Wizars World 《ウィザーズ ワールド》 作:ダンケ侍
ご要望があったので女子編です。
ではどうぞ。
5月下旬のとある日女子寮のランドリールームでいつものように井上 京花と神条 礼奈が会話をしていた。しかし、その内容はいつもとは違うものだった。
「京花〜あんた勉強教えられる?」
「……教えて欲しいの?」
「お願い出来ますか…………?」
「なぜ敬語?別にいいけどさ……」
中間テストが近い事もあって勉強の相談であった。そこで疑問に思った京花が聞く。
「……イワンから教えてもらえば?」
「あうー、出来ればあんたに頼まないわよー」
「あはは…………恥ずかしいんだ」
「that's right(その通り)」
もはや英語で返事する礼奈を彼女は見捨てる事が出来なかった。
「なぜ英語?」
「……教えてください……」
##########
1-Bの教室、そこで片山 翔子はとある悩みを抱えて非常に焦っていた。
「…………最近出番がない」
……とても切実なものだった。
「って今はそんな事はいいのです」
どうやらテストに向けて真面目に勉強していたのだが、どうしてもわからない箇所があるようだ。
「……考えても仕方ないですね、ブレイムくんにでも聞きますか」
そのセミロングの黒髪を揺らしながら立ち上がりブレイムの元へ歩く。
「ブレイムくん少しいいですか?」
「はい?何でしょうか?」
「ここの部分ってわかります?」
「……ここは僕もわからなくて、すいません」
「いえこっちこそすいません、ありがとうございます」
どうやら頭の良さそうな彼でもわからないらしい。
「……どうしますかねー」
方法を考えていた彼女は一つの答えに辿り着く、最高の相談相手がいると。
##########
京花が昼休み教室で昼食を食べようとした時一人の訪問者が現れた。
「京花ちゃ〜ん助けてください〜」
「……えと、何か用?」
「とても大切なご用なのですよー」
「うーん、翔子はお昼お弁当?」
「はい、そうですが?」
「だったら食べながらでいいかな?」
「はい!お願いします!」
翔子が彼女にすがりつくように頼んできたので昼食を一緒にとる事にした。この二人は以前翔子が頼みごとをした後からよく話す仲になっていた。
自分の弁当を持ってきた翔子を伴って屋上で食べる事に、その道中礼奈と会った。
「あれ?京花と翔子じゃない、なにしてるの?」
「あ、礼奈ちゃんお久しぶりです〜」
「あれ?二人共知り合いなの?」
「この子とは中学校一緒なのよ」
「そうなんです」
なんとこの二人は中学校の時も同級生だったらしくお互いの事を知っているらしい。どちらも実力者なためどんな中学校なのか気になる。
「イワンと食べないの?」
「あいついつも食堂で食べてるからさー」
この学園は食堂とカフェテリアと二つ別々にある、まるで大学であるかのような扱いである。
「礼奈弁当なの?」
「だって安上がりじゃない」
「イワンくんに作ってあげたらどうです?」
「な!何であんたがそんな事⁉」
「今の会話で把握しました」
なぜかこの少女は妙なところで察しがいい。
「一緒に屋上で食べない?」
「いいの?じゃあお言葉に甘えて……」
礼奈を含めた3人で昼食をとる事になった。男子との甘い展開なぞもちろんない。
屋上についた三人はまずは発端となった翔子の話を聞く事にした。
「テストの範囲でわからないところが……」
「……見事に礼奈と一緒ね」
「え?礼奈ちゃんもなんですか?」
「さっぱりではないんだけど……英語が……」
どうやら二人はどこかの脳筋とは違い全く出来ないという訳ではないようだ。
「わかったわ、二人共教えてあげるわよ」
「ありがとう京花」
「ありがとうございますー、ってしょっぱ!」
「翔子どうしたの?」
翔子がなにやら卵焼きを食べて悶絶している。
「砂糖と塩を間違えました……」
「翔子貴女…………」
「あんた相変わらずね……」
どうやら昔からこんな事をしていたようだ。
##########
放課後、健人がレイノルズの勉強の面倒を見て欲しいと頼まれたが先客があるので断り、三人は学園内にある図書館で勉強する事にした。
「で?礼奈が英語を教えて欲しい?」
「うん…………」
この間に翔子は自分のわかるところを復習したりしている。図書館なのでもちろん小声だ。
「とりあえず定期テストを乗り切るためのやり方を教えるわね」
「なにか違うの?」
「定期テストだったら出す先生が言ったことをそのままやってればいいの」
「それはつまり何でしょうか……」
確かにその人が問題を作るのだから言った部分は出るだろう。だがそれが出来ないのが英語の苦手な者の性である。
「英単語は見て覚えるだけじゃもちろん駄目だから」
「なんか肝心な時に書けないんだよね……」
「やっぱり書くことが一番です」
「まずは一旦覚える、その後に単語を隠して書く、書けなかったものをまた通して書くこの時書けたものはほっといていいわ、最後にもう一度全部を通して書ければOK」
つまりは書きまくるだけではなく自分が書けないものを重点的にやる事が重要なのだ、最後に今まで書けたものもまた書けるかの確認は必要だ。熟語も同じやり方でいい。
「ん〜単語はいいけど文法とかは?」
「テストの時はワークブックあるでしょ?それを直接書き込まずにノートに答えを書きなさい」
「すると何の意味が?」
「直接答え書き込んでないから何度でも同じ問題が解ける、わからない時は答え確認してもう一度やり直せばその分覚えるでしょ?」
わからなくても何らかの答えを出すまで粘るなどは時間の無駄だ、一度答えを確認してやり方を学ぶ方がはるかにいい。その後にやり直さなければ意味がなくなるが。
「リーディングについては?」
「テスト範囲の文章覚えなさい」
「ええ〜そんな適当な……」
「そこから出るんだからそこ一字一句とは言わないけどせめて先生が授業中に大事と言ったところくらいは抑えなさい」
模擬試験などは事前に文章を知る事は出来ないが、定期テストでは範囲が指定されているので極論を言えば全部覚えることが一番いい。だがそんな事できる訳がないと思う人は授業中に大事と言われた部分を覚えるといいだろう。聞いていないとか言う奴は友達に聞け。
「うーん、何とかなるかな?」
「結局定期テストなんて範囲を全部暗記すれば点とれるのよ」
「……そうだけどさ」
「正直全部は無理ですよね〜」
「で?翔子の聞きたいところってなに?」
「ああ、ここなんですけど……」
こうして彼女達は定期試験に備えるのだった。
これやっとけば70〜80はいけるんじゃないかな?リーディングは適当と思われるかもですが我が高校はこれで乗り切れた、私はやっていませんでしたが(笑)
尚「今日俺?」
先日出てきたばかりの子です、予定がズレにずれた……
尚「これが俺の能力だ」
福原 尚輝
ユニット:ハルバート
能力:筋力増強、波動操作
尚「某DBとは違うからな」
また次回(・ω・)ノ