとは思ってないわ

別に答えが返って来るとも思ってないもの

 

…何がお望みかしら?お二人さんとも?」

 

…なるほど

 

「交渉ですか」

 

「今回限り、ね

…正直に言うならかなりミスター一般は警戒してるわ

恐らくマスターとしてもトップレベルに強いでしょうし」

 

それに、と凛は此方を向き話を続ける

 

「…悪いけど私はあなた達が勝つとはほとんど考えてないわ」

 

「はは…厳しいお言葉、だなマスター?」

 

セイバーが顔をしかめる

だが確かにーーー彼は強い、あの槍を見て感じたが

1人のマスターとしても格段に強いと感じた

そう、それこそ自分では届かない程に

 

「…だからって訳じゃないけどならせめて残された時間少しでも楽しんだらいかがかしらね?

失礼だとは思うけど」

 

 

ーーー凛の瞳を覗き込む

その瞳には馬鹿にしているような感覚は感じなかった

むしろ気を使ってくれているようなーーー

 

なるほど、確かにそれなら情報の代わりに残された方がいいかもな「諦める」方が楽になるーーーそういう事もあると思う

…なるほど、なるほどな

それなら答えは決まってる、自分は弱い、弱いからーーー

 

 

 

「ラニ、ちょっといいかな?お願いがあるんだけど」

 

「…なんでしょうか」

無言でペットボトルを飲み干さんとしているラニに話かける

 

「ラニさえ良ければなんだけどーーー

凛にも情報を渡してあげられないかな?」

 

 

「マスター、それはーーー」

 

「ミスターハクノ

つまりそれは彼女との交渉に応じると言う事ですか?」

 

まあそういう事ではある

ただしーーー

 

「…その代わりってわけじゃないけど

もしラニが了承してくれるならーーー何もいらない」

 

だってまだ、まだまだ、まだまだまだーーー

 

 

「自分は、まだここじゃ終わらない

(終わら)ないです。

(諦め)ないです。」

 

ーーー諦めきれないじゃないか

自分の事も分からない、そんな状態だって

相手が強敵中の強敵で、勝てないと言われたって

 

厳しながらも助けてくれる人がいる

曲がりなりにも協力してくれる人がいる

自分の心配をしてくれる人がいる

自分が倒してしまった人がいる

 

それにーーー

横に立ってくれている剣がまだあるのだからーーー

一緒に最後まで戦ってくれる剣がいるのだからーーー!

 

「…だからまあ自分はまだいいよ

それか何か望んだ方がいいってならーーー」

 

 

「…分かったわよ、別に問題ないわ

私としては情報さえ分かれば問題ないもの

無料より安い物もないしね」

 

「…まあ、ラニ次第ではあるけど…」

 

「ま、そうね

それでラニ?あんたはどうなの?」

 

「そうですね、でしたら少し条件を…」

 

そんな事を言いながら2人が話し始める

…色々考えてしまったけど似合わないか、こういった考えは

それにセイバーも納得してるかどうか気にな…セイバー?

 

「…」

 

「…セイバー、息してる?」ツンツン

 

「…!あっ、ちょっ、どゅえ!?

な、な、なんだっけ?」

 

「…もうセイバー、また居眠り?」

 

「…あー、そうだなー…きっと今日は休憩の日なんだよ!」

 

「じゃあ明日は?」

 

「ゲーム三昧の日!」

 

って明日でもう4日目なんだよなぁ…

本当英雄らしくないって言うか…それが彼女らしいのだろうか?

 

「それでまあ約束の件だけどーーー」

 

 

「ーーーあんた精神状態おかしいんじゃない!?(正論)

そーいうビデオを撮るのに私も巻き込まないでくれないかしら!?」

 

「いえミスター凛、貴方も自身を解放するのです

さあレッツチャレンジーーー」

 

「白野、なんとかしなさい(無責任)

元はと言えば貴方がねーーーー!」

 

「すいません、今ちょっと話が混んでましてーーー」

 

「問答無用!」

 

 

 

「あっ、マスター…」

(…さっきのマスター、自分の目標が見えてよかったなって思って

その姿が眩しくて、見惚れて、それでーーー

…ちょっとマスターがカッコよくて顔が熱く…

カッコ良い…?マスターが…?)

 

 

「…これもうわかんねぇよ…もう…」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛 マイルーム

 

マイルーム内に紅茶の香りが漂う

先程はアイスティーだったが今度はホットだ

ーーーこのサーヴァント、何故かお茶を作るのが上手い

 

ただ本人的にはアイスの方が作りやすいみたいだけどねとは凛の話だが

 

「…まあ、良かったじゃないか

情報は分かるのだろう?なら収穫としては悪くはーーー」

 

「それ以上に私の社会的地位が危ういのだけれどね

そもそも実質AV撮るなんて…リテラシーとかどうなのよ

それは…って何よ、アーチャー?そんな顔して?」

 

「…いやいや、すまないね

私の若い頃には学生がそういった物に出るのは珍しくなかったし

リテラシーも糞もなかったからな」

 

「そう…ってあんた本当に現代の英霊なのね…

本当この神秘の無い時代に英霊化する英霊なんて…

相当有名じゃなきゃ…いえ、有名なだけでもなり得ない境地よ

…貴方、何者なのよ本当」

 

「さて、今の私に名前は不要なのかもな

ロストマン…名前を喪った男なんてのが案外正しい気もするよ」

 

「…まあ、それでも宝具やスキルは正しく使えるんだから驚きね

何も分からないのもマスターとしてはどうかと思うけど…」

 

「…ああ、そうだ、思い出した」

 

「ん?何をよ?」

 

「私の起源ーーー

自分の核の部分を司るのはーーーそう、AVだった気がするよ

それもそうだな…確かホモビデオだったかな?」

 

「…は?嘘でしょ?冗談よね?ホモビ男優が英霊になるなんて…

そんな浅黒い肌でAV男優って…ほら、大体AV男優って大体肌白いじゃない?んで」

 

「ほう、凛はそういったビデオを見たことがあると言う訳か」

 

「…////!!!!違うわよー!えーとほら…そう言うのはぁ…!」

 

「いやいや、まさか真面目そうな君がそんな物を見ているとは

もしや今回の件もそういった物に参加したいから受けたのかね?」

 

「違うわよ!もー!アーチャー!!!!」

 

癇癪を起こす女子と浅黒い肌をしたサーヴァントが語り合う

まるでそれは兄妹のようなーーー姉妹の様な姿に見えた




凛のサーヴァント誰なんですかね〜
不思議ですね〜?

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