Wizars World 《ウィザーズ ワールド》 作:ダンケ侍
ではどうぞ
皆さんどうもおはこんばんちわ、私は片山 翔子と言います。最近私の周りの人たちがえらくピンク色な気がします。ピンクと言ってもエロいこととかじゃありませんよ?というか女の子に何を言わせるのですか。なんだかふわふわしてます、春は過ぎたのに恋の匂いがぷんぷんします。どんな匂い?非リア充の方々なら大体わかるでしょう、だって羨ましがっているでしょうから。そんな最近のこの学園の様子を見る事にしていきましょうか、初期とは随分変わっちゃいましたしね。散歩の先で出会うのは誰でしょうか……
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おやおや早速第一恋人発見、ブレイム・ゴードンくんとカティア・クルシュマンさんのドイツカップルです。私が知ってる中でも唯一の公式カップルでしょう。大体片思いか片方がヘタレか鈍感のパターンが多いですからね、ブレイムくんは知り合いなので話しかけてみるのです。
「ブレイムくんお疲れです、仕事ですか?」
「おや、翔子さん。先ほど振りです」
この人は代表戦後から随分と性格が変わりましたね、皆の事を名前で呼ぶようになりましたし。ただ少々人を食うような言動が多くなりましたけどね。
「少々揉め事がありましてね、今解決しました」
「……ブレイムのクラスメイトだよね?」
「あ、はい。お久しぶり振り、でいいんでしょうか?」
「……うん、お久しぶり振り……」
カティアさんとは代表戦の時に少し顔を合わせただけなんですがね。うぬぬ、羨ましいボディーをお持ちなようで。
「……貴女も充分だと思う……」
「うわ、なんというエスパー⁉」
心を読まれました、油断ならない人です。そういえばこの人の事はブレイムくんが結構話してくれますね、私が聞き出してるのですが。普段から静かな人ととかそんな事を、オタク趣味を嘆いてましたが何が悪いのでしょうか。
「それではお仕事頑張ってください」
「ええ、ありがとうございます」
「……またね……」
あまり長く邪魔してはいけませんね、別の甘い話の元へ向かいましょう。
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おや、また風紀委員のコンビを発見ですね。最近やたら距離が近いと噂のレイノルズ・マッケイくんと皆川 咲良さんのお二人です。なぜ知ってるか?週間の学園新聞に載ってましたから。さてさてお二人のご様子を伺いますか。話しかけないのか?私重度の人見知りですよ、改善されてきましたけど。知らない人にいきなり話しかけるのは無理です。
「だぁから!そんなに引っ付くなっての!」
「いいじゃん、役得って奴で」
「いや、すまんが歩きづらい」
「……我慢しようか」
「なんで俺が⁉」
「ええ〜い自身の幸せを噛みしめろー!」
「善意の押し付けでは⁉」
相変わらずの夫婦漫才ですね、レイノルズくんの苦労人仕様はそのままのようです。以前と変わったのは咲良さんのアピールですかね、前より明るくなった気がします。というかレイノルズくんヘタレですね、周りから舌打ちが大量に聞こえます。さっさとくっ付け!そんな感想を抱きます。そろそろ次に参りましょう、あの二人終始あんな感じですし。
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おや、風紀委員の次は生徒会ですか。青柳 香織さんと……生徒会長の八重 一成さんですね。香織さんとは仲良くさせてもらってますが会長とは初対面です、それでも行ってみましょう。
「お、お二人共こ、こんにちは」
どうも治りませんねこれだけは。
「翔子ちゃん久しぶり振り〜」
「おや、これはご丁寧にどうも」
丁寧なのはそちらではないでしょうかね?新聞ではよく一緒にいるところが写ってますけどこのお二人はどうなんでしょう?
「生徒会のお仕事ですか?香織さん」
「そんな頻繁に活動はないわよ〜」
「特にする事もないので若者をからかいに行こうかと」
「いや、会長さんもまだ若いですよね」
……なんだか会長さんはブレイムくんに似てる気がします、というか突っ込んでしまいました会長さんとは初対面なのに。
「健達をいじってこようと思ってね〜」
京花ちゃんご愁傷様、ここは触らぬ神に祟りなしです。
「そうでしたか、それではまた〜」
「またね〜」
「ご縁がありましたらまた」
最後まで丁寧な人ですね会長さん、あの二人も結構怪しいのですがね〜。私の勘がそう告げています。深追いは禁物なので次に行ってみますかね〜。
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アリーナに向かっていたら前から神条 礼奈ちゃんとイワン・ロバノフくんが歩いて来ました、練習後なのでしょうかね?前にイワンくんから模擬戦を頼まれた時はろくに会話が成り立ちませんでしたが礼奈が一緒ならだいじょぶでしょう、では行きます!
「イワンくん、礼奈ちゃんどうも〜」
「あれ、翔子どうしたの?一人で」
「おや、先日はどうも」
礼奈ちゃんの一言は地味に傷つきます、この学園のペア率が高いだけです私がおかしいわけではないのです。
「一人ですいませんね……なにかネタがあるかと思って」
「ネタって……あんた新聞記者かなにか?」
「いいですねそれ、放送部に入りましょうか」
「……この学園部活が出来るのか?本来」
そんなくだらない事を話します、二人のやり取りを見ているとイワンくんの距離が近くなった気がしますね。なにかあったのでしょうか?礼奈ちゃんに耳打ちしてみます。
「……イワンくんとなにかありました?」
「は?なんでそんな事……」
「だって前よりも距離近いですよ?お二人」
「な……⁉べ、別になにもないわよ!」
「……どうした礼奈?大声だして、顔が真っ赤だぞ?」
「あ、いや、その……大した事じゃないから」
「ふむ、ならばいいのだが」
これくらいでうろたえてしまうとは可愛いですね〜、イワンくんの鈍感さは未だ継続中ですか。なにやらこちらに視線が……あの方々は1-Dの人でしょうか、恨めしそうな視線でイワンくんを睨んでます。これは近々なにかありますかね?ToLOVEる……もといトラブる前に退散です。
「ではお二人共頑張ってくださいね〜」
「あ、うん。待たね」
「またお相手頼みたいね」
そういう発言に礼奈ちゃんは怒りそうですね、彼は気をつけるべきです。
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おやおや、アリーナに来てみたら風紀委員の特訓やってますね。いつもの部屋ではやってないようです、どちらも三年の方ですか。えーと確か委員長の高梨 徹さんと礼奈ちゃんのお兄さん神条 錬磨さんですね。観客席から観戦しますか、人が多いですねやっぱり珍しいのでしょう。
「いくぜ徹!」
「隙がでかいよ、錬磨!」
錬磨さんのマグナムが徹さんを捉えますが盾に防がれました、そして空いた右手で……マシンピストルですかね?三点バースト射撃をしています。徹さんの別名は人間武器倉庫らしいです。
「だったらこいつで!」
「ちっ……だが甘い!」
「な⁈避けやがった⁉」
「チェックだ!」
錬磨さんがショットガンを構えまて打つまでの間に徹さんが射程外の空中に移動、その後でハンドガンを叩き込みました。……いや撃ち過ぎです10発くらい撃ち込んでますよね?
「かぁ〜、おめえ強すぎるぜ」
あ、生きてる。
「相手の能力も把握する事だな、……ほら」
「ああ、悪いな」
徹さんが錬磨さんに手を差し伸べて彼を立たせます、男の友情もいいものです。……誰ですか?今年の夏コミはこれだ!とか言った人、おや今度はBLが嫌いな腐女子はいないですか。なかなかカオスになってきたので逃げます、純粋に怖い。
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いや〜別にオタク趣味が悪いのではないんですがね、あそこまでいくとさすがに怖い。おや?前で話をしているのは福原 尚輝さんとミリアム・ブランさんですね。また新聞情報か、ですか?尚輝さんが中学の時に部活関係で知り合いでしてね、それからこの学園を受験する時にご相談などをさせてもらいました。ついでにその時にミリアムさんとも会ったことがあるので二人共知り合いなのです。
「お二方久しぶりです〜」
「ん、翔子か。いつ振りだっけか?」
「先月くらいかな?久しぶり、翔子ちゃん」
先月くらい前にもたまたま会いましたねそういえば、それでは恒例の近頃の様子を聞くことにしますか。
「尚輝さん最近どうですか?」
「どうって……なにが?」
私は小声で彼に話しかけます。
「ミリアムさんにアピールできてますか?」
「……お、お、お前がなにを言っているかわからにゃいな」
「尚輝なに言われたか知らないけど噛みすぎ」
どんだけ狼狽えてるのですか、私みたいな事になってますよ?しかし私の見たては正しかったですね、まあその想いは通じてはいませんが。
「じゃあ頑張ってくださいね〜尚輝さん」
「やかましいわ!」
「翔子ちゃん待ったね〜」
どうやら怒らせましたか、おお怖い怖い。あの二人普通に仲がよろしいのですがね〜。
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尚輝さんから逃げた先には学園で最も有名な夫婦、青柳 健人くんと井上 京花ちゃんのお二人のご登場!運がいいですね私、では早速取材!……放送部本気で考えてみましょうかね。
「お二人さんどうも」
「おお、片山か」
「翔子じゃないの、どうかした?」
入学式から最も変わった人達はやはりこの二人でしょうね。私の見たてが正しければ両思いなのですが、さっさと告っちまえとも思います。
「なんか変わりましたね〜お二人」
「そうか?まあいろいろあったしな」
「まだ三ヶ月なのよね……」
短かい期間にいろいろ起こりすぎですね、確かに。先日はなんか侵入者がいたという話ですし、明日明後日あたりまたなんかありそうですよ。
「さっきから思うんですが、この学園ペア率高いですよね〜」
「まあ、一人よりか二人だろ」
「互いに競い合いながら成長ですか?どこかの少年漫画とかにありそうですね」
「そんなことないんじゃないかな……」
「まあいいです、また会いましょう。おしどり夫婦さん」
「なあ⁉お、お前!」
「ちょ、ちょっと翔子!それどういう事よ!」
前なら普通に否定してたはずですよね〜やっぱり人は変わるもんです。……でも相手がいるのはやっぱり羨ましいかな。私にもペアが欲しいですね〜。
「……君、片山 翔子さんだよね?」
「ふぁい⁉……ああ、片山 翔子は私ですが」
いきなり黒髪天パの男の人に話しかけられました、この人見た事ありますね。
「いや、突然申し訳ない!あ、私田所 正明という者ですこちら名刺」
「あ、どうもご丁寧に……」
思い出しました、代表戦で実況やってたただ一人の放送部員です。……あれ?今までのってフラグ?
「その手帳……いろいろ書き込んでますよね?どんな事を?」
「一日に起こった事をとりあえず……日記みたいなものです」
何ででしょうね、初対面なのに普通に話せます。
「……そして君は新聞を10分以内に取りに来る」
「……ストーカーさんですか?」
「10分までは近くで待機しててね、手帳のことは今日取材に行く先々で君が居たからだ」
「それはすごい偶然ですね〜」
「そして君は成績も優秀なはず!」
「ええ、クラス1位くらいの成績なら」
そこまで言うとこの人は私の手をとって言います。
「これ以上の逸材はいない!放送部に入ってくれ!」
私はこの時思いました、フラグって自然に立っているんだなー、とね。
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まあそんな訳で私はこの記事を書いています。あの手帳を見せたところ部長に大絶賛だったのでほとんどそのままです。私放送部の中でもでも新聞担当になったみたいです、……放送部の意味は?
これで私もペア成立ですかね、ちなみに部活に入るまたは設立するためには学年10位以内の成績を取らなければならないそうです、あの人もすごいんですね。
「翔子くーん、原稿出来上がったかい?」
「はーい、今持って行きますねー」
ま、今が楽しいからいいか。これでこの記事は終わりとさせてもらいます。
2199年 6月14日 片山 翔子
翔子さんの一人称書きやすいな。そして放送部ネタがまた出るとは思わなかった。
田「なんと私再登場」
誰が一番予想していなかったか、私です。
田「能力などはこちらに」
田所 正明
ユニット:投剣
能力:爆風操作能力
田「どんな能力かは今後説明ですね」
また次回(・ω・)ノ