前日の忘年会(男子会)のせいで胃がすさまじく重い作者です。
・・・どうせ私は非リアですよちくせう(´;ω;`)
さて、この小説ですが全てとはいきませんが作者の艦隊をできるだけ再現しています。
現在作者の艦隊に轟沈艦はいません。というわけで轟沈表現は無いです。
仮に沈めたりしたら、作者の豆腐メンタルが罪悪感で崩れていきます。
皆さんも大破進軍する際にはダメコンを積むなどの対策をしましょう。嫁艦を沈ませたらおそらくメンタルにクるものがあるでしょうし・・・
では、投稿します!
以前の一件後、比叡、叢雲、祥鳳、白雪、響、神通の六隻で南西諸島沖の警備を完了させた。
それについての報告書を海軍本営に送り、空は執務室の椅子にもたれかかる。
(明日は久しぶりに時間が取れそうだな・・・ここんところずっと執務室に缶詰だったからなぁ、久しぶりに鍛錬するか。鈍ってないか心配だしな。)
そんなことを考えながら空は寝室に戻り就寝した。
~~~翌日 05:00~~~
ちょうど夜明けの時間帯、鎮守府前の砂浜に空はいた。
その手に相棒ともいえる朱槍を握り、突き、払いなどの動作を最初はゆっくり、そして段々と早くしていく。
気づけばそのスピードは見る人が見れば神速と言われるような速度になっていた。
「・・・ふぅ。やっぱり鈍ったか・・・?」
本人はやや不満そうに槍をおろす。
「あ・・・提督。おはようございます。」
神通がややおどおどしながらも挨拶してきた。
「おお、神通か。早いな。いつもこの時間に起きてるのか?」
「は、はい。・・・て、提督。」
「ん?」
引っ込み思案な彼女の表情が変わり、
「一つ、手合わせ願えませんか?」
砂浜で互いに距離を取り、空は木の槍、神通は木刀を構える。
「やる分にはいいんだが・・・急にどうした?」
「・・・あなたを試させてもらいます。」
「ほう・・・いいぜ、来な!」
お互い一瞬で距離を詰め木と木がぶつかり合う。
一般的には槍と刀なら懐に潜り込めるか否かが勝敗に大きく関係する。
しかし、空にそれは当てはまらない。
「おらおらどしたぁ!」
「くうっ・・・!?」
空は刀の間合いで神通と互角以上にわたりあっている。
単純な膂力では艦娘である神通のほうが上だが、スピードでは空のほうが上である。さらに空は刀の攻撃を槍で受け流すことによって隙を作り畳みかけることで互角以上の戦いを演じている。
しかし、空は幸運の女神ととことん縁がない。例えば・・・
「あっ」ドテッ
「・・・・・・」
こんな感じで砂に足を取られてこけたりする。
「はぁ・・・降参だ。これじゃあどうにもなんねえ。・・・やっぱり鈍ってたか。」
普段なら砂にはまることなんてないのだが執務の忙しさから最近は鍛錬ができてなかったことが災いした。運がなかったと言えばそれまでだがそれを言えば空にはもとより悪運しかない。
「・・・十分です、ありがとうございました。」
そういって神通は砂浜を去った。
「・・・鍛えなおすかね。」
空も砂を払って鍛錬を再開した。
~~~視点変更 Side神通~~~
あの槍・・・速かった。
あのままだったら十中八九押し切られていたでしょう・・・
それでも、模擬戦の中で、私には彼が前の提督とは明らかに違う人物だとはっきり感じとることができました。
あんなにも純粋な目をした人間が前の提督みたいなことをするとはどうしても思えません・・・
でも、あのままだと負けていたと自分でも考えてしまっているのは悔しい。だから、もっと鍛錬をしよう。そして今度はあんな不運に邪魔されずに勝てるように・・・。
「神通?じーんつーう?」
「は、はい!?なんですか!?」
「いや、なんかぼーっとしてたからさ。」
「す、すいません。ちょっと考え事を・・・」
「そ、悩みとかあったらお姉さんに相談しなさいよ?」
「は、はい。」
・・・この鎮守府も明るくなってきました。
~~~視点変更 Side空~~~
鍛錬を終え、朝食を済ませ執務を始める。今日は出撃が一段落したので書類はだいぶ少ない。
「司令官、お茶をお持ちしました!」
今日の秘書官である吹雪がお茶を持ってくる。彼女も引き取り当初と比べると、だいぶ明るくなり、提督への嫌悪感もかなり薄れている。
「おぉ、ありがとな。今日は午前中に二人の艦娘が戻ってくる。案内は任せたぞ。」
「はい、因みに誰が戻ってくるんですか?」
「暁型一番艦「暁」と同じく四番艦「電」だな。本来は響に任せたほうがいいんだが今は遠征でいないしな。なら、特型のよしみってことで吹雪に頼むことにした。」
「わかりました!任せてください!」
~~~数時間経過 11:00~~~
「司令官、失礼します!!」
吹雪が暁と電を連れて執務室に入ってきた。
「暁よ。一人前のレディーとして扱ってよね!」
「電です。どうか、よろしくお願いいたします。」
「おう、新しい提督の風林 空だ。よろしく頼む。そして、今までのことをあやまらせてくれ。すまなかった。」
「・・・そうね、雷にもちゃんと言いなさい。そうすれば考えてあげる。」
「・・・響お姉ちゃんから話はきいてるのです。雷お姉ちゃんのことについて思うことはあるけど・・・憲兵さん・・・司令官さんのことを電は信じているのです。」
「・・・ありがとう。雷のことも約束しよう。案内は吹雪に頼んでいる。響は今遠征に行っていてな・・・すまん。」
少し不満そうな顔をされたが、吹雪と一緒に二人は執務室を出て行った。
~~~昼食後 13:00~~~
昼食の冷やし中華をいただき書類を済ませる。
残り少ない書類はものの数十分ですべてが終わった。
「ふぅ~、終わったぜ。さて何をしようかn・・・?」
何をしようか考えようとした矢先に聞こえる怪音。
「・・・なんだ?ここまで聞こえるって結構大音量だぞ・・・」
いぶかしむ空。すると、川内が息を切らしながら入ってきた。
「提督!!那珂を止めて!」
「・・・はぁ?」
~~~食堂~~~
「おいおい、ちょっと待て・・・!?こいつは・・・!」
そこは地獄絵図だった。
地に倒れ伏す艦娘たち、響く怪音、割れる食器。
「~♪~♪~~~♪」
「ぐうぅぅ!?なんだこりゃ、体が・・・軋む・・・!?」
(おおいなんだこの騒音は!----、妙な楽隊でも採用したのか!?)
(・・・なんだ?記憶にないことが・・・)
「那珂!ストップだ!」
声が聞こえたのか那珂は歌う(?)事をやめる。
「えぇ~せっかくいいところだったのに~」
「お前のそれは歌じゃねえ!ただの騒音だ!周りを見てみろ!」
那珂は周辺の地獄絵図を見て、
「那珂ちゃんの歌は気絶するほど良かったんだね、聞きほれさせるだけじゃなくて意識を奪うほどだなんて那珂ちゃんすご~い!」
(・・・・・・(#^ω^))
流石にカチンときた空。ルーンを刻み投げる。
ルーンは氷に変化して那珂の頭に落ちる。
「いったぁ!?何するのさ~!!」
「状況が何もわかってないな・・・気絶してるのはお前の歌が下手すぎるからだ!見ろ!食器が割れるレベルだぞ!?まともな歌って言えるか普通!?」
「えぇ~、でも那珂ちゃんは艦隊のアイドルだからぁ、歌はうまいんだよぉ?」
「ほう・・・この惨状を見てまだ言うか。那珂、お前は歌唱禁止な。さすがにこれは看過できねえ。アイドル=歌がうまいっていう理論は成り立たねえんだよ。裏山とかで練習してから出直してこい。」
「えぇ~!?なんで!?那珂ちゃんはセンターだかr「川内、自室に強制連行。」ちょっと川内ちゃん!?は~な~し~て~っ!!」
反省の色が見えないので川内に強制連行させる。
(次に会ったときは覚悟することねーーー----)
(・・・なんかまた浮かんできたぞ。)
記憶にないはずのことを思い出しながら彼は気絶している艦娘たちの介抱に当たった。
~~~夕食 18:00~~~
「はぁ・・・疲れた。」
「司令!お夕食をお持ちしました!」
「おお、比叡か・・・ん?おい、これ調理したの誰だ?」
あの地獄絵図は当然間宮さんにも襲い掛かっており、まだ間宮さんは体調不良のため静養している。あの歌の威力恐るべし。
「あの・・・その・・・」
「まさか・・・」
「はいっ、私ですっ!!」
「だからお前は調理禁止っつっただろうが!?俺たちがあの時どうなったのか知ってるだろうが!!」
「だからこっそり調理本読んだり練習したんd・・・あっ・・・」
「ほう?禁止事項を破っていたのか。明日トイレ掃除な。」
「・・・すいません」
「・・・練習したんだろ?なら食うさ。」
そういって空はカレーを見る。見た目は前回と違っていたって普通である。
「いただきます。」
そしてカレーを一口。
「・・・っ!!」
「ど、どうですか!?」
「・・・・・・やっぱお前、調理禁止な・・・」
空はそれだけ言い残して意識を失った。
・・・彼が起きたのは次の日の昼だった。
「俺の不幸体質、忘れてたぜ・・・」
いかがだったでしょうか?
さて、ついに私の艦隊にもケッコンカッコカリの書類が来ました。
それと、クリスマスということで年内には何か番外編を入れようと思います。
番外編は現在の作者の艦隊メンバーを出します。おそらく全員分は書けませんが(-_-;)
では、次回(番外編)予告行きます。
クリスマス・・・そんな日に岩川鎮守府にはある重要アイテムが届く。
それはいったん置き、サンタに扮した空がプレゼントを配りに行く。
しかし、悪運A+の空が何事もなく済むわけもない。果たして空はどうなってしまうのか!?
「俺が、いや、俺たちが、サンタムだ!!」
「一緒にしないでください!!」
次回(番外編)
「不幸な提督のメリークリスマス!」
では、次回の投稿でお会いしましょう!