傭兵異世界転生記   作:旧人名無し

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どうも、旧人名無しです。

今回も、説明回となります(苦笑
ですがもうそろそろ動くと思います!

それでは、どうぞ ノシノシ


第十六発 改造

 

・・・辺りは既に明るくなっていて、窓からは暁の光が漏れていた。

 そう、今は朝。

彼等は黙々と魔法を使い、技術を使い、そして完成させた。

 

「「出来た」」

 

同時に声を上げる二人、そして相手の発した声に二人ともが驚いていた。

 

 微妙な空気が流れる中、先に声を出したのは出雲だった。

銃を見た瞬間、微妙だった空気を感じさせない明るい表情で近づいてきた。

 

「お前も出来たのか、どんな改造したんだい?」

 

出雲に尋ねられると天月は置いていた重量感のある拳銃を持ち、

 

「とりあえず、これだ。持ってみりゃわかるんじゃないか?」

 

 出雲に手渡す、それを出雲は受け取る。

それを持つと出雲は少し驚いた顔をして、興味深そうにそれを見た。

 

「!、軽いな、これは―――魔法陣?」

 

「お、知ってるのか」

 

「ああ、魔法で効果を印字すると、(印字だから漢字とかでも全く問題ないんだよな。)

魔力を流す事によってその効果が使う事が出来る。所謂『魔道具』ってのになるんだろう?

私の武器にも印字してある。で、この子はどんな改造を?」

 

「流石だな、まぁそれを知ってなかったら改造なんて言いださなかったか、

 さて、俺のソーたんだが、一応

 『軽量』『軽減』『硬化』『ライト』とかの普通の奴と

 マガジンに『弾丸作成』これで魔力が供給される限り連続で

『威力向上』の維持含めた火力の向上。

 あと『麻痺』『毒』『眠』の状態異常。(選択可能)

ま、こんなところかな』

 因みにソーたんとは天月自身の銃の愛称である。

 

 一通り聞いた出雲は頷きつつ。

 

「なるほど、状態異常含めて使いやすさを重視した感じだな。」

 

と素直に言った、天月も頷いて

 

「ああ、俺の火力要員はマテちゃんだからな。ソーたんには他の事を任せた、最早暗器になってる気がするけども」

 

苦笑いを浮かべつつ天月は語る。

少し話していたら――ふと気になって出雲の銃に目を向けると、天月は目を奪われた。

黄金色になっている前より一回り大きくなっているデザートイーグルがあった。

 

 その視線に気付いたのか、出雲はデザートイーグルを手に取る、

そして天月は金色になっていたデザートイーグルを凝視する。

 

「これまたえげつないな、主に見た目が」

 

その言葉に出雲は愉しげな笑みを浮かべ、デザートイーグルを眺めて答える。

 

「だろう、ずっと金色のデザートイーグル使ってみたかったんだ。」

 

それに、と出雲は言葉をつづける。

 

「凝ったのは見た目だけじゃないぜ、本体に魔力を循環させて魔鉱石化しているんだよ、これ」

 

魔鉱石とは魔糸、魔水等の魔力物質と言われるものだ

 そもそもの魔力物質とは、魔力が中に循環している物質である、

この世界にある魔鉄、それもこの魔力物質だ。

 ・・・実はこの世界で魔力物質を人工的に作ることは至難の業なのだが。

あれだけ本を読んでいたにも関わらず当の二人は全く知らなかった。

 

「だから魔力を流しやすいんだ。魔法陣はお前が言ってる――」

 

天月は手を前に出して、出雲を制す。

 

「待ってくれ、試したい魔法があるんだ」

 

すると徐にデザートイーグルに手を触れると、

 

「なるほど、俺が使った『軽量』『軽減』『効果』『ライト』か、『消音』は無いんだな

 マガジンも『弾丸生成』、銃身も『威力向上』に、ん?これは、マズルに『銃剣』?」

 

出雲は少し、驚いた顔をしつつも、すぐに事の答えを探り始める。

 

「銃剣については遣ればわかるから気にするな」

 

「そ、そうか」

 

「で、それは何だ、『鑑定』か?」

 

その探求心や、あながち間違いではない観察眼に天月は素直に称賛する

だが、全てを見抜けなかったことにニンマリして答え合わせを始める。

 

「惜しい、『鑑定』とは少し違う、『走査(スキャン)』というやつだ」

 

「どこが違うんだ?」

 

「まずは異世界転生によくある『鑑定』から説明しようか――」

 

 

『鑑定』・・・異世界転生によくあるチートスキル。内容も結構そのまんまだ。

 いわゆるステータスの表示、

 そいえばこのステータスの表示だが自身の知識によって能力値の項目が変わる――ってのは適切じゃないか、"変わる"と言うより"調整できる"の方が正しいな。

 じゃ例を挙げてみよう。

まず、ギルドカード、これのステータス項目は『攻撃力』『防御力』『素早さ』『知力』『魔力』だ。

 例えばこの全部の能力値に加えて『精神力』『物理攻撃力』『HP』『魔力量』のような感じで追加したり敢えて『攻撃力』だけを表示することだけみたいな事も出来るんだ。

 

 そして今から本題。

『走査』≪スキャン≫についでだ。

こいつはどちらかと言えば俺たちの世界の方が馴染みが深い。

大本は鑑定と変わりはしないが、所謂"状態"を調べることが出来る。

 人間に使うと現状の状態。まぁ満腹度とか、肉体疲労度とか部位ダメージ、はたまた体脂肪率とかわかる。

んで武器に使えば材質や構造、消耗度や現物を知っていれば相違点、何処をカスタムをしたかわかる。

 

出雲は成程、と納得したようにつぶやき簡単にまとめる

 

「まぁ簡単に言えば鑑定が"カタログスペック"で走査(スキャン)は"分析"って感じかな?」

 

天月はその言葉にストンッと納得したらしく「なるほど」と声を漏らす、少し気になって

こっちを向いていた出雲の顔をチラッと見ると…

 

「ドヤァ」

 

「やべえ、すげえ殴りたい」

 

天月は笑顔で拳を握っていた。

そんなくだらないやり取りをしていると――

 

コンコン

 

扉が二回叩かれた、その後。

 

「朝ですよ、朝御飯用意しましたので早めに来てくださいね」

 

イリスはそう言うと、扉を少し開けて出雲が

 

「おはよう、すぐ行くよ」

 

と伝えるとイリスは

 

「分かりました、それじゃあ先に行ってるますよ」

 

イリスは一瞥して、廊下を歩いていく。

 出雲は扉を閉めて振り替えると、

天月は既に準備を終えたようだ、出雲はふといつも持っているアンチマテリアルライフルを天月が背負っていない事に気付く。

 

「あれ?マテちゃんどうした」

 

 最近になってなのだが

出雲も天月の愛銃のアンチマテリアルライフルを愛称で呼んでいた。

 それはさておき、天月は徐に手を上から下へ落とす。

すると時空が切れるような隙間が出来上がり、手を突っ込むと彼の愛銃が姿を現した。

 

「便利だろう?アイテムボックスってやつだ。魔力を消費し続けるとかではなく単純に魔力量と関係するらしい。発動のイメージは袋を切って開ける感じ、どちらかと言うとナイフで腹を掻っ捌く感じの方が俺としてはしっくりしたな、

そうそう、スキルとして覚えるとアイテムボックスって言うだけで良いらしい」

 

成程、と出雲はつぶやいて手を上げて、下ろした

するとアイテムボックスの入り口が開く

 

「お、出来た。んじゃ、入れるか。」

 

カスタム済みの自動小銃をアイテムボックスにぶち込む、デザートイーグルも大きくしてしまったのでホルスターに収まらずアイテムボックスに収納した。

 天月に呆れられつつも収納を完了させていく。

準備が整い、出雲はボックスの入り口を見つめて。

 

「ホルスターも作らないとな、と言うか・・・これってどうやって閉じるの?」

 

「・・・はぁ、チャックを占めるように、またはキャンセルとか閉じろとか言ったり念じたりすれば消えるぞ」

 

「あい、んじゃ閉じろ」

 

すると入り口は消え入るように閉じていった。

 

「なるほど、これは便利だな

 

出雲が感心していると、天月が

 

「おい、もう行こうイリスさんが待ってるぞ、多分」

 

「おっと、そうだな。行くか」




此処まで読んでいただき有難う御座います。

今回は魔法陣についてでした。

そいえば天月さんのハンドガンは
socom mk23と言う、知っている人は知っている
性能積み過ぎていらない子になった、迷銃と言われる子です。

それでは、また、いつか ノシノシ
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